地方選挙は自分の住む場所をつくる一歩。自分のためにも行動してみた。
昨年の夏からJCPサポーターとして実際に活動を始めて、何度か街宣のスタッフをしているけれど毎回始まる前は緊張する。なんか主張してるおかしな奴らだと思われないか、なんか変なことを言われるんじゃないか、そもそもなんで私はここにいるんだろう場違いじゃないのかという不安。でも機材を乗せた車が到着して荷物が下ろされてあっという間にステージが出来ていくのを見ているとそんな気持ちはどこかへ行ってし まう。街宣のベテラン達がいてくれるんだもの大丈夫大丈夫。
「JCPサポーター統一地方選挙スタート街宣with田村智子副委員長」と 銘打った今回の街宣、地方議員として近藤なつこ新宿区議も登壇。配布するミニリーフレットもサポーターの意見で作った純粋オリジナル。パネル もパッと見てわかりやすいのを作りたいよねと話し合って、データも分担して作成し前日にパネル貼りをした。議員からも「使いたい!」という声があがって作った甲斐があったというもの。
街宣中はリーフレット配りだけでなく「税金を何に使ってほしいか」というシールアンケートと用紙に伝えたいことを書いてもらう「対話」を行う。私はこれがとても苦手。でも党員と二人組で行うので難しいことは党員さんが答えてくれる。というか私はただ紙とペンを持って後ろでふよふよしてるだけ。うわー役に立たないな私、と落ち込むけれど党員さんの受け答えはとても勉強になる。
答えてくれた人たちの中に高校生と新大学生がいて、教育費などお金の心配をしているのが印象的だった。私はお金がなくて進学しなかった口だけど就職すればお金稼げるしと割と楽観的だったな。だけど今の人たちは借金してでも大学に行かないとまともな就職先がない。何も無いところからのスタートじゃなくてマイナスからのスタートで失敗できないという閉塞感の中で暮らしているのではないか。子供にお金の心配をさせちゃダメ!と子供の時にお金の心配をしていた私はとても思う。他にも「自分は子供を持つ気はないけれど」と前置きして『子育て支 援』を選んだ若い人。「政治のことを周りの人とはあまり話せない。頑張ってSNSでリツィートするくらい」という人も。「議員に渡すので言いたいことを書いてください」と紙を渡すと皆さんちょっと考えてから迷いなく一気に書く。皆なんともない顔をしているけれど、不満や不安を持っているんだな。10枚以上書いてもらったメッセージを田村さんに渡してスピーチの中で話してもらう。私たちの声は届くということを知ってほしい。そして実現させるために議会に私たちの声を聞く議員が必要だということも。
街宣が終わってまたあっという間にステージが片付けられて報告をしあって撤収。毎回、全然話せなかったなーと反省する。政治の話をする相手がいないという人に「サポーター楽しい」って言えばよかった。そうだ、私は今まで街宣で党のことを伝えなくちゃいけないと思っていたけれど、サポーターとして話せばいいじゃないか。そう考えたらちょっと気楽になった。
いよいよ統一地方選挙が始まる。私の住む市も市議会選挙があり、日本共産党の候補の選挙ボランティアをするつもりだ。私は単身者なので地元と全然接点がなくて知り合いもいない中でのボランティアは少し不安もあるけれど、できるところから少しずつやろうと思う。感謝祭の企画も今回の街宣も地方議会のことを知るいい機会になった。思えば今まで自分の住んでいる市のことに無関心だったな。地方選挙は自分の住む場所をつくる一歩なのだと思う。JCPサポーターとして、自分のために、行動する。
がんばるぞー!
執筆者:IG
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