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【お気持ち】私はドラマ版デスノートと和解したいが、譲れない部分もある

【前書き】
私は、ドラマ版デスノートと和解して、今の私がちゃんと視て、いい所を自分の言葉で出力したい。そして皆でデスノートという題材を楽しみたい。

けど、デスノート厄介オタクとしてどうしても吐き出さないといけない感情がある。これはずっと長年抱えてきたものだ。これを吐かないと始められない。ので、吐く。
これを持って自分の負の感情と決別し、ドラマ版デスノートにおける最大の欠点(と自分が思う所)を許し、無理のない範囲でドラマ版を出来れば完走したい。ちゃんと見届けたい。

※ドラマ版デスノートのネガティブな感想とネタバレがあります。

私はドラマ版デスノートを見たことで「キャラクターの本質は何か?」を考え続けることになった。

私がデスノートという題材に触れたのはメディアミックス版の実写映画版だったので、基本漫画のメディアミックスには好意的だ。実写とか舞台とかを指す。漫画でしか出来ない表現・アニメでしか出来ない表現とかがある中、それを実写にどう落とし込むとかめっちゃ気になる。

で、問題のドラマ版デスノートというのは、2015年の7月から9月まで日テレで放送されたものを指す。主演の夜神月役は窪田正孝。

漫画『DEATH NOTE』を原作とし、2006年に公開された実写映画版2015年ミュージカル版に続き、初めて実写テレビドラマ化された。原作とは違うキャラクター設定でオリジナルストーリーとなり、実写映画版では描かれなかったキャラクターも登場する[1][2]


デスノート (テレビドラマ)-Wikipedelia

注目すべき点としては、【もし夜神月が平凡な大学生だったら】を軸にストーリーが組み立てられているところである。(※ここ伏線)
この部分が興味深く面白い。
で、Lが大好きなオタクとしてまず目につく点としては
Lもすっごいキャラ変されてる……。である。オタク、困惑。

私は当時(今もだが)未熟だったので、もう滅茶苦茶ショック受けた。誰これ。Lなのかこれ?甘味が全然並んでない。L座りしない。白いパジャマ着てるしニアじゃね?
しかしニアは別でちゃんと登場します。演じているのは優希美青さんという女性です。声が可愛い。
公式サイトを見ると 
「隠れた天才VS生まれながらの天才VS危険因子」ってある。

隠れた天才って月ってこと?ちょっと待ってくれ……あの……え?2024年の今知ったわ。
平凡な大学生のはずが眠っていた才能醒めたんだ、デスノートで。

デスノートを手にしたことにより、内に秘めていた歪んだ"正義感"、絶対的な"天才性"が目覚め(以下略)

デスノート|日本テレビより

そうだったんだ……。ショックで話逸れただろ。じゃあ平凡な大学生が~とかいう売り文句つかうなよ。使ってなかったっけ?

それにしても……2015年……もう9年前になるのか……
この当時は、私の主観だが、Lを演じる山﨑賢人をめちゃくちゃ売り出したいって空気があった。なんかすっごい……そんな空気があったのを覚えてる。2~3年くらい。あくまで私の主観です。

でまぁ、当時ドラマ版をリアタイしながら私はめちゃくちゃ葛藤していた。
これは……Lなのか……?俳優山﨑賢人じゃね?
なんかサービスシーンあるし(※壁ドンやシャワーシーンなど)
なんか……なんか……
う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん……

と散々悩みながら無理のない範囲で視聴を続けていた。きつかったら普通に見るのやめたりしながら、なんだかんだほぼ毎週見ようと思ってた。
ていうかこのLがどんな死に方をするかをモチベに見続けていた。

でまぁ、Lが死にました。
うん。

よかった……。色々辛かったけど……
死ぬまでの過程はめちゃくちゃよかった……
見ててめっちゃよかった……。

これは、"この月とL"じゃないと描けない物語だ……。

ドラマ制作陣握手をしよう……。

と感傷に浸っていたオタクを非情な展開が襲う!!


