2.アセクシャルの私が恋愛で失ったもの
友達と自信。
私はそれを失った。
アセクシャルが人を愛さないわけではない。
恋愛感情と性的感情を持たないだけで、人として大切にしたいという愛は存在する。
好きと言う言葉はライクとラブの二種類。
私はずっとライクだ。親も同性の友達も異性に対してもライクという意味の好き。
幼少期はそれで良かった。
でもいつからか異性に対して好きというと、恋愛的な意味と捉えられるようになった。
大好きでずっと仲良くしていられると思っていた異性の友達が、恋愛的には好きにならないために一緒にいられなくなったことは何度もある。
向こうが私を女として見ていた。
周りからデキてると噂されるようになった。
人として興味があるのに狙ってると思われ距離を置かれた。
私が女じゃなかったら今も仲良くできていた異性の友達は多いかもしれない。
そして女でいることでしか興味をひけない自分の、人としての魅力の無さが、私から急激に自信を奪っていった。
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