自衛隊ヘリ・米軍機の騒音問題
沖縄で起こっていることは、宮城県でも起こっている事実を、県民の危機意識として薄れている気がします。
これを仕方ないと言ったら県民の失礼になりますので言葉を慎みます。
宮城県民でも危機意識を持ったかたがたは少なからずいらっしゃいます。
支部内では藤巻博史大和町議を中心に、情報提供や意見交換を常に行っています。
ですが大衡村(おおひら)の自衛隊ヘリ・米軍機(オスプレイ・F35ステルス・軍用ヘリ)の飛行は、日増しに多くなっています。
そのため沖縄国際大学前泊博盛先生とも連携し、情報を時々送っています。
今日は宮城県での、自衛隊機・米軍機の騒音のガイドラインは無いにしても、一定の情報によって飛行ルートを変えることは可能なことが少しわかってきました。だからといって解決策でもなんでもありません。
宮城県は「震災復興課」が総合的窓口と考えていましたが、詳しく聞くと担当窓口は状況によって、かなり変わってくるそうです。
今回電話したのもヘリが、現在1日平均30機以上王城寺原演習場だったり、米軍三沢基地(または自衛隊三沢駐屯地)に向かうことも、支部内で多くなってきたので騒音調査を県独自でできないのか。と要望をしました。
しかし県では個人宅での飛行機などの調査は、各市町村から依頼があった場合しか認められず、大和町だったら大和町の担当課、大衡村だったら大衡村の担当課から県に通知を出さないといけないそうで、いったりかったりはできないそうなのです。
沖縄県のような住宅地でTVなどが映らない電波障害は無いにしろ、ヘリや戦闘機の騒音が日増しにすごくなっています。
大衡村役場の担当課の話では、村は自衛隊機に限って言えば、事前飛行情報(ある程度の飛行ルートや通過時刻など)を知っているようです。
しかし村民がなぜ情報をわからないのか、情報提供しないのかは担当課でも「そこが私たちも知りたい部分」と言っていました。知っていても隠ぺいしている部分が国、県ぐるみであるような気がします。
近隣には学校も住宅地もあったりと、沖縄県米軍普天間基地と全く変わらない状況下に大衡村は陥っています。
そのためどうすれば自衛隊ヘリの飛行を少なくさせられるのか、東北防衛局にも確認してみました。
厳格なガイドラインは無いそうで、やはり住民のメモ(日時・機体・機数)を1日ごとに記録し、そして1か月ごとに東北防衛局に送らないと、基本的な情報把握が防衛局側でも把握できないそうで、実際青森県三沢基地周辺の住民グループは、1か月ごとに記録したものを、東北防衛局に提出しているそうです。
しかし、9月最終週に東北放送ラジオで前泊先生がおっしゃった、情報公開できないのか。を東北防衛局担当者聞いてみました。
米軍としての立場を考えれば、情報公開は複雑な気持ちになるでしょう…と。
最初どういう意味か全くわかりませんでした。
担当者が話すには、飛行ルートを明らかにすると他国へ軍事情報漏れる可能性が非常に高いし、自衛隊も航空自衛隊松島航空祭では、展示機種(特にエンジン部分は)最新のプロテクトを施し展示するくらい、軍事機密なんです。
しかしですよ、日本全国で米軍機や自衛隊機を目撃する以上、軍事機密もなにもあったもんじゃないのだろうか。カメラで撮影しようならハッキリ言いまして、軍事情報を自ら漏らしているとしか思えません。
東北防衛局が言っていることと、実際自衛隊や米軍がやっていることは、矛盾しているのです。
私が言いたいのは軍事機密を守るなら、飛行なんかするな。と言いたいのです。
飛行すればするほど、こっちは飛行情報を載せますし、被害を受けているのは防衛省ではく。住宅地の真上を旋回したり、低空飛行などされて憤る住民が被害者なのです。
国は軍事機密を守りたければ、飛行を止めるべきだし飛行ルートも変えるべきです。
王城寺原演習場やトヨタ自動車東日本本社を、目印にすることはしないでいただきたい。
住民としては大迷惑です。
米政府・日本政府・防衛省・安倍自公政権へ厳重に抗議します。
そして宮城県民は宮城の空に危機意識を持って欲しいです。