※ここから汚い言葉遣いが出てきます

繰り返すが、私はドラマ版デスノートと和解したい。歩み寄りたい。
自分が歩み寄れるところまで。だから思ってたことを吐く。長年抱えてた思い。

まず一旦、振り返る。
デスノートの面白さというのは、キラ陣営は立ち回りを間違えたら終わる、L陣営は死ねば負けという生命の駆け引きがまずあると思う。キラ自身も、Lも、捜査本部の皆も、それから色々な人も、超能力としか思えない技で殺せる、"キラ"に生命をかけて向き合い、そして死んでいった。または、デスノートを使った代償を払った。L陣営はそのショックを乗り越えながら、それでもキラに立ち向かい続ける。そこが私の好きな部分の一つだ。


なので……私は……

第9話でワタリがこんなことを言い出した時びっくりした。

ワタリ「皆さん!お揃いですか?」
「ワタリさん」
ワタリ「今日はLの為にありがとうございます。皆さんに見送られて眠りに就くのが――Lのたっての願いでした。ビデオにそう残っておりますので」
ライト「ビデオ?」

ドラマ版デスノートエピソード#09

私「ビデオ?」

ビデオって何?え?Lからのビデオレター?ん?

ワタリ「Lから皆さんに伝言がございます」
ライト(L!)
ビデオのL「Lです」

ドラマ版デスノートエピソード#09

うっそやろお前。

ビデオL「このビデオが流れているということは――私は日本の地で永遠の眠りに就いたということでしょう。」

ドラマ版デスノートエピソード#09

オタク、困惑――。なにそれ?どういうこと?今までになかったアプローチだな……。あれ?まぁ遺言くらい残したいよな。わかる。

ビデオのL「この二つ目のビデオを見ているということは――」

ドラマ版デスノートエピソード#09

え、まだあるの!?!?!?!

総一郎「ワタリさん、Lは他にビデオを遺してないでしょうか?Lが何か残しているなら知りたいんです」
ワタリ「実は夜神さんに頼まれたら見せるようにと言われていた――ビデオがあります」
ビデオL「夜神さん(以下略)」

ドラマ版デスノートエピソード#10

はぁぁぁ~~~~~~~~~~?????????

オタク、マジガチブチギレ。

ちなみにこのビデオL、最終話にも出ます。アマプラの説明文にも載ってる。いや……いやいやいや……あのさぁ……

死んだならちゃんと死ね!!!!


それがデスノートという作品の舞台における基本的なルールじゃないのか?


そんなに山﨑賢人を毎週出したかったのか~~~?


……という思いを抱えて……9年生きてきました。すみません、聞いてくださってありがとうございます。

いやもう、本当にここだけは受け入れがたい。ドラマ版デスノートの見所だと、たとえばイカした魅上が出るとか、窪田正孝の演技が凄いとかさ、Lと月の最終決戦が良いとかさ、言いたいんだけど、ここだけ絶対譲れない許せなさがある。な~~~~にがビデオじゃボケ さっさと成仏しろ。

もう一回言います。

殺したならちゃんと殺しきれやボケ!!

中途半端なことしてんじゃねえぞ!!

制作陣お前らに言ってます


私は……この展開を見て……あっ、山﨑さん所属事務所の思惑が出てるな~と感じてしまった。とにかく山﨑賢人という俳優を出したくて仕方がない。
Lの死後の夜神月を、信用していないというか、

どうでもいい。

んだなって。そういう風に捉えていたし、今でもそう思っちゃう。

Lという大きな存在が死んだ後の、月そして捜査本部、彼らの心の動き方を描いたり、回想(新規撮りおろし)という形でも出来たと思う。それが死んだら終わりというルールのある作品の見所の一つなのだ。

でもビデオはさ、なくない?流石に。録り溜めとかある?ショックすぎてなんで録り溜めしたのかとかそういうの全然頭に入ってこないよ。
これに関しては、この世界でただ一人でも異を唱えられる自信がある。

最後に

ドラマ版デスノートは、2010年代に新たな形でデスノートという題材に挑んだ作品だ。それだけで十分、凄い価値がある。
いいドラマなんだよほんと……2020年版もお待ちしています。

さて……アマプラで無料な内に視ていきたいなぁと思う。
ちゃんとキレられてスッキリしたので、多分見ていけると思う。
多分……

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