刑事政策文献情報　2024年9月

▼矯正研究（矯正研究室）7

・更生保護の制度的発展をたどる―日本型プロベーションとパロール……今福章二

・拘禁刑の導入と今後の矯正処遇の在り方……小西暁和

・犯罪からの離脱に刑務作業等が及ぼす影響に関する研究―主体的な犯罪離脱への働きかけ……菅野哲也

・北海道開発名誉作業班の実績とその歴史的意義―地域社会との関わりを中心に……小島富美子

・少年鑑別所における観護教官の支援技術―観護教官に対するインタビュー調査から……仲野由佳理

・元少年鑑別所長等インタビュー記録―少年矯正のオーラル・ヒストリー：観護教官としての職人＝馬場秀一／自分を知り、自分を開くこと＝今村洋子／少年の心に種をまく＝𠮷村雅世……木村敦

・少年院の成り立ちと今後―「少年院のあゆみ」補遺……木村敦

▼更生保護75-7

・保護司の処遇活動での困りごとについて……勝田聡

・〈広がりつながるネットワーク〉ネットワークで広がる活動―社会福祉協議会の取組から……社会福祉法人全国社会福祉協議会地域福祉部／福岡の見守り保護司事業の立ち上げと、支援団体と連携したネットワークの展開……調子康弘，嶺香一郎／全国初 尼崎市・神戸保護観察所・尼崎市保護司会の３者による「再犯防止の推進に関する連携協定」を締結……畠山直樹，高橋健二／拠点事業始めました！……多田野清／更生保護女性会でのボランティアとしてのネットワーク―子育て支援活動……真野節子／学習支援活動を通じたBBS会と児童福祉施設とのつながり……東京墨田区BBS会／「フードバンクふじのくに」と保護観察所とのつながり……近藤大介

・〈魅力ある保護司会〉“社会を明るくする運動”甲州地区推進委員会の更生保護活動……荻原浩洋，金子美咲／被害者心情等伝達制度を前に考えるべきこと“社会を明るくする運動”ミニ集会３夜シリーズ「犯罪被害者と更生保護」の開催……川見善孝

▼研修913

・〈矯正と保護の現場から〉保護観察所による性犯罪の再犯防止……大倉雄平

▼研修914

・国連アジア極東犯罪防止研修所 第３回再犯防止・被害者保護研修に参加して……小山ちひろ

▼世界の刑事司法2

・若年成人犯罪者の社会復帰……ガーナー・クランシー（オーストラリア）

・シンガポールの若年犯罪者に対する効果的な社会復帰・社会再統合支援の実践……テイ・ヤン・リー・アンジェリン（シンガポール）

・物質使用障害のある犯罪者の治療と更生の支援におけるエジプト検察の役割……アフメド・マフムード・アブデルバリー・ハモウダ（エジプト）

▼刑法雑誌63-2

・受刑者を親にもつ子どもについて考える……矢野恵美

・刑罰の特殊性について―理論状況の解明の試み……ルイス・グレコ，井田良〈訳〉

・刑罰と「コミュニケーション」―ドイツにおける刑罰論の展開を中心に……中村悠人

・刑罰における「感情」と「害悪」―アングロアメリカ法の思考方法を基礎として……松澤伸

・自由のための自由刑―共和主義の刑罰論……瀧川裕英

・「現実」と「常識」に根ざした刑罰論の方向性―行為計画と心理学的過程への焦点化……清野憲一

▼ジュリスト1600

・〈海外法律情報〉スウェーデンの刑事政策は大転換するのか……矢野恵美

▼自由と正義75-7

・第74回“社会を明るくする運動”に寄せて―「変わっていく時間」に寄り添いながら……法務省保護局

▼法学セミナー69-8

・〈新しい刑事政策　第５回〉少年法は何をめざしているのか―試験観察を通じて考える……大貝葵

・「変わっていく時間」に寄り添いながら―第74回“社会を明るくする運動”に寄せて……法務省保護局

▼季刊 刑事弁護119

・再審請求に向けた精神科医同行接見への拘置所の制限を違法とした国賠訴訟……金子昌稔

・被害者本人からみた刑事手続と修復的司法（RJ)への期待……中田雅久／コメント：日本の刑事司法制度とRestorative Justice……森久智江

▼司法精神医学19-1

〈第19回日本司法精神医学会大会〉

・強制性と主体性―医療観察法医療の経験から……平林直次

・司法精神医療における認知行動療法の重要性と実践……堀越勝

・〈シンポジウムⅠ　対象者主体の多職種チーム会議・ケア会議を探る〉対象者不在の多職種チーム医療が持つ問題点と解決方法……髙橋未央／治療同盟の構築が困難な対象者への多職種アプローチ……津田哲也／対象者主体のケア会議のあり方―対象者の希望と対話を重視したケア会議……野村祥平／医療観察法における対象者中心の多職種チーム支援を目指して：スキル、姿勢、そして当事者視点の探究―シンポジストの発表を受けての指定発言……野村照幸

▼臨床心理学24-4

・〈愛と親密性―臨床地図を描く〉子どもへの無償の愛という幻想―「嬰児殺」研究……高橋哲

・殺人遺族のサポート・グループにおける主観的体験とその機能の検討……佐々木健太

▼臨床心理学〈増刊〉16

・自己治療としてのアディクション……池野麻子

▼南山法学47-3･4

・触法精神障害者と保安処分論……丸山雅夫

▼大阪公立大学法学雑誌71-1

・入出牢其外口書（壱）―明治初年若松県の刑事関係史料（その四）……安竹貴彦

▼早稲田大学社会安全政策研究所紀要15

・少年法の現状と課題―令和3年改正を中心に……廣瀬健二

・刑事政策領域の多機関連携についての一考察……小長井賀與