初心者向けの麻雀ルールまとめ!
麻雀やろーって言っても「ルール知らないんだよねぇ」って言われることが最近多いような気がしてます。
そこで今回は初心者のためのルールまとめを作ろうと思います。
こういうのを教わろうとすると大抵一気に詰め込まれたりよくわからない専門用語ばっか使われるようなことが多いと思いますが、今回は初心者でもわかるように用語を先に解説してからなるべく専門用語を使わないよう意識してまとめました。
少し文量が多くてなるべくわかりやすくしようとしたので物書き初心者の僕の文章力では読みづらいかもしれませんがご了承ください^^;
この記事は雀荘に行こうと思っている人にはおすすめしません。じゃんたまやMJなどオンラインで麻雀をする人向けの記事になっています。
一,大まかな用語説明
麻雀には特に専門用語が多いです。そのためある程度説明しておかないとかえってややこしい説明になるのでここでまとめておきます。
※前提として、麻雀は基本的に13枚+引いてきた1枚の計14枚の中で、3枚のグループを4つと2枚のグループを作りに行くものです。2枚のグループは刻子(こーつ)といい同じ牌が2枚必要で、3枚のグループには「北北北」のような同じ牌が3つかさなっている三つ子のようなものと、「123」や「456」のような三兄弟のようなものがあります。「912」などのように戻ってくることはありません。三つ子のことを特に刻子(こーつ)、四つ子(後で出てきます)のことを槓子(かんつ)といい、三兄弟のことを順子(しゅんつ)と言います。
そして自分で揃えるとこの前に暗がつき暗刻(あんこ)暗槓(あんかん)などとなり、人からもらうとこのまえに明がつき明刻(みんこ)明槓(みんかん)などとなります。4枚グループは3枚グループと同じで、3枚グループ3つと4枚グループ1つでも3枚グループ4つと数えます。
ちなみに先程2枚グループを刻子と言いましたが、別名をアタマともいいます。役ができたときの手牌の中にある一つだけの刻子が、他のとは違う形をしているためアタマと呼ばれるようになりました。
1,牌(はい)
麻雀では牌(はい)と呼ばれるものを取っては捨てを繰り返して上がりを狙います。
読み方は上の表のとおりです。
基本的に漢数字+牌の種類で書きます(例:イーワンの場合→一萬)。
また、数字が書かれている牌を数牌(すうはい)といい、そのなかでも1と9の牌は老頭牌(ろうとうはい)、2〜8の牌は中張牌(ちゅうちゃんぱい)といい、字牌(じはい)の中でも「東南西北」の4つを風牌(ふうはい)、「白發中」を三元牌(さんげんぱい)といいます。(風牌もさらに分けられますが、後で触れます。)
さらに、各プレイヤーが持ってる手札のことを手牌(てはい)、各プレイヤーが捨てた牌のことを捨て牌(すてはい)、捨てられているところを河(かわ)と言います。
2,自摸(つも)
麻雀では山から牌を取ってきて捨てるのですが、その山から牌を取ってくることを自摸(つも)と言います。
大体ツモる、ツモってくるのように使います。
3,ポン、カン、チー
麻雀ではツモってくるだけではなく、他人が捨てた牌をもらって3枚または4枚のグループを作ることもできます。
ポンは自分が2枚同じものを持っていて、ほかの誰かがそれと同じ牌を切った時にポンと宣言をすることでそれをもらうことができます。もらった後は自分の牌を一枚捨てます。
カンは自分が3枚同じものを持っていて、4枚目をツモってくるか、ほかの誰かがそれと同じ牌を捨てたときにカンと宣言をすることでそれをもらうことができます。ツモってきたときは暗カン(あんかん)、人のをもらったときは明カン(みんかん)といいます。カンしたあとは、嶺上牌(りんしゃんぱい)とよばれるカンしたときのみ引ける牌を引きます。つまりカンをすると上がったときの牌がカンした回数分多くなるということです。
チーは左隣の人からしかできず、自分が「1,3」や「4,5」と持っていた時、左隣の人が捨てた牌で3兄弟ができるとき、チーと宣言をすることで順子を作ることができます。
これらはすることを宣言して行うので全部をまとめて「鳴く」と言ったりもします。
