刑事政策文献情報 2023年6月
▼罪と罰60-2
・巻頭言:受刑者の障害特性に応じた処遇の実践―拘禁刑を見据えて……花村博文
・〈拘禁刑の導入に向けて〉拘禁刑の創設と犯罪者処遇の新たな展開……小西暁和/刑法等の一部を改正する法律による刑法改正の概要について……野末宜義/拘禁刑下における刑事施設の矯正処遇等について……佐伯温/更生保護法及び更生保護事業法の一部改正について……田中健太郎
・再犯防止に向けた地域での試み:大学生と出所者との「居場所と出番」づくり……平野美紀
・縦割りを排し関係機関が連携しての取組が必要な児童虐待対策……後藤啓二
・司法と福祉の架け橋……伊豆丸剛史
・塀の見える美容院―岐阜県にある女子刑務所笠松刑務所から……及川一典
・米国犯罪学会2022に参加して―薬物事犯者に関する研究の発表……石原淳一
▼矯正講座42
・矯正史料のアーカイブス……中島学
・「矯正史料」の収集・保存に向けた営みと課題……兒玉圭司
・「矯正・保護課程」等への邂逅……池田正興
・御用学者と非政府学者―君は無政府研究者か? ……石塚伸一
・矯正回想……今津武治
・「矯正~犯罪心理学」あれやこれや……櫛田透
・「私の矯正概論」について―矯正概論を担当して感じたこと、考えたことなど……島田佳雄
・少年矯正の現状と課題……古橋徹也
・保護観察処遇の現状と課題―保護観察の現場から見えるもの……鈴木庄市
・2022年度「矯正・保護課程」共同研究・施設参観報告―全体報告,松山刑務所大井造船作業場,松山刑務所,松山少年鑑別所・松山学園……井上善幸ほか
▼矯正医学71-1
・症例報告:非代償性肝硬変患者に対するC型肝炎の抗ウイルス療法の限界……梶原正徳ほか
▼更生保護74-3
・第73回“社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~の推進に当たって……齋藤健
・生きづらさに寄り添う「地域のチカラ」―第73回"社会を明るくする運動"……法務省保護局更生保護振興課
・「#生きづらさを生きていく。」を発信するツール―第73回"社会を明るくする運動"……法務省保護局更生保護振興課
・第72回“社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~の実施結果について……法務省保護局更生保護振興課
・更生保護関係の令和4年度補正予算(第2号)及び令和5年度予算案の概要について……法務省保護局総務課
▼児童自立とWITHの心(旧・非行問題)229
・巻頭言:児童自立とWITHの心~児童自立支援施設の実践~発刊にあたって……前田浩
・児童自立支援施設の役割と機能―施設の高機能化に向けた実践……遠藤洋二
・〈児童自立支援施設の高機能化、多機能化について〉①児童自立支援施設の高機能化・小規模化について―千秋学園の実践をとおして……長尾真ほか/②児童自立支援施設の多機能・高機能化に向けた視点と方法―家族支援機能・データベース・少年鑑別所との連携に焦点をあてて……大原天青,反中亜弓/③夫婦制におけるチーム養育支援について考える―夫婦制と交替制の枠を超えて……真崎英二/④淡海学園の多機能化に向けた取り組み―実科生指導へのチャレンジ……佐伯香菜/⑤児童自立支援施設における経験知蓄積による機能発展について―島根県立わかたけ学園で試行錯誤を繰り返しながら継承され蓄積されてきたことをふまえて……永島正治/⑥児童自立支援施設における出口問題―高機能化・多機能化は高校中退者へ届くのか……三代陽介
・高知県の非行問題への対応―高知家の子ども見守りプラン……森克仁
・児童自立支援施設におけるファミリーソーシャルワークの展望―配置義務化から十年が経過した家庭支援専門相談員の現状と課題……岩田智和
・よりよく生きるための児童支援を目指して―性問題研究委員会の今後の活動に向けて……三代陽介ほか
・トラウマを抱える職員が、子どもを支援するということ……大城由峰
▼ジュリスト1582
・書評:井田良著 『死刑制度と刑罰理論―死刑はなぜ問題なのか』……松原芳博
▼龍谷法学55-4
・自由刑の起源とその伝播と継受―アムステルダム初期懲治場と更生(よみがえり)の思想……石塚伸一
・地方裁判所死刑判決数(1952年-2021年) の地理的偏在性に関する研究序説……荻野太司
・問題解決型裁判所が解決すべき「問題」とは何か……丸山泰弘
・無期刑受刑者に対する特別な処遇は正当化できるか―ドイツにおける「懸隔の要請」の議論を手がかりとして……大谷彬矩
・「矯正」の再検証―改善更生の持つ意味……中島学
▼法学新報(中央大学)6・7
・特定少年に対する保護処分と責任能力……菊池則明
・「PFI手法による刑事施設の運営事業の在り方」について……只木誠
・自由刑改革における受刑者の行方……山梨光貴
▼法政研究(九州大学)89-4
・欧州刑事施設規則(2020年改訂版) ( 1 )……九州刑事政策研究会 (訳)
・資料:少年刑事司法法典の諸規定を解説する通達(四)……フランス刑事立法研究会 (訳)
▼立命館法学2022-5・6(上)
・死刑は合憲か―最高裁大法廷判例を改めて憲法13条(生命権)から考える……生田勝義
・新型コロナウイルスが「乙類乙管」になった後の受刑者の救済措置について……孫文
▼國學院法學60-4
・無期刑受刑者の仮釈放問題―殺人犯は、刑務所内で死ぬべきなのか……横山實
▼熊本法学157
・「加害者家族」に依存する刑事法の再検討に向けた序論的考察……岡田行雄