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独学でWEBデザインのスキルを習得する3つのポイント

「WEB関係のお仕事に馴染みがないけど、WEBデザイナーに興味がある」
という人もいますよね。

WEB関係やIT分野に詳しくないと
「WEBデザインのスキルって何を勉強すればいいの?」
「独学でスキルは身につくの?」などの疑問も多いことでしょう。

結論、独学でWEBデザインのスキルを身につけることは可能です。
ただし、誤った手順で勉強してしまったり、モチベーションが続かなかったりすると、途中で勉強を投げ出してしまうかもしれません。

この記事では、未経験の方でも独学でWEBデザイナーになれるように、勉強のポイントや方法を詳しく解説していきます。

独学でWEBデザインを効率的に勉強するための3つのポイント

独学でWEBデザインのスキルを習得できますが、非効率な方法で勉強をしたところでモチベーションが続きません。

途中で挫折しないように、勉強のポイントを3つ紹介していきます。

目標を決めよう

「このレベルのスキルまで身につける」という目標を設定しましょう。

WEBデザインの世界は、いいデザイン・悪いデザインの違いはあるものの、絶対的な答えはありません。そのため、突き詰めようと思えば勉強に終わりがないのです。

ゴールがない状態でダラダラと勉強したところで、モチベーションを保つことが難しいため、目標設定は有効な手段になります。

WEBデザイナーとして一通りのスキルを身につけたい人にとっては、オリジナルのWEBサイト制作を目標にすることがおすすめです。

正しい手順で勉強しよう

正しい手順で勉強することで効率的にスキルを身につけることができます。

まず、信憑性のある情報で勉強するなどの情報の取捨選択は大切です。インターネット上に掲載されている情報には、解説がわかりにくかったり、情報が古かったりと質が悪い情報も多いです。誤った情報で勉強をすると、無駄な時間がかかってしまいます。

また、インプットとアウトプットのバランスも重要です。本で知識を蓄えるだけではなく、実践を経験することでどんどん成長することができるでしょう。

勉強時間を確保しよう

WEBデザインの勉強には約300時間の勉強時間が必要です。
たとえば半年でスキルを習得することを目指すならば、毎日1時間40分の勉強時間をつくらなければなりません。

「いつも残業で帰りが遅い」「休日も予定がパンパンに詰まっている」という方は、まず時間の使い方を工夫する必要がありますね。

また、あまりに長い期間でだらだらと勉強していると、なかなか覚えられないものです。勉強期間は、長くても1年以内に収めたほうが集中できるでしょう。

WEBデザイナーに求められる2つのスキル

WEBデザイナーに、デザインとコーディングのスキルが求められます。

それぞれのスキルの内容を、具体的に解説していきましょう。

デザイン

デザインのスキルは、配色やレイアウトといった、いいデザインを作るためのノウハウを理解する必要があります。そして、PhotoshopやIllustratorというデザインツールを使って、デザインを表現していくのです。

WEBデザイナーは、WEBサイト全体のレイアウトから、WEBサイトのなかで使用する細かな画像まで加工・作成するため、デザインツールを使いこなすことは必須でしょう。

コーディング

コーディングのスキルは、デザインしたWEBサイトを公開するために必要なものです。具体的には、HTMLCSSという2つの言語を勉強していきます。

HTMLは文章や見出し、段落などを定義して、骨格をつくっていくための言語です。たとえば「<h1>見出し</h1>」のように、見出しタグ<h1>で囲った文章は見出しとして認識されます。

CSSは文字の色や大きさなどのレイアウトを決めるための言語です。たとえば「h1{font-size:20px;}」と記載すれば、見出し<h1>のフォントサイズを20pxに指定できます。

独学でデザインのスキルを習得する方法

デザインの基本を押さえることで、ユーザーの目を引くデザインをつくることができるでしょう。

そのうえでPhotoshopやIllustratorの使い方に慣れて、経験を積むことでスキルが身につきます。それでは具体的に、独学でデザインスキルを習得する方法を解説しましょう。

基礎知識を勉強する

本を読むことで、デザインの基礎知識を勉強することができます。独学の方におすすめの参考書籍を、3冊紹介します。

①ノンデザイナーズ・デザインブック

この本ではWEBデザインに限らず、デザイン全般の基本を学ぶことができます。素人はデザインのルールがわからず、突拍子もない表現をしがちです。

しかし、デザインの4原則である「接近」「整列」「反復」「コントラスト」などを理解できれば、素人の枠を飛び抜けたデザインができるでしょう。

②見るだけでデザインセンスが身につく本

この本は、8つの基本セオリーがビジュアルだけでパッとわかるようになっています。

フルカラーでイラストが多いので、読むというより眺めるだけでデザインセンスが身につきます。

デザインの基礎をしっかり固めておきたい方、まずはデザインを好きになりたい、本格的に学び始めるか考えてみたいという方にもおすすめの一冊です。

③llustrator 10年使える逆引き手帖・Photoshop 10年使える逆引き手帖

この本では、デザインの目的から逆引きして、Photoshop・llustratorの操作方法を調べることができます。

WEBデザイナーになるためには、Photoshop、llustratorといったデザインツールを使いこなす必要がありますが、Adobe社のWEBサイトに掲載されているチュートリアルを見ることで、基本操作をある程度理解することができるのです。

その後、実際に使い始めると
「写真を明るくするにはどうすればいいの?」
「画像を切り取りたい場合、どの機能を使ったらいいの?」
というように戸惑いが出てきますが、逆引き手帳があればすぐに解決できるでしょう。

