格闘技脳の鍛え方

「誰々は格闘技IQが高い」なんて言うことがありますが、「格闘技IQ」とは何でしょうか?
ざっくり言うと「競技における賢さ」ということで、学習能力だったり修正能力、頭脳プレーの才覚だったりを指す言葉だと思います。
それに関連して、格闘技をする上で「格闘技脳」が重要だと私は考えます。

「格闘技脳」とは、競技に必要な考え方?とでも言いましょうか。
格闘技をする上で、自分の脳の使い方を格闘技という競技に寄せていく必要がある、という話です。「英語脳」みたいなイメージです。

例えば、目の前に何かが突然現れたとき、普通なら目をつむってしまいますよね? 咄嗟に顔を背けたり、手で顔をかばう人もいるかも知れません。
しかし格闘技では、その反応はNGです。
訓練して、目をつむらない、顎を引く、ガードを上げる、といった防御態勢を瞬時に取るようにするのです。
これは「訓練」しなければ、なかなか身につきませんよね。
今回のテーマは、つまりそういうことです。
格闘技における「基本」には、「格闘技脳」の根本的な考え方が詰まっています。
この記事では、それについて突き詰めて解説していこうかなと思います。
「こういう場合は、こう」ということを列挙してして解説していきますので、頭に叩き込んでいただければと思います。
経験者の方は、理解の補強に役立てていただければ幸いです。

①相手から目をそらさない
先ほどの例に関連しています。相手のパンチに目をつむったり顔を背けてしまう人は、これができていないということです。
顎を引いて上目遣いに相手を見ると、顔を背けにくいです。

②進む方向に顔を向ける
タックルのときは顔を真っ直ぐに。
立ち上がるときは上を見ます。

③ボディを打たれたらガードを上げる
これはつまり、ガードを下げると顔面を殴られるため、ボディを打たれたときほどガードを上げましょう、ということ。
ボディを打たれないにこしたことはないですが。
これも訓練が必要です。

④ケンカ四つではアウトを取る
ケンカ四つとは、「オーソドックスVSサウスポー」の構図のことを言います。必然的に前足が近い位置に来るため、真っ直ぐ前に出ると足がぶつかってしまいます。
前足の内側に入ると、相手のストレートをもらってしまいます。
そのため、相手の前足の外側に位置取るのがセオリーです。
もちろん、戦略的にインに入るときもありますが、アウトを取ると相手の攻撃が制限され、自分の奥手の攻撃が当てやすくなるメリットがあります。


まだまだありますが、こんな感じです。
続きは後日。

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