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蕁麻疹と過ごした数年間は大変だったけど無駄ではなかった話(1)

合同会社JC1の小林柚香里です。今回は、私の自己免疫疾患、特に蕁麻疹との長い付き合いについての体験談です。

子供の頃からアレルギー体質

私は物心ついた頃から慢性鼻炎でした。小学校に上がる頃にはサバによる蕁麻疹が出て、中学生になると試験の前にストレス性湿疹、高校生の頃は金属アレルギーと、何かと自己免疫が不安定な子供でした。

アメリカの大学に留学していた頃は、比較的落ち着いていたように思います。でも一度、蕁麻疹が出て、病院でもらった薬を飲んで起きたら、翌日の夕方だったことがあります。日本とは用量が違ったんでしょうね。

夏休みに日本に一時帰国した時に、一日中涙とくしゃみが止まらず、あまりにも辛いので、予定を繰り上げてアメリカに逃げ帰ったこともありました。まだ花粉症が一般的ではなかった頃です。

毎日コンビニ弁当、毎日外食、毎日お酒

卒業後、帰国してから就職するまでの間、コンビニエンス・ストアでアルバイトしていた時期がありました。仲良くなったお弁当屋さんのおじさんが、コンビニ弁当を毎日必ず2個くれたので、今なら躊躇する添加物満載のおかずを2人前、毎日お昼に食べていました。

夜は、飲酒年齢に達した娘とデートできるのが嬉しい父親と一緒に、毎日のようにフレンチやイタリアン・レストランで食べて飲んでました。

そんな生活をしていたら、3ヶ月ほどで10数キロ体重が増えました。今なら「そりゃ太るでしょ」と思うけれど、当時は「なんで急にスカートがキツくなったのかなあ」なんて思っていましたね。

アトピー性皮膚炎、発症

すっかりふくよかになった私は会社に入社し、平日は毎日外食、金曜日は朝方まで夜遊び、という生活を続けていました。すると、最初は腕や首の周りにしかなかったアトピー性皮膚炎が全身に広がり、週に2度は病院で処置を受けなければいけない状態になりました。

腕は包帯でぐるぐる巻きになっていて、洋服や靴で擦れるので全身あちこち血まみれで、なんせ一日中痒かったのを覚えています。お酒の量が減ってからは一時的によくなる時もありましたが、花粉症や金属アレルギーは残っていたので、自分はアレルギー体質なんだと思っていました。

20代の女子にありがちな痩せたい願望から、極端な「食べないダイエット」をして、頬がこけるほど体重を落として、一時的に生理が止まったこともありました。

今から考えるとその頃は、身体的にも精神的にもかなり不健康な日々を過ごしていたのですが、2-3年経つと不思議とアトピーは自然に消えていきました。

でも、そこで話は終わらないのです。

(次回へ続く)