【推しの子】・恋愛代行・かぐや様:赤坂アカ先生の書いた推し台詞紹介したい
※タイトルの3作のネタバレがあるので3作読んでる玄人でコアなファン向けとかいう意味わからん状態になってます
一応重大なネタバレは避けてますが、作品の根幹を理解する手助けにはなってしまうかもしれないです。(※私が作品をどう読んだかを書いてるから)
赤坂アカくん(先生)、国語力高いねって褒められたことありそう。(どこか忘れたけどかぐや様でそういう台詞があってうわ言われたことあるって思ったから……)
ib(インスタント・バレット)もあるのだが、現在ラノベ読む体力がないのでゆるしてクレメンス。
・【推しの子】
・恋愛代行
・かぐや様は告らせたい
赤坂アカ先生の上記3作品を読んだ感想としては
・創作への熱量が凄い(かぐや様の監修量、やべー)
・体力が凄い
・テーマと構成がちゃんとしてる上にアドリブも巧い
・時事ネタ好きすぎワロタ
なので、赤坂アカ(先生)は構成が下手!って罵倒する人は赤坂アカ作品のテーマを見つけられずに終了してるよな……と思うこの頃。
いやまぁ私も全然違うところ見てるかもしれんけどな。
【推しの子】
【推しの子】全体の特徴として、まず、大衆に言葉で砲撃される/されそうな人々をず~っと描いている。具体的に描かれるのは大体156話くらいまで。(厳密には違うけどネタバレになるので)
【推し台詞】
第15巻で出てきます。
これ、【推しの子】の熱い自虐で面白い。声優のクリスマス事情とかバラしちゃったもんな。(過激な声優オタクがキモいと思う程びっくりするような自衛をしている)
特に好きなのは「その物語が誰を傷つけるのか常に自覚的でいなくちゃいけない」、これを意識出来る人と一生出来ない人は私の経験上では、確実に存在する。
特に自分が絶対に正しいと思う人は結構いて、今から〇〇傷つけます!という罪悪感なく、誰かを救うための正義としてやる人は多い。
自分は正義としてやっているのか、何が言いたくてやっているのかへのアンサーは、【推しの子】では繰り返すという表現方法や終盤展開でやっていると個人的には思う。
恋愛代行
4巻でサクッと読める濃厚赤坂アカワールド。赤坂アカ系ラーメン。
これでもかという量の豆知識とか、心理学とか、なんかそういうのが披露される。かぐや様迷エピソード厳選集みたいなことが起こってる。
その結果何が出るかと言うと、知識や格好つけでは最終的にどうにもならないものとして、人の不合理な感情や恋が浮き上がるようになってる。
例えば人の感情や恋の動機は千差万別で、(特に10代の子はファッション感覚もありますよね)
「愛」の一文字に何を背負っているか、成長において何があったか(バックグラウンド)は人によって違うということを書いていると感じた。
悲しいバックグラウンドと合理的な知識の果てにあるのは、最終的に誰かを想いたいという想いなんじゃないかと私は読んでいる。
かぐや様は告らせたい
かぐや様は、基本ラブコメだが、人に寄っては捉えられていない主軸がある。この漫画、四宮かぐやを中心に人々が成長し、課題を解決及び解放される物語として展開されている。だからストーリーが破綻していない。
このサブエピ、かなり多岐に渡るので……アレなんだが……
早坂愛は読者の間でかなり印象に残ったんじゃないかな。
推し台詞は、第24巻で出てきます。学生に先生が語る言葉です。
確かに。スポンサーとかね。
世の中の事情はわからないけど、情で回ってるのはガチ。情のやり取りが出来ないと社会で生きていくのすげーつらいです。(n敗)
ちょっと台詞に癖がありすぎて誰が言ってるのかわかっちゃう事態が起こってるんよな……。
精神年齢はともかく、一応身体が30年近く生きている身から言わせると「ほんまそう」。私の人生において、思い返してみれば、気づかなかったカードがいくつかあるな~と思うこともある。それに、存在を知ってて、何気なくガキの頃自分の意志で使って、大人になってから第2の効果を発揮したカードが存在した。これはマジ。具体的に言えないんだけど。
そのカードの秘めた効果は、大人になってもわからないまま終わることもあるし、マイナスのクッソ邪魔なカードだって、どう活かしていくかは結局自分の経験や知識、生きる舞台次第だと感じます。かぐや様の世界は10代の子達が主役なので、これをメイン読者層に語り掛けるの、相当いいと思う。
書きたくても書けないよこんな言葉ァ!!
おわりに
というわけで、私は赤坂アカ先生を優しい人だなぁ……と勝手に思っている。この先生、色々な情報や知識をアホみたいに出すが、基本的に主演キャラクター側が誰かを傷つける、つまり悪用することは原則無いのでは?と感じる。何が言いたいのかと言うと、青少年に対して悪意を感じないということです。問いかけてるだけ。
これからも表現の世界で頑張って欲しい人です。