しかし初心者の頃は絶対にしてはいけません。すると上がりやすくなるのですが、その代わり点数が低くなってしまい、さらに役がつかず上がれないなんてことになりかねません。暗槓はこの限りではないのですが、「3,4,5,5,5,5」となったときに5を暗槓してしまうと「3,4,5」が崩れてしまうのであまりやらないほうが得策です。
4,和了(ほーら)
麻雀は役を狙ってツモって捨ててを繰り返すのですが、無事役ができたときに上がることを和了(ほーら)と言います。
上がり方には2種類あり、自分で山からツモってくることをツモ上がり、他人が捨てた牌で上がることをロン上がりといいます。
また、和了一歩手前の状態を聴牌(てんぱい)といいます。ここで注意してほしいことが一つあります。それは聴牌した時、それまでに上がり牌を一枚でも捨てていた場合、振聴(ふりてん)となり、ロン上がりができなくなります。初心者が陥りやすいミスの中でも一番大きいミスなので注意しましょう。
5,翻、符(はん、ふ)
麻雀では役ができて上がれると周りの人から点数を奪うことができます。その点数の計算の仕方が少し独特です。
翻とは上がった役に応じてつくもので、後で詳しい内容については解説しますが、例えば立直(りーち)してから上がると1翻がつきます。この翻を積み重ねて高い点数を目指します。
符とは、手牌の形や待ちの形によって高くなります。例としては、「北北北」の3枚を自分でツモってくると8符、「北北北北」と4枚同じものをツモってくると16符など様々です。
しかしこれらは最初の頃は気にする必要はありません。慣れてきたらちょっとずつ勉強しましょう。
6,待ち
聴牌した時、後一枚で上がりとなりますが、麻雀ではその上がり牌の待ち方に名前がついています。
聴牌している状態のことを別名張る(はる)ともいい、待ち牌の種類の多さによって、一面張(いちめんちゃん)や三面張(さんめんちゃん)などがあり、MAXは手牌全部が待ち牌となる十三面張(じゅうさんめんちゃん)まであります。
Ⅰ,単騎待ち(たんきまち)
3枚のグループ4つがすでにできている状態でアタマののこり1枚を待っている状態のことです。すでに1枚は持っているので残りの3枚を待ちます。
Ⅱ,嵌張待ち(かんちゃんまち)
3枚のグループが3つとアタマが揃っている場面で、のこり一つの3枚グループを「4,6」のように1つ飛びで持っている状態で、その真ん中の牌を待つ待ち方です。まだ1枚も手牌の中にはない牌なので、残りの4枚を待ちます。
Ⅲ,辺張待ち(ぺんちゃんまち)
嵌張待ちのように、3枚グループ3つとアタマが揃っている場面で、残り一つの3枚グループが「1,2」または「8,9」となっている状態で、「1,2」の場合は3、「8,9」の場合は7を待つ待ち方です。これもまだ1枚も手牌の中にはない牌なので、残りの4枚を待ちます。
Ⅳ,シャンポン待ち(シャボ待ちともいう)
3枚グループが3つできていて、「2,2」や「9,9」などアタマになりうる刻子が2つある場面で、どちらかを3枚グループにしようとしている状態で、「2,2」なら2、「9,9」なら9のように二種類の刻子と同じ種類の牌を待つ待ち方です。これはすでに2枚ずつ持っているので、二枚を二種類、計4枚を待ちます。
Ⅴ,両面待ち(りゃんめんまち)
嵌張待ちや辺張待ちのように、3枚グループが3つとアタマが揃っている場面で、「4,5」のように2枚が階段になっている状態で、「3,4,5」となるように3を、「4,5,6」となるように6を待つ待ち方です。まだ3も6もどちらも持っていないので四枚を二種類、計8枚を待ちます。これが一番待ちとしてはきれいで、これを目指せれば最高です。
待ちの上がりやすさは、わかりづらさなども加味して、
辺張待ち=嵌張待ち<単騎待ち<シャンポン待ち<両面待ち
となります(と、なると僕は思っています)。
ただ、これも初心者の頃はあまり気にしなくても大丈夫です。今後役を説明するときに必要になるので一応書いておきます。
こうなるんだーが把握できれば十分です。
大まかにこれらがわかれば今回の話にもついていけると思います。わからなくなったら逐次確認するようにしてください。
二,初心者はこれを目指せ!