実践で経験を積む

実務の案件にチャレンジすることで、スキルが磨かれていきます。

「仕事を受注して、期待どおりのデザインができないとトラブルになるのでは?」という不安な気持ちもわかります。

不安があるなら、クラウドソーシングのコンペ案件に応募することがおすすめです。

クラウドソーシングとは、仕事を発注したい人と仕事を受注したい人をマッチングするサービスのことで、有名どころでは「クラウドワークス」「ランサーズ」といったプラットフォームがあります。

たとえば、2020年3月25日時点のクラウドワークスでは、デザインのお仕事が662件、WEBデザインの仕事が33件も募集されているのです。

またコンペ方式とは、デザイナーがデザインを提案して、クライアントが複数のデザインのなかから選考する方式になります。そのため、クライアントの意向に添えず選定されなくても、トラブルになることはありません。

WEBデザインの提案は超大作になりがちですので、最初は名刺のデザインやバナー作成からチャレンジしてみることもいいでしょう。

独学でコーディングのスキルを習得する方法

コーディングも、基礎知識を理解してコーディングを実践することにより、独学でスキルを習得することができます。

具体的な勉強手順を解説していきましょう。

基礎知識を勉強する

コーディングは、HTMLCSSという2つの言語を理解することが大切です。本や学習オンラインサービスで基礎を学習できるため、それぞれを紹介していきます。

①すらすらわかるHTML&CSSのきほん(本)

この本は、HTMLとCSSの言語を丁寧に解説していますので、未経験者が勉強するのには最適な一冊です。

89個に分割された実習により、着実にステップアップができますし、本を読み終わるころにはWEBサイトがひとつ完成してしまいます。

②学習オンラインサービス

学習オンラインサービスは、パソコン一つあれば、無料でHTMLとCSSを学べることがメリットです。

代表的なサービスとして「Progate」と「ドットインストール」の2つがあります。それぞれの特徴を紹介しますので、自分にあったサービスを活用していきましょう。

Progate
学習方法:スライド
プログラミング環境:ProgateのWEBサイト内
こんな人におすすめ:ゲーム感覚で楽しみながら学習したい人

ドットインストール
学習方法動画
プログラミング環境:環境構築も含めて勉強
こんな人におすすめ:ゲーム感覚で楽しみながら学習したい人より実践に近い環境で学習したい人

Udemyで知識を深める

Udemyは有料の動画学習サービスになりますが、ハイクオリティな教材が多くあります。

なかでも「未経験からプロのWEBデザイナーになる! 400レッスン以上の完全マスターコース」は、実績のあるプログラムのため、おすすめなコースです。

課題でサイト制作に取り組みますので、より実践的なスキルを身につけることができるでしょう。

他のWEBサイトを模写する

基本的なノウハウを理解したあとは、いいデザインのWEBサイトを見つけて、コーディングを模写することでスキルが磨かれます。

模写してみると
「このデザインはどのコードを使うんだろう?」
「画像を横に並べるにはどうすればいいんだろう?」
と理解していなかった分野に気づけるでしょう。

それを試行錯誤しているうちに、自分で解決する力が身につきます。また、コードが分からない場合はソースコードの確認ができますので、いろいろな発見があるものです。

3つ程度のWEBサイトの模写ができれば、現場で活躍できる腕前になれるでしょう。

オリジナルサイトを制作する

最後にオリジナルのWEBサイトを制作できれば、一通りの勉強が完了です。オリジナルサイトを制作する目的は2つあります。

1つ目の目的は、WEBデザインのノウハウを成長させるためです。サイトの目的やターゲットを考えて、デザインからコーディングまで仕上げる。

この一貫した行程をやり遂げることですべての能力が底上げされます。オリジナルサイトの制作が完了すれば「WEBデザインができる」と言い切っていいでしょう。

2つ目の目的は、ポートフォリオ(実績)になるためです。WEBデザイナーとして転職活動をする際には、WEBデザインのスキルがあることを証明しなければなりません。ポートフォリオを提示して、目的やコンセプトを的確に伝えることができれば、転職活動を有利に進めることができるのでしょう。

独学のほかにもスキルを習得する方法

独学の勉強は最小限のお金でスキルを習得できることがメリットです。しかし、わからないことを自己解決しなければならないなど、かえって時間を費やしてしまうかもしれません。

参考までに、独学のほかにもスキルを習得する方法を紹介します。

スキルが無いと就職は難しい?

「未経験でWEBデザイナーに転職して、そこでスキルを磨けばいいのでは?」と考える方もいますが、スキルが無い状態でWEBデザイナーに就職することは難しいです。

「未経験でも可」と書いてあるWEBデザイナーの求人もありますが、ほとんどが「現場経験は未経験だけれども、スキルがある人」を求めています。

そのため、転職よりもスキルを身につけることが先決でしょう。

最短でスキルを身につけるにはスクールに通うこともオススメ

効率的にスキルを習得するには、WEBデザインのスクールに通うことも有効です。

独学では分からないことを悩んでいても解決できませんが、スクールでは疑問点を聞くことで無駄な時間を省くことができます。また、どこのスクールもカリキュラムを工夫しているので、不必要な勉強を避けて、重要な分野を集中して勉強できるのです。

「早い期間でスキルを習得したい」「勉強の質を高めたい」という人は、スクールに通うことを検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

独学でWEBデザインのスキルを習得するには、勉強量が多いため相当な覚悟が必要ですね。

デザインとコーディングの両方を勉強することは大変ですが、正しい手順で学習することができれば、独学でもスキルを習得できます。

未経験から独学でWEBデザイナーに転職ができれば、「自分の力で成長できた」という自信にも繋がるでしょう。

また、モチベーションを保てるか不安な人や効率的に学習したい人は、スクールで学ぶこともオススメです。


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