MOREMOREJUMP!メインストーリー感想
※この記事はMOREMOREJUMP(以下:モアジャン)のネタバレが含まれています。まだプロセカをプレイしたことのない方とモアジャンメインストーリーを見たことない方は十分ご注意ください。
自分はアイドルがあまり好きな方ではないのだが、高校生として、そしてアイドルとしての葛藤と真実が描かれていた。今回も、まあまあ重い描写が多かったが、初見プレイ時の時よりは思ってたよりは楽しめた。
あらすじ
宮益坂女子高等学校(以下:宮女)に通う1年生の「花里みのり」は、高校生アイドルの「桐谷遥」に憧れていた。しかしその桐谷が芸能界そしてアイドルの世界をやめてしまうことを知る。そしてその桐谷がなんとみのりと同じ宮女にやって来る。みのりは現役同業者アイドルで宮女の先輩「桃井愛莉」と「日野森雫」の計3名からアイドルになるための猛特訓を稽古される。しかしみのりだけは知らなかった。他3名がアイドルとしての葛藤と強いとそれぞれのトラウマを…。そんな中「UNTITLED」と書かれた曲を聴くと、突然セカイへ飛ばされてしまう。そこにはバーチャル・シンガーの「初音ミク」と「鏡音リン」の2名がいて…。果たしてみのりは無事にアイドルになれるのか。そして他3名は葛藤そしてトラウマをそれぞれ克服することは、できるのか・・・。
登場人物紹介
花里みのり(CV:小倉唯)
本ユニットのリーダーで主人公だがプロセカ版・ついていない女。
テレビでたまたま見た桐谷遥に憧れアイドル業界に入ろうとするも、断られる。本ストーリーのいろんな意味での被害者でもある。
ちなみに中の人は初音ミク関連の仕事に携わった経験がある。
桐谷遥(CV:吉岡茉祐)
本ストーリーのキーパーソン。
アイドル「ASRUN」のメンバーだったが突然引退する。そこには彼女が抱えてきたある「トラウマ」が強く関係していた。ちなみに中の人はアイドル役がかなり多い。
桃井愛莉(CV:降幡愛)
なんか憎めない女子高生。
実は元アイドルだったが、本人が抱えた違和感によってアイドルを辞める。まあ確かに顔がもうおm(ry)。ちなみに中の人はラブライブ!声優。なおラブライブ!と初音ミクはコラボ経験がある。
日野森雫(CV:本泉莉奈)
本ストーリー唯一の現役アイドル。
しかし途中で予告なしに引退。最初からみのりの良き理解者。ちなみに妹がおり、Leo/needの日野森志歩だが、妹とはいろいろあって上手くいっていない。
初音ミク(モアジャンミク)(originalCV:藤田咲)
みのりたちをセカイへ呼んだ張本人のバーチャル・シンガー「初音ミク」。本来の、初音ミクの容姿に一番近いキャラでもある。あと無駄にファンサが多いが、とにかく優しくてファン・演者重視の最高の人物でもある。
鏡音リン(モアジャンリン)(original CV:下田麻美)
バーチャル・シンガー「鏡音リン」。ミクと同じアイドルをしている。みのりたちの良き理解者。
真依(CV:河野みさき)
本ストーリーで鍵を握る人物。
実は遥同様に元ASRUNのメンバーの一人。
そして遥の運命を決めた、最大の人物でもある。
感想~隠されたアイドルの裏側と、それぞれの葛藤~
自分はあんまりアイドルとか全くといいほど興味はない。小学生の頃まではAKB48とか、乃木坂46が好きだったがもうアイドルが好きな年齢ではなくなったので、歌とかも興味を持つことがなくなった。今回高校生のアイドルが登場してきたが、近年高校生のアイドルがテレビとかであんまり見ない気がする。昔昭和~平成の途中にかけてのアイドルは高校生が多く、ピンク・レディーやモーニング娘。、ももクロなどが、これらに該当する。特にこの頃は本当に引っ張りだこで黒柳徹子氏はピンク・レディーと再会した際、忙しすぎて黒柳徹子氏と共演したことを覚えていなかったほどと語っていた。それほどアイドルというものはキツイものだと、このプロセカでも大体は理解できた。
だがこのような現実を、みのりだけは、知らない。
まぁ無理もない話。みのりは本ユニットでは唯一、一般人だったのだから。みのりはアイドルの恐ろしさを知らなかったのだ。
そして物語は、まさかの展開へ迎える…。
MVP
間違いなくみのりが断トツMVP。
アイドルは厳しいという現実を見せられても怯まなかった姿勢と態度、そして勇敢すぎる対応、これで未アイドル経験者なのがすごいと思う。MVPにした最大の理由それは桃井が雫の元仲間の元へ駆けつけた際に起きたいざこざに頭に血が上った彼女をみのりが身を挺して止めた姿勢こそがMVP。
次点は今回優秀だったミク・リンコンビ。
これまでニーゴを除く別ユニットではあまり活躍が見られてなかった気がしていたが今回はミクとリンの二人が力を合わせて、大協力をしていた点が優秀✨さすがセカイへ呼び出した張本人だと感じた。
