高校生卒業の俺へ
前回の【高校1年生の俺へ】からの続編
この高校生活は俺にとって
何ものにも変え難い経験を
積ませてもらった3年間だった。
中学の担任には高校3年間は
務まらないと迄言われたけど
何とかしてやったぜ!
ただ1番しんどかったのは
3年生の6月〜2月までだった。
実は3年生の6月に母の仕事での
収入が激減して俺が高校に行かせる
余裕が無いと言われた時だった。
ウチの家系は母と俺と祖母の
母子家庭の一人っ子だった
ある日の夜に母から
「高校を続けられないかも知れなくなる」
と言われ、母から
「ごめん」
と謝られた。
その時、俺の中では仕方がない。
と言う気持ちと、理由はどうであれ
中学生の担任が言った通り
高校中退になるのか!
と言う葛藤が有った。
そこで俺も何か出来ることはないか?
と探したり、仲間に相談したりして
出した答えが、俺が夜アルバイトをして
学費と生活費の足しになる方法を選んだ。
これも仲間からの提案で
仲間の1人の居酒屋の裏方で
夜7時〜明け方3時迄の
アルバイトをやらせて貰える
事になり何とか凌いだ。
ただ年末に学校の先生にバイトの事が
見つかり校則違反で辞めさせられるかと
思っていたがその先生が俺の事情を知り
目を瞑ってくれたから何とか卒業まで
いけた。
本当最後の9ヶ月は毎日が寝不足で
学校でほ殆ど寝ていました。
でもその9ヶ月で学んだ事は
今でも生かされている様に思います。
とにかく卒業と言う「目標」を
達成させるには手段は選ばない。
いや選べない!
何が何でもやり遂げる。
その意識の方が強かったからこそ
出来た事だと思います。
高校卒業生の俺に
今の俺から一言
先ずは覚悟を持って
自分がどうしたいかを
明確にして発言すれば
協力者が現れると言う事
だから関わった人は
感謝をする事。
人は人によって生かされる。
だから関わった人に感謝を
常日頃から行う事。