7.アセクシャルと学生時代
私が自分をアセクシャルだと知ったのは大人になってからなので、学生時代はたまたま好きな男がいないだけと思っていた。
オープンキャンパスで知り合ったひとつ上の男性と頻繁に遊んだり、趣味で知り合った同い年の男の子とプリクラを撮りに行った。
当時流行ったmixiで知り合った他県の男性に会いに行ったりもした。
でも違和感があった。
楽しいし面白いし、これがお互い男だったら良かったのに。
もしかして私は女の子が好きなのかもしれない。
私は学生時代は一旦レズビアンを自認した。
なんというか男性に対して、
身体のことを考えると絶対嫌だという気持ちがあったものの、女性相手なら問題なさそうと思ったのだ。
髪が短かったから、なんちゃって男子みたいに
カップルごっこなどをしたことはある。
手を繋いだり、デートといっておしゃれして出掛けたり、女の子と遊ぶ方がワクワクはした。
男子と女子、両方と過ごしてみて、とちらが私が将来一緒に過ごすことになるのかは良くわからなかったが、学生時代は恋愛していなくてもそこまでやじられなかったから、楽しく過ごせていたのかもしれない。
問題は18歳を過ぎてからだ。
この頃から周りの環境が、急に恋愛主義になった。
私が地元を離れたからだ。
「恋人をほしいと思わない」が強がりだと思われるようになった。
男の子と仲良くしてるだけで付き合ってると言われるようになった。
特定の男の子に積極的に話しかけただけで、好きなの?とみんなに言われた。
女子と遊んでも好きなタイプや彼氏の話ばかりされるようになった。
これがずっと続くなら、私はもう生きるのがしんどいと思ったので、多分私は20歳前後が一番しんどかったのかもしれない。
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