映画「BISHU 世界でいちばん優しい服」ネタバレ感想
先日、「BISHU 世界でいちばんやさしい服」という映画を見てきました。
以前から映画の告知映像で流れていたのを見ていて、
①服を作ること と ②主演が可愛いこと はわかっていたので
上映が開始されたら見ようと待ち望んでいました。(笑)
今回は、この映画を見た感想を率直に述べていこうと思います。
目次
①映画の簡単なあらすじ
②映画の見どころ
③鑑賞してみて思ったこと
①映画の簡単なあらすじ
高校生の史織という女の子は、毎朝7時、目覚まし時計の代わりに機織り機の音で起き、配膳の配置や歩き出しの足などを決めているなど生活習慣へのこだわりが強い女の子。
ある日、史織が書いた服のデザインを親友の真理子が校内のファッションコンクールにエントリーすると、
なんと、ファッション科の子を差し置いて、学校で最優秀賞を取ってしまう。
さらに、真理子の提案で一宮市のファッションショーに出品することになる。一同は、グランプリの賞金300万、デザインの商品化、2週間のパリ研修を目指して服作りを始めるのだった。
それを知った姉の布美は、自身で服屋を開いて挫折した経験などを史織と重ね、応援したい気持ちと背中を押せない気持ちの板挟み、妹への嫉妬から様々な感情が映し出される。
父の康孝は、朝一人で起きられなかったり、学校に行くのも一苦労の史織がグランプリにでることで馬鹿にされ傷つくことを恐れ猛反対する。
だが、史織自身は服作りへの挑戦を通して徐々に成長していき、服の完成へと進んでいく。。。
②映画の見どころ
私が映画をみていてココがいいなと思ったのは3つの視点です。
1つ目は史織の視点です。
服を作りたい史織が、親の猛反対で一度はあきらめてしまうのだが、そこから立ち直り反対を押し切ってまで服を完成させるため奮闘するところが、学生の頃、無我夢中に部活に没頭していたころを思い出させてくれた。
また、あの頃のように一直線に進む原動力が欲しいと思った。
2つ目は布美の視点です。
東京で自分の店を開くが、閉店して実家に帰ってくるはめになり、妹のデザインの才能を目の当たりにして嫉妬したり、自己嫌悪している姿を見て
自分も上と下は頭がよくて、自分にはない才能をいくつも持っている状況に嫌気がさしたり、嫉妬したりしていたころがあったのでとても感情移入できる場面があった。
3つ目は康孝の視点です。
発達障害のある史織を小さなころから育てて、母が亡くなってからは学校に行けるようになるまで様々な苦労のなか育ててきた子供を馬鹿にされる親の感情は多少はわかるので見ていて苦しかった。
この3つの視点はそれぞれの感情が表現されているので見ていてとても面白いし、考えさせられたのが私的にいいなと思った。
③鑑賞してみて思ったこと
鑑賞してみて思ったことは、
自分がやりたいことを全力でやりたいなと思わされた。周りが無理だと言ってきたとしてもやらずに諦めるのではなく、まずあがいてみることが大切だと思わされた。
あと、今回は家の跡継ぎ問題についても取り上げられていて自分も親が自営業なので跡継ぎの話はされたのだが断って別の道で就職した。親の気持ち的に継いでほしかったのかなと今では思う。。
最後に、子供の教育方針についても少し考えさせられた。康孝は史織が心配のあまりに行動や意思を縛り付けて傷つかない選択をさせていたが、子供のためを考えると何が正解なのか考えさせられる作品だったなと感じた。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
今後も鑑賞した作品の感想を書いていくと思うのでよかったらみていってください。
「BISHU 世界でいちばんやさしい服」も良かったらみてみてください。
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