見出し画像

何が私を海外に連れてきたんだろう?❶


「What brought you here?」という質問はこちらにきて
日本の方からもそうでない方からも結構きかれる質問なのですが、


怖いもので記憶というのはどんどん薄れるもので、
いまや「え、なんで海外で働きたいって思ったんだっけ・・」と
なってしまっており、このまま忘れてしまったら悲しいなあと思い
ここに記憶の糸を辿りつつ、書き残そうと思いました。

もしも、きっかけや、どうやって来たのか、などご興味のある方はぜひ読んでいただけたら嬉しいです。


東京に生まれ(とはいえ田舎の東京)
おそらく25歳くらいまでは全くといって海外に興味がなく、英語も私の人生にはきっと死ぬまで必要がないだろうと思っておりました。

おそらく、そのとき働いていた美容室でアシスタントからスタイリストとしてデビュー2年ほどたった頃、当時24歳くらいだったかと思いますが
簡単にいえば行き詰まっていたのだと思います。

当時働いていたお店は少人数で、スタイリストとして働いていたのは、
オーナーとちょうど10歳くらい離れた先輩スタイリストが2人。
そして私。 

日本の美容室とは思えないほど、
フレキシブルにやりたいことをやらせてくれるような環境で、
充実していたし、少しずつ成長もできていたと思います。


それでも美容師として3人の先輩スタイリストと肩を並べられる技術力も、
人間としての魅力も経験もない、
という劣等感を感じていたような気がします。


と同時に「あと5年後も同じ場所で同じことしているのかな〜」
と考えると、なんだかいても立ってもいられない気持ちを感じていて、
30歳までになんか違うことをしたい!
と漠然と考えていました。


そんな時に高校のときの友達が、いつの間にか東京から長野に引っ越しており、さらにポルトガルにも1年料理を勉強しに行く予定だ。
という話を聞き、

またある時には、スペインに放浪の旅をしに行く直前の友達に会い、

「私も美容師を続けながら場所を変えるなら海外がいいのでは!」

と思い立ったのでした。


そしてワーキングホリデーという制度を知り、
ちょうど30歳までのチャンスだしこれいいじゃん!
と思い、漠然と海外で美容師をすることを次の目標と決めたわけです。


今まで全く海外に興味がなかったため、気がつかなかったのですが
「海外に行く」と思った途端に
海外に住んだことのある友達が周りにたくさんいた、
ということに気がつき、友達づてに海外からの移住者の方や観光しに来ている方との出会いも増えていったような気がします。


出会いは増えるものの、私の当時の英語レベルと言ったら
「Where are you from?」と勇気を出して話かけても
発音が悪すぎて、それすら伝わらないレベルでした。笑

これはいかん、と思い、
英会話カフェに足を踏み入れたことが私の海外で美容師として働く
という気持ちを明確にさせてくれるきっかけとなりました。


続く→

いいなと思ったら応援しよう!