vol.662 48.3歳が人生の谷底? 2024/11/5
社内チャットで同僚からこんな質問が届きました。
共有された記事はこちらです。
ぼくの返信
記事、読みました。論点をまとめると下記のことが書いてありました。
48.3歳の幸福度が低くなる論拠
お金がない時期(子育ても要素のひとつ)
メンタルの問題(介護、子育て、仕事などの悩み)
まあ、普遍的な課題になりやすい世代なんだろうし、そういう社会状況なんだろうなとは思いました。じゃあ、ぼくはどうなのかというと下記のような感じです。
お金の問題
お金はないけどそんなに苦にならない(子どもにも18歳のときに◯◯◯◯円は用意してやるがそれ以上は知らん。自分で何とかしろと言ってあるので、必要なお金の上限が決まっており解決済み。それ以外にすごくお金が必要という対象や欲求物は特にない)
メンタルの問題
介護は幸いにもまだだけど、これから来るであろうとは思っています。未知の領域です。(自分が要介護者になった場合用に毎月高額の介護保険料は払っています…)
子育ては幸いとくに問題ないし、仕事もどちらかといえばこの年齢になっても知見と学びが必要な職種なので(たぶん皆そうだと思います)、落ち込むとかいうより危機意識や「やらなきゃやばい」の方が勝るので幸いにもそれがサプリになっている気配がある。子育ては妻が一身に担ってくれて皆良い子に育ってくれてただただありがたいし、仕事は自分の意思や選択というより状況的または結果的にラッキーって感じです。
人生の谷底について
人生の谷底とは思わないですが、自分は30代後半まで「いつか自分は何者かになれるんじゃないだろうか」と思い続けていたんですよね。呪いといってもいいけど。それが40代になって「あ、なれないんだ…」と気づいて、でもそんなにすぐ慣れなくて、40代後半になってやっと「何者かにならねば」という呪縛から逃れられたという気分があります。やっと自分自身の人生を始められたような。
なんだけど、最近50歳になって、「やっと自分自身を生きられるようになったと思ったのにもう終盤かよ!」という気持ちがあります。人生の谷底とは思わないけれど、上映が始まってもう7割終わっている映画館に途中入場している気分がわりとヒシヒシとあります。伝わるかしら。
以上がぼくの返信ですが、興味深いのはこれをぼくに聞いてくる同僚のマインドですよね。「あいつ、もしかして谷底なのか?」と心配されているのかしら。笑
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