初心者がいきなり難しい役を作るのは難しいです。
そのためまずは初心者がやるべきこと、目指すことをまとめます。
これを完璧にこなせれば初心者脱出です。
1,立直(りーち)
リーチという単語は皆さんご存知でしょう。あと一つでビンゴになる状態や、3本先取の試合で2本先に取り後1本取れば勝ちという場面などで使いますね。
麻雀では聴牌した時、一回も鳴いておらず自分で全て揃えられている状態を門前(めんぜん)というのですが、その時にリーチと宣言して1000点払うと、それ以上手牌をイジることができなくなる代わりにリーチすることができます。リーチした状態で上がると、リーチという役がつき、さらに役がないから上がれないとなることを回避できます。
麻雀がうまくなってくると、相手にロン上がりされないようにあえてリーチしないという戦法を取ることができますが、初心者の頃はとりあえず聴牌したらリーチをすぐかけるように心がけてください。この戦法を聴牌即リーともいいます。
2,断么九(たんやお)
先程牌の種類の中で、中張牌(2〜8の牌)というものを紹介しましたが、それだけで上がるとタンヤオという役がつきます。
例:(ツモでもロンでも同じです)
これはとりあえず1と9と字牌を切っていれば自然とこんな感じになるので目指すのは比較的楽です。
3,平和(ぴんふ)
これはちょっと難しく、これが把握できて初心者脱出だと僕は思ってるくらいなのですが、目指すこと自体は楽です。
条件は、3枚グループを4つ全て順子(「3,4,5」のような三兄弟)かつ門前でそろえて、なおかつ両面待ちで待ち、さらにアタマに字牌をつかわない(例外あり。後で説明します)ことです。
これを把握して目指すのは大変ですが、一番上がりやすい両面待ちであること、またそろえやすい順子であることから初心者向けの役とされています。
(ツモでもロンでも同じです。)
そして、立直と、タンヤオと、平和の3つを合わせて「メンタンピン」といい、初心者が目指す役として麻雀のなかでは有名です(リーチをなぜメンとするかというと、リーチは正式には門前清(めんぜんちん)といい、それだと分かりづらいということからリーチと略されているからです)。
4,一盃口(いーぺーこー)
麻雀は基本的に3枚グループを4つとアタマを作るのですが、
このように同じ牌の種類種類でなおかつまったく同じ順子の並びのとき、
このように二枚×3とすることでこれを一つの役とすることができます。
門前であることが条件ですが、これが作れるとちょっとおしゃれですよね。
5,七対子(ちーといつ)
この記事の最初の方に、基本的に3枚グループを4つとアタマを作ると言いましたが、例外がいくつかあります。
これはその例外の一つですが、作るのが楽でなおかつできると点数が高くなりやすいので紹介します。
なんとこの役は3枚グループは作りません。(!)
(ツモでもロンでも同じです)
これは写真のように、すべてを刻子(二枚ペア)で揃える役です。
単騎待ちにはなりますが、これは麻雀のプロでも当たり牌を見破るのは難しく、リーチをしなければ待ち牌も自由に変えられるので上手い人とやるときにこれを作れるとドヤ顔ができます。
三,役満(やくまん)
こっからは初心者が無理に目指す役ではなく、最初の手牌が役満に近かったら目指そうかなくらいで見てもらえるといいのですが、野球で言う満塁ホームラン、サッカーで言うハットトリックのように上がることはすごいことで上がれるととても爽快感があります。
ここでは目指しやすい役満を2つ紹介します。
1,四暗刻(すーあんこ)
これは名前の通り3枚グループを4つすべて暗刻で揃える役です。
(次の例はツモでなければいけません)
普通はこのように3つが暗刻になっていて、のこりがシャンポン待ちになっていて、ツモ上がりをするとなります。
ですが、たまに豪運を持った人が、
(次の例はツモでもロンでも同じです)
このように4つ全部暗刻でそろえてしまい残りを単騎待ちで待っているということをしてきます。
これを一般に四暗刻単騎(すーあんこたんき)とも呼び、場所やルールにもよりますが、普段の役満の2倍の点数になったりもします。
2,国士無双(こくしむそう)
これは聞いたことあるよ!って人も多いのではないのでしょうか。
これは1と9と字牌をすべて一枚ずつとどれかもう一枚の計14枚を全部ツモってくることで上がれます。
(ツモでもロンでも同じです)
これも普通は残りを単騎待ちで待つのですが、たまに豪運を持った人が
(ツモでもロンでも同じです)
このように全て一枚ずつそろえて待っていることがあります。
この状態だとどれでも上がれるため、一般に国士無双十三面待ちとも言い、これもルールにもよりますが、普段の役満の2倍の点数になったりもします。
四,最後に
ここまでダラダラと書きましたが、麻雀は運と駆け引きの勝負で、「相手は何で待っているのかな」とか「この待ちで上がれるかな」とか「どの役を目指そうかな」とか、常に頭をフル回転させて考えることが醍醐味の一つです。
勝てれば最高ですが、最後は運なのでどうしても負けることはあります。ただそれでへこたれず、最後まで諦めなければ自ずとうまくなっていくと思います。
麻雀の世界は広いです。初心者を卒業しても満足せず、もっと高いところを目指してください。
P.S.
初心者を卒業したら見たほうがいいサイトをいくつか貼っておきます。
1,役が全て載っているサイト
麻雀王国 麻雀役
2,Mリーグなどを見ててわからない専門用語が出てきたときに見るサイト
麻雀のすべて 麻雀用語集
3,オンライン麻雀がしたかったらここ!
雀魂
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