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【#海外MBA】中国清華大学MBA留学体験記・前編

皆さんこんにちは!中国留学MBAセンターです!
今回は中国を代表するトップ校・清華大学に留学、そしてMBAを取得された
「佐野 史明(さの ふみあき)」さんに特別インタビューをさせていただきました✨

入学方法はもちろん、留学の経緯や、現地での体験談など
沢山の”タメになる”お話を伺うことができました。

■佐野史明さんプロフィール
・1984年生まれ、武蔵中学・武蔵高校を卒業
・2008年、東京大学農学部を卒業
・大手商社勤務を経た後、中国に移住。友人の起業した北京国能環科環保科技公司に創業メンバーとして参画。
・現在は日中両国企業間のコンサルタントとして活躍。


−なぜ中国でMBAを取得することを決めたのですか?

私のMBA留学は、一般的なモデルとは少し異なるんです。かなり特殊なケースだったと思います(笑)。
清華大学の事務局からLinkedInを通じて連絡を受け、そこで応募の勧誘をされました。MBAではやはり国際的な多様性が重視されるので、当時の受験で足りない多様性の部分に自分が当てはまったのかもしれません。追加枠のような形で応募の勧誘を受けました。GMATなどの受験のための準備は一切していなかったのですが、その辺りが考慮された追加枠向けの特別受験を受け、結果オファーを受けた1ヶ月後には入学許可証が降りていたと思います。
でも、実はその年には入学しなかったんです(笑)。


−えっ!入学辞退に理由はあったんですか?

実際には入学辞退はしておらず、その入学許可証の有効期限が2年間だったので、1年目は行かなかったといったところでしょうか。きちんとその許可証を使い2年目に入学しました。
1年目に入学を決めなかった理由としては、学費が高かったからですかね。実は当時、既に新卒で入社した会社は辞めており、活動の拠点を中国・北京に移していました。2011年に高校時代からの中国人の友人が北京で会社を起したため、その会社のスタートアップメンバーとして中国に移住したのです。清華大学からオファーを受けたのは2014年のことだったので、その間約3年間中国で生活を送っていました。
2014年、清華大学からのオファーについて例の友人に相談してみたところ「学費が免除になるなら行けば」と言われ、大学側に「学費が免除になるなら入学したい」と交渉してみました。ですが答えは「流石に全額免除は厳しい、半額なら」とのことだったので、1年目は入学しないという決断をしました。日本にはあまり「学費交渉をする」などといった発想はないかもしれませんね。


−その後、なぜ翌年に入学を決めたのでしょうか?

ズバリ、奨学金をもらえたからですね。香港の財団がアジアの学生向けに奨学金を出しており、その募集に応募・受験したところ合格したので奨学金をいただきました。学費も一部免除され、さらに奨学金で生活費などもまかなえたので、とても助かりました。


−ちなみに、中国を意識したのには何か理由があったのでしょうか?

高校時代の第二外国語が中国語でした。母校が北京の高校と提携を結んでいたため、在学中に留学ができました。また留学生が来ることもありましたね。その当時出会ったのが、北京で起業をした友人です。
その時の留学で中国の環境問題に興味を持ち、その後大学でも中国の農村について研究を進めました。大学では中国系のサークルにも所属してましたね。でもなぜか中国語にはチカラを入れなかった。もちろん中国語ができなかったので、中国関係の仕事に就くことはできず、商社に入ることにしました。ですがやはり中国に関わりたいという気持ちは入社後も変わりませんでした。

2002年、北京市・交換留学先の様子



前半はここまで!後半ではMBA在学中・卒業後について深掘りしちゃいます✨
それでは次回の投稿をお楽しみに!


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