サンタさんがいると知った日。~忘れられないクリスマスの思い出~
忘れない。小学5年生のクリスマスイブの話。
毎年、イブの夜には弟と母3人でケーキを作って食べていた。母が作ってくれたちょっといつもより豪華なごはんを食べてみんなでわいわい。
(父は毎年この時期仕事が忙しいため不在)
母はおいらが3歳ぐらいのときにうつ病と診断されて以来、体調が悪くなったり良くなったりを繰り返していた。おいらが小学校4,5,6年中学校1.2年の頃があまり良くなかったかな。横になってる時間が多かった。
その日。24日夜9時ぐらい。弟は寝てたと思う。
横になってる母とおいらもその側で寝っ転がっていたと思う。すると、急に母が「ごめんな。ごめんな。」って、泣きながらぎゅっと抱きしめてきた。「いけるよ。いけるよ。」とおいらも言った。クリスマスらしいことができなくてごめんね、って母は悔しかったんだと思う。
2人で泣いて抱き合っていつの間にか寝てた。
母の胸の中でおいらは、この時子どもながらに、この日をいつまでも忘れないようにしようと思った。今でも鮮明に記憶している。
サンタさんはいる、と知った。
サンタさんは『サンタさん』だった。
でもサンタさんも泣いてた。
でもその涙はおいらに温もりを教えてくれた。
愛をくれた。
とんたの子供の頃のサンタさんは
とても素敵なサンタさんでした。
ちなみに現在母は元気でうるさすぎるぐらい。正義感強すぎるから、理不尽なことにすぐ憤怒している。おいらが小さい時より一段とパワフルになってる気がする。いつまでも元気でいてほしいな。コーヒー飲み過ぎと食べ過ぎなんは気になるけど。笑
おいらも、いつか、
誰かのサンタさんになりたいな。
誰かを大切にぎゅっと抱きしめたい。
とんたくろーす。ヘヘッ(´・∀・`)