2019年6月6日藤巻博史大和町議一般質問
今日は議会傍聴へ行ってきました。
藤巻町議は9時56分開会で1番目の質問でした。
【放射性廃棄物の埋設は安全か】
2000ベクレル/kg以下の放射性廃棄物は農地、林地に還元された。埋設しても放射線の放出は続いている。
1).私有地、町有地いずれであっても引き続き管理、監視が必要である。土壌検査の実施主体、方法、結果は。
2).農産物の栽培試験方法も必要である。結果は。
3).民地は実質被害、風評被害が生じる。対策は考えているのか。
町長:2000ベクレル/kg以下にかんしましては農林地に、400ベクレル/kgのものにかんしましては堆肥にする。400ベクレル/kg以上あるものにかんしては堆肥に混ぜて400ベクレル/kg以下にすることとする。
セシウムの低い牧草は搾乳をしない牛の餌と、子牛の敷きわらにする。
もし被害が遭った場合はどうするか、東京電力ホールディングス(株)東北補償相談センターに賠償を求める。
収穫物については放射能検査をしている。
1盤層は放射能が低く、2~3盤層は高い(⇐の部分数値を出したが町長が早口で聞き取れず)
藤巻:収穫物もそうだが、土壌について聞きたかったのですが。
町長:土壌はやっていない。あくまでも収穫物や牧草が中心
藤巻:土壌に放射濃度があるはず、土も水もやるべきだ。
土壌については国や県ではやらないとおっしゃっているととらえました。牧草については町独自の放射能検査なのか。
町長:県と町が一緒にやっています。
藤巻:土壌の放射能があるのではないか。国や県がやらないからというのではなく、町としてやるべきではないか。
町長:色々な考えがあるのはわかります。
基本的に自然の状況で土壌に放射能が出ることはあるし、ケースによって色々なパタンがある。
藤巻:東電の影響じゃないから検査しないと私はとらえました。
セシウム濃度の低い牧草は、搾乳しない牛の餌ということということは肉牛も指すのか。子牛の敷きわらならわかるが。
町長:搾乳しない牛とは、搾乳しない時期に(セシウム濃度の低い)牧草を餌に使っている。
藤巻:農地の1盤層が放射濃度が濃くて、2~3盤層が(濃度)薄いと思っていたが1盤層が出なくて、2~3盤層からセシウムが出ている。
牛にやる餌と人が食べる物にかんしての管理体制はどうなっているのか。
町長:牧草が対象なので、牧草地から畑になることは全く無いとは言えないが、その時は作物のセシウム調査はする。
藤巻:山林が農地に変わることもあるので、追跡調査を今後もやって欲しい。
放射性物質の管理は私有地は個人ですが、私有地であっても責任は町がずっとやるのか。
町長:土地は所有者が管理だが放射能が出た場合は町や国が責任を負う。
藤巻:最後に風評被害の相談は大和町では全くないのか。
町長:今のところないです。
藤巻:以上(終)