記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

【推しの子ネタバレ】原作勢、アニメ第2期OPを観る

※原作完読者&アニメ第2期視聴済み向けです


他45510の小説ネタも。
第2期OPいいよねー。ミステリアスとゲキアツと切ないが合わさってさ、ねえ、いいですよね?私めっちゃ見ちゃう。
ファタールという楽曲の歌詞が【推しの子】ワールドに身を投じるきっかけになったのでそういう意味でも思い入れ深い曲、OPです。


原作通り!原作通りじゃないか!(第6巻表紙)いい絵だよね。わかる。

ペンは剣よりも強し。

東京ブレイド、剣は思いのメタファーですね。なのでペンもそうです。

近距離殴打(?)タイプの有馬かなと、長物タイプの黒川あかね。後者はうまい構え方すると武器が見にくくなるとかそういう雑学が私の中にある。


飛び立つカラス達(画像は1羽だけど)の下に居るのは鴨志田である。


鴨志田が映った後、飛び去るカラスの群れとメルトの背中が映る。
【推しの子】の出方が第一期と違う。第一期はOPの最後にバン!と出るが、二期ではじわじわ。

この演出あれだ、近代舞台の演出を意識してるな。東京ブレイド本編でこういう演出あるわ。階段という小物もよく使われるよね。吉〇新喜劇とか……(舞台に関する引き出しの無いオタク)


ナイフに映る涙を零す幼少期アクア。原作・アニメではアイの死の時、目を潤ませることはあっても、愕然としてしまい、泣けていない。ので、第20話の伏線と思われる。

これ、アクアのトラウマの本質では? ナイフで母親を奪われたし、第20話の表現的に。

たくさんのブラウン管テレビと病院のベッド、天童寺さりな。ブラウン管TVの数が一期より増えてるなぁ~

一瞬映る不気味なやつ。

誰!?何!?

舌を怪我してるなら、幼少期のアイの可能性があるな。歌詞の「致命的な欠落」は母親の愛かもなと思う。45510で語られてた悲しいエピですね。

「味が嫌いとかじゃなくて、なんていうんだろ、柔らかいでしょ白米って。
たまにさ、砂とか入ってる時ない?ガリッてなるの。あれが怖くて。」
(中略)
「白米の中にさ、ガラスとか入ってたらどうしようって思う。
きっと痛いよね。だから、好き嫌いとかじゃなくて、なんていうんだろ、怖い?
うん。白米は怖いから余り好きじゃない。まぁ出されたら食べるんだけど。
ちょっと覚悟はする。」

45510-赤坂アカ

私の人生上では白米は必須なので(1日1回は食べないとストレスでイカれることが最近判明した)、これ知った時絶句するレベルでショックだった。痛々しいってレベルじゃないエピソード。同じ釜の飯を食うが安心して出来ないの、つらい。

手を叩き煽る道案内系幼女。声可愛かったよね。後ろでアイが死んでる……。

上の不気味な奴、髪型的にツクヨミとも取れなくもないんだけど二重で出ることあるか?って思って……。新野冬子とか色々検討した末に舌が痛々しい表現から幼少期アイと推測した。


白衣を着た骸骨から出来上がる星野アクア。宮崎旅行の伏線じゃんこれ。絵が怖すぎ。

青い背景の後ろに一瞬DNAがうつる。

♪お願い

3つの手。ゴロー、さりな、カミキだろう。左上の手に白い袖がある。あと後ろが白衣を着たアクアになっている。


これは制服の袖が見えてるので星野兄妹ですね。左がアクアで右がルビーかな?手の大きさ結構違うな。初めて知った。
ホログラムのアイは東京ドームの映像を前にして踊る。

叶わなかった夢にミヤコと星野兄妹はペンライトを振るが、舞台の照明は落ちてしまう。虚しさと悲しさのあるシーン。
アクアはオタ芸をし、星野ルビーは精一杯ふり、ミヤコは控えめに。
一つのペンライトがアップになるシーンがあるのだが、これは第一期有馬かなの「私を見て」に対するアンサー「君を見ている」の反復表現だと思われる。

消去法でルビーの手かな?と検討してるところ。だけどどっちかなこれ。文脈的にはアクアの方が有り得る。


【推しの子】第4巻第38話箱推し

実はこの表現、結構擦られてる。
例えば以下で紹介する原作完結記念のイベントの写真、「推してくれたから辿り着けた」という文の奥側に白いペンライトがある。
これは上記の画像の手が、完結記念エンドロール動画で彩色されたものだ。
大事なのはどういう文脈でどう使われてるか?ということだから。この作品は反復表現が基礎にあるぞ。

星野アクアは手だけ、あっ(察し)ということだと思われる。

【推しの子】連載完結記念PV「コミックエンドロール」

OPに戻る。
カラスの群れが見ているのは、東京の摩天楼の中を二人ぼっちで歩く星野兄妹。

【推しの子】の物語の進み方そのまま

↑実は私が第2期OPで一番好きな部分がここ。【推しの子】そのものを表してるから……。エモい。

♪宿命に刻まれた痛みさえ武器にして~

二人がもたれかかるのは、星野アイが死んだ玄関のドアである。アイ殺害時、ルビーは扉の向こう側にいたが、こちらで宿命の傷を想っているのか、アクアがルビーを気にしているのか。


子どもの手の届かないドアの先へ走り去ってしまう、アイドル:アイ

このペンライトの海、実は第1期OPで興味深い演出が取られているんだよな。
【第1期OP】

【推しの子】ノンクレジットオープニング|YOASOBI「アイドル」
【推しの子】ノンクレジットオープニング|YOASOBI「アイドル」

雨宮吾郎の時は星野アイはまだそんなにだったけど、転生してからドーム公演まで行ったからそういう文脈なのかな~と思ってる。
第2期OPに戻るわよ。


あ~【推しの子】だこれ。完全に【推しの子】。ここめっちゃ【推しの子】だわ。


清水の舞台から飛び降りる星野兄妹


吉祥寺とアビ子先生の漫画家コンビ、結局は「ペン」で殴り合うのじゃなくて口論でバトルするの未だに面白いな。数字煽りは虚無だからやめようぞ。

アビ子先生泣いてるなぁ


「合戦です」の鞘姫。あかねの解釈通りになってよかったよね。アビ子先生も大変気に入ってた。


かなちゃんかなちゃん有馬かな!ここ回収された時面白かったな。
ここまさか異母兄弟対決になるとは思わなかったよな。素のテンションは似た者同士だけど、アクアは"防人"が読める。


このシスコンがよ~(泣)
ここかなちゃん色々とやってて面白い。距離感とかピースとか。この時点でのトリプルヒロインの性格がよくわかる1枚。この後のアクアの笑顔はリア充爆発しろ案件。
対比構造ってやつだ。ニッコリ姫川ブレイド可愛いな。


鴨志田のギャップもいいしメルトのアニオリもよかったよな!


新生B小町。可愛すぎんだろ……ルビー守られてるね。てか何気に一人だけ黒が印象的に使われてるのか。
黒川あかねの死に顔演技凄すぎないかここ(そうじゃない)実は本当の見所はもうちょい後というミスリードな上に、アクアの感情演技への課題克服に対する期待が高まる名ピックアップだ。


かなちゃんがアクアと目が合ったら頬赤らめる演出は反則でしょうが!(かわいい)


【推しの子】ではエプロンや料理を家庭のメタファーとして扱っているイメージ。一番見て欲しかったよな、アイに。

いいOPですよね。