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「岡目八目」

「岡目八目」とは囲碁の対局を傍で見て居ると、実際に打つ人よりも八目先まで打つ手が分かる!と言う事だそうです

つまり当事者ではなく、事象を俯瞰して見ると客観的に全体像が先まで見えてくる!

私は良く一人で放浪の旅へ出ます。それまでの社会生活飛び出し、野宿で自然にどっぷりハマっていると何となくそれまでの自分を俯瞰出来てくる気がします。仕事での葛藤、家庭内での心配事、突発的な揉め事…何であの時あんなにムキになって争っていたのだろうか、なんて…

宇宙から地球を見て「あー!青いなー」って思うのはこんな感覚なんでしょうかね。そう言えば宇宙飛行士は地球に帰還すると、それまでの社会生活から一線を画す人が多いとか…

私の場合野宿の旅を終えて元の生活に戻ると、前と同じ様な日々に比較的早く戻り対局相手の差す一手に一喜一憂して、浮世の波に呑まれる日々です

しかし社会生活と言う対局に日々思い悩みながらも、一度知った「岡目八目精神」を心のどこかで持っていれば以前よりも少しだけ楽な気がします

ひょっとしたら帰還して青い顔をしながら宇宙ではなく社会を飛び回ってる且ての宇宙飛行士も、宇宙から見た青く美しい地球の姿を心の中に何時も持っているのかも…

人は誰しも一人では生きてはいけない。この世では誰かしらと対局しながら、生きてゆかなければならないのだから。「岡目八目精神」は心のスパイスとして持っていればいい

でないと、やたら口出す説教野郎か
人里離れた独りよがり野郎になってしまう…かもね!

まあ、それもいいけど…!

#創作大賞2023 #エッセイ部門

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