3番目は遥の元仲間・真依。
桐谷さんのアイドル人生に影響を逆に与えてしまうも、後にちゃんと謝ってくれるという優しさ。本ストーリー上の元凶でもあるが、性格は間違いなく優しく、あの一件は仕方のないことだと思っている。
とりあえず、雫のアイドルメンバーと桃井の意見を全く聞かずに仕事優先にした桃井の元マネージャーは、本ストーリー最大のクズであることなのは間違いない。
名言
芸能関係なんて1ミリもやったことのない主にはめちゃくちゃ刺さりました。
アイドルという葛藤・そして難しさを、経験してきた桃井だからこそ引き出せた名言。
でもこんな辛い真実を告げられても諦めないみのりもすごいなぁ。
その他のみどころ
ついていない女・花里みのり
君は月本幸子か。
月本幸子というのは主が好きなドラマ・相棒にかつて登場していた人物で、主人公の杉下右京に出会うまでは大学受験日に火事になったり、修学旅行の日に盲腸で入院したりと、みのり並みのついてないぶりを披露した人物である。みのりもまだ僕と同い年(当時)のはずなのにこんな目にあってるなんて…逆に、すごいよ、尊敬するよ…。でもそんなみのりは宮女に合格していた。ある意味この合格が奇跡を呼んだのかもしれない。
芸人・桃井愛莉
本当にタレントってよく分からない…。
最近はバラエティー番組にアイドルや歌手が出演する機会が増えている。また本来は歌手だったが、気づけばバラエティータレントになっていた人物もいる。例だと井森美幸さんや研ナオコさん。研さんに至っては今は亡き志村けんさんとの共演コントのせいで多くの人がバラエティータレントだと認知されてしまった(俺氏もその一人)。だが井森さんや研さんがそれを望んでいるなら別に構わないが桃井は違う。バラエティーの仕事が増えたが本人は、本職のアイドル活動を望んでいた。だがむなしくもバラエティー活動が増え、終いにはバラエティータレントとして売り出される始末。この現実に耐えきれず、アイドル業界から姿を消した。これは、本当に彼女がかわいそうすぎる。
日野森雫の葛藤
かわいそうと言えば日野森さんもそうだ。
彼女は今まで友好にメンバーとも接していたが、彼女がセンターになったのを機に亀裂が入り、追い詰められる始末。この現実に耐えきれず、芸能界から姿を消す。そんなことにみのりたちは一斉に彼女らの場所へ向かう。
だが彼女たちには表向き、一切非がない。
というのも彼女らは雫にやめろとも一切言っていない。さらにそれは雫の意思だと自らのことに棚をあげる始末。ビビバスのクズ・ミュージシャン以上にムカついた。
このシーンでみのりの存在が薄すぎたことが意外とかわいそうに見えた。
失われた時間と失われた希望
本ストーリー屈指の激重シーン。
かつてのメンバー真依は、遥に憧れてアイドルになった。しかしスランプになり、過激に練習した結果、喉を潰してしまう。このため彼女は歌うことができず、アイドルとしての道を絶たれてしまった。これが全ての始まりだった。そして放ったこの言葉は、遥にとっても重く、この一言で遥はアイドルを去る。だが真依も遥も悪くはない。二人とも良い性格の持ち主だ。真依もこの時は憧れの遥の前でつい、放ってしまった言葉だったのだ。
でもこれが全ての始まりへと化してしまった。
青い景色と生まれ変わる者
足が動けなくなるほど心に傷ついていた遥。だがそんな彼女を励ますため、みのりたちはセカイでライブをする(もちろん遥を強制的に連行していたが)。そして憧れの青い景色を思い出させ、遥の想いを引き出すことに成功する。こうして彼女はもう一度「アイドル」になることを決意し、桃井・雫・遥そしてみのりの四人が新たなアイドルを目指して始まるのだった。
書き下ろし曲
書き下ろし曲は、「アイドル親鋭隊」。アイドル感とモアジャン感がハンパない。作詞と作曲・編曲はMitchie Mさん。ワーワーワールドでギガPさんと共に作った方。他にも徳川カップヌードル禁止令を作った方でもある。意外と今回の曲はボカロ感よりもアイドル感がすごかった。あとミクの声があまり聞こえなかったのが少し残念だった。
まとめ
アイドルなんて全く知らない主が本当に楽しめたストーリー。アイドルだからこそと、
そしてアイドルじゃなくてもだからこそを描いていた。逆にアイドルの裏側を覗けてよかったと思う。この芸能界の真実を見るのも面白い。ということで最後までお読みくださりありがとうございました!
次回
25時、ナイトコードでメインストーリー感想
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スクショロール
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それ以外:主撮影のプロセカ内スクショ画像とプロセカ外直撮り画像