第2回MDM白熱教室
一般社団法人日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)の会員が集うコミュニティ「MDM白熱教室」の2回目を、2023年4月20日に開催。Master Data Management (MDM)に関して豊富な経験をもつ國本修司さん(アビームコンサルティング)が教授となって、現場の課題や悩みを、実務者と熱く語り合います。月に1回程度の会合で対面のみです。メンバーが遠慮なく語れるよう、事業や業務にかかわる記録は残しません。かわりに、毎回の気づきや学びを、ここに残してゆくことにします。参加メンバーのメモです。
議事メモ(Y.Kさん)
(1)第1回の振返り+α
本MDM白熱教室では、製品マスタ、特に「製品コード+基本情報」に集中して検討・議論する。
製品マスタは、じっくり見ると会社の歴史や文化が詰まっており、製品の品質やお客様に対する姿勢なども見えてくる!製品分類は、タクソノミー理論(生物学での分類)と同じように考えると良い。
生物学での分類では、その他が存在せず、すべての生物が必ずどれかの分類に当てはまるようになっている。
これは、誰が見ても物理的に判断できる基準で分類をしているから。
→製品も同じように分類できれば、どの国の誰がつけても同じ分類ができ、グローバルでの集計などが可能になる。経営・ビジネス目線からDX化の目的を考えることが重要。
中期経営計画→ビジネス施策→事業×業務プロセス×地域まで順に整理していくと対象となるシステムや必要なコードが見えてくる。
5年くらいかけて実現することを想定し、具体的な計画に落し込んでいく。
(2)議論いろいろ
なぜ、製品マスタが社内で分断されてしまうのか
(様々存在してしまうのか) 部門が異なるから。また、共通ルール化できていないから。
基幹システムに統合したとしても、ルールが揃っていないと、好きに入れられてしまう。荷姿製品、売り方(目的、組合せなど)が異なるケースについて
- 蔵入り(納入時)と蔵出し(販売時)の荷姿(販売単位)が異なっているケースがある(マーケティングの観点では、蔵出しまで把握する必要がある)
- 同じソフトでも、様々な売り方があり、それぞれ部署や価格などが異なっており、売上等の集計に苦労している。
→タクソノミー理論に立ち返ると、商流別は見ない。また、価格情報はマスタではなく、価格はトランザクションである。
- キッチンのように、複数のパーツを組合せて販売しているようなケースの場合、組合せが無数に発生する。
→製品カテゴリ(どの業界やお客様が使っているか)をまず決める。
物理的な観点(材質、長さ、表面処理など)で整理をする。製品コードを一本化しようとしても、合わないものもある。この場合は、無理に合せる必要はない。別物と捉える。
体積や重量は、工場と売上等で扱いたい単位が異なるケースがある。
→このようなケースでは、業務の目的別に重量を定義すると良い(ただし、マスタとは別扱い)製品名称が業務プロセスによって異なるケースも同様に考えることができる。
製品コードに紐づく基本情報を考える時には、方針(考え方)を先に決めておくと良い。
例)素データであること、源泉であること など製品コードと基本情報は決めたら、絶対に変更できないようにする必要がある。また、基本情報は10個など最小限にすることが大切。
⇒普遍的(物理的)なものをマスタとし、それ以外の情報との切り分けをしっかり決めることが大切!
JDMC
國本修司さんのコラム