見出し画像

坪単価の見方やコツを学ぼう!

坪単価(つぼたんか)の見方

坪単価とは、1坪(約3.3㎡)あたりの価格を示す指標で、不動産の売買や建築費を比較する際に使われます。
以下のポイントを押さえておくと、坪単価を正しく理解できます。


1. 坪単価の計算方法

坪単価 = 価格 ÷ 坪数

例えば:

  • 土地

    • 100㎡(約30.25坪)の土地が3,000万円

    • 坪単価 = 3,000万円 ÷ 30.25坪 ≈ 99.2万円/坪

  • 建物(新築・中古)

    • 80㎡(約24.2坪)の家が4,000万円

    • 坪単価 = 4,000万円 ÷ 24.2坪 ≈ 165.3万円/坪


2. 坪単価の種類と見るべきポイント

坪単価には以下のような種類があります。

① 土地の坪単価(不動産売買)

  • 立地(駅近、商業地、住宅地、人気エリアなど)

  • 土地の形(整形地か不整形地か)

  • 接道状況(道路にどれくらい接しているか)

👉 同じエリア内で比較すると、相場をつかみやすい。

② 建物の坪単価(建築費・新築・中古物件)

  • 建築坪単価(注文住宅・ハウスメーカーなどの建築費)

    • 設備や仕様、デザインによって大きく変わる

  • 中古物件の坪単価

    • 築年数やリフォーム状況で価値が変わる

    • 土地と建物の価値を分けて考える

👉 単純に安い・高いで判断せず、仕様や状態をチェックすることが重要


3. 坪単価を比較するときの注意点

  1. 土地と建物の坪単価を混同しない

    • 土地だけの坪単価なのか、建物込みなのかを確認。

  2. 土地の条件(形・立地)を確認する

    • 価格が安くても、旗竿地(細長い土地)や崖地の場合は利便性が低い。

  3. 建物の仕様や設備を考慮する

    • 坪単価が高くても、高品質な設備や断熱性能がある場合は価値がある。

  4. 「延床面積」と「施工面積」の違いを理解する(建築坪単価)

    • ハウスメーカーの坪単価は「施工面積」で算出することがあり、水増しされる場合がある。


4. 坪単価を活用する場面

土地購入時の相場確認
新築・建築費の比較(注文住宅・ハウスメーカー選び)
中古物件の価値判断
投資用不動産の利回り計算(家賃収入とのバランスを見る)


5. 坪単価 ⇔ ㎡単価のすぐわかる換算方法

坪単価を聞いたときに、すぐに㎡単価のイメージを持てるようにするには、以下の換算を覚えておくと便利です。

① 坪 ⇔ ㎡の基本換算

  • 1坪 = 約3.3㎡(正確には3.305785㎡)

  • 1㎡ = 約0.3025坪

② 簡単な計算方法

  • 坪単価 → ㎡単価:「坪単価 ÷ 3.3」

  • ㎡単価 → 坪単価:「㎡単価 × 3.3」


③ 具体例(目安)

坪単価 ㎡単価(おおよそ) 50万円/坪 15.2万円/㎡ 100万円/坪 30.3万円/㎡ 150万円/坪 45.5万円/㎡ 200万円/坪 60.6万円/㎡ 300万円/坪 90.9万円/㎡

👉 目安として、「坪単価の1/3が㎡単価」くらいの感覚を持つと計算しやすい!


④ 逆換算(㎡単価 → 坪単価)

㎡単価 坪単価(おおよそ) 10万円/㎡ 33万円/坪 20万円/㎡ 66万円/坪 30万円/㎡ 99万円/坪 40万円/㎡ 132万円/坪 50万円/㎡ 165万円/坪

👉 「㎡単価 × 3.3 ≒ 坪単価」と覚えるとスムーズ!


🏡 まとめ

  • 坪単価は「価格 ÷ 坪数」で算出する。

  • 土地・建物・建築費でそれぞれ坪単価の見方が異なる。

  • 同じエリアや条件で比較することが大切。

  • 数字だけでなく、土地の形や建物の仕様を考慮する。

不動産投資やホテル事業を考えているなら、土地の坪単価と建物の坪単価を正しく理解することが重要です!
具体的な物件の坪単価を調べて、分析してみるのもいいかも。

いいなと思ったら応援しよう!