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LAドジャース観戦記
2024年9月7日
参加メンバーそれぞれの想いを乗せてLA入り。
LAXで入国手続きを終えてUberでサンタモニカへ。
SHORE HOTELにチェックイン。
程なくしてフライトの疲れもよそに地元のイングリッシュパブ”Ye Olde Kings Head”へ。ダーツに興じ自称弁護士の女子たちと国際交流。浮かれ気分で仲良く楽しい時間。ここはアメリカ、サンタモニカ。
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2024年9月8日
ロサンゼルス貸切観光チャーターツアーに参加。
バスに乗り込み動き出すや否や桜田淳子でツカミはOK。IN-N-OUT BURGER→ グリフィス天文台→ハリウッド→ビバリーヒルズと周りサンタモニカのTRADER JOE'Sで下車しツアー終了。もはやドライバーの枠を超えた塩原さんのアテンドと圧倒的な情報量に一同大感動。ヌルヌルと忍び寄っては遠ざかる独特の撮影ステップが愛らしい。
ディナーはホテルに程近いステーキハウス”BOA Steakhouse”で。見た目にも美味しいSeafood TowerとTomaHawkをいただく。サンセットがとてもキレイ。
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9月9日
ピア散策、UCLA、爆睡などそれぞれ午前中を過ごした後、Uberで一路ドジャースタジアムへ。ところが時間が早すぎてゲートインできずやむなくチャイナタウンに引き返す。営業している店がほとんどなく途方に暮れていると某弁護士が徘徊を始め行方不明に。中華料理店で時間を潰したあと再びドジャースタジアムへ向かう。
セキュリティチェックを終えてはやる気持ちを抑えつついよいよスタジアムの中へ。ワクワクが止まらない。
バックネット裏3階席はスタジアム全体を見渡すことができセンターフィールド越しに見える山々は夕陽を受けて幻想的。
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先発はカブスがカイル・ヘンドリックス、ドジャースはウォーカー・ビューラー。ともに防御率が5点以上で乱打戦が予想される。案の定、カブスが初回から3点を挙げ終始ゲームを支配。そんな中、我らが大谷翔平は3回に四球で出塁すると2球目にスタート。見事今季47個目の盗塁を決める。この日大谷翔平は4打数2安打とさすがのパフォーマンス、ムーキーベッツも7回に2点本塁打を放ち見せ場をつくる。試合は10-4でカブスの勝利。セブンイニングストレッチで”Take me out to the ball game”を合唱できて本当に幸せだ。
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2024年9月10日
それぞれハリウッド方面でPink's Hot Dogs、ベニスビーチでサイクリング、Rodeo Driveでショッピングを楽しんだ後ドジャースタジアムへ。
この日は試合前にプレゲームスタジアムツアーに参加。ガイドに従ってスタジアム内を移動しながらドジャースの輝かしい歴史を学び、MVP、ゴールドグラブ賞、サイ・ヤング賞、ジャッキーロビンソン賞などを受賞した選手たちのトロフィーを目にした。
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その後レフトスタンドに移りウォーミングアップ中の選手たちを見学。遠目にもそれとわかる大谷翔平は遠投を繰り返していた。徐々にキャッチボールの距離を縮めていくとキャッチャーを座らせてピッチング。何球かを投じた後、コーチ、前頭葉の発達した通訳とともに話をしていたが翔平がある場所を指差す。そこはなんとブルペンだった。ブルペンインした大谷翔平はセットポジションからストレートを主体にスイーパーも織り交ぜ熱のこもった投球をみせてくれた。息づかいを感じるほどの至近で大谷翔平を目にすることができ実に有意義なプレゲームツアーとなった。
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ツアー終了後、試合開始までの時間をスタジアム内のフードコートで過ごした。ビール、ハイボール、ドジャードック、タコスで来るべき侍ジャパン4人衆の登場を待っているとテレ朝クルーの取材を受け姐さんのコメントが報道ステーションで報じられる。語尾かぶれ。
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いよいよ試合開始。大谷翔平、山本由伸、今永昇太、鈴木誠也が一堂に会する注目の一戦だ。ドジャース先発の山本由伸は故障復帰直後の登板で調整が及ばず時期尚早とも思えたがドジャースの台所事情によりそれを許されなかった。しかしその心配をよそに初回を3者三振に打ち取ると4回を8奪三振。今季最高の快投を演じる。
一方の今永昇太も大谷翔平をアウトコース高めのストレートで遊飛に打ち取ると続くムーキーベッツ、フレディフリーマンを外野フライに片付けMVPベッタニマンをわずか4球で封じる上々の立ち上がり。
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ところがこの日4番に起用されたトミーエドマンに2発、マックスマンシーに1発を被弾。しかし幸いにもいずれもソロ本塁打。結局7回を投げてこの3失点に抑え今季13勝目をマーク。また注目の大谷翔平との対戦も3打数無安打と完全に封じた。試合は7回に鈴木誠也のタイムリーやドジャースの拙い守備もあり6-3でカブスの逆点勝利。
ピッチクロックのせいか試合進行が早い印象を持った。でもそれはこの試合を首を長くして心待ちにしていた僕たちの想いがそうさせたのかも知れない。
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2024年9月11日
単なる観戦ツアーを超え、たくさんのエピソードや心が揺さぶられる出来事の多いステキな旅となった。たくさん笑ってたくさんドキドキしてたくさんワクワクした。寝食を共にして互いの距離を縮められた僕たちは気の置けない仲間でしかない。それをロサンゼルスという太平洋を越えた場所で得られたことは本当に格別だ。
帰路につくためにUberでLAXに向った。そしてそれぞれ万感の想いと抱えきれないほどの土産話を乗せてロスの空に飛び立った。
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