![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/167000873/rectangle_large_type_2_f2d11a83889689a7a0ae61a9856cf0c1.jpeg?width=1200)
【推しの子ネタバレ】座標:鏑木勝也で行う沢山の憶測【実写版含】
ヘッダーは【推しの子】4巻より。
正式なタイトルは「赤坂アカ先生回。今回は鏑木勝也の材料を検討します」です。
先日実写映画版【推しの子】のパンフレットを読んでいる時にいくつか気になる情報を手に入れた。
・ドラマの撮影時期に冬がある
つまり遅くても2023年12月~2024年3月の間に撮影されたのかもしれないと推測する。
この間に原作漫画は ジャンプラをソースにすると
ちょうど15年の嘘撮影の時くらい。
但しジャンプラは1周遅れでの配信となる。
![](https://assets.st-note.com/img/1735015598-6AH7sfb09nM3Pluj4RqZp1Jw.png)
撮影が冬ならば、企画立ち上げ段階はもっと早いはず。映像を見ただけでわかる予算。実写版そこそこ見てきたアラサーオタクがドン引きするレベル(毎話曲書きおろし&MV撮りおろしは流石にどうかしてると思った)
ほう……。
ちなみに私は会社というもの体系で働いたことがないので
その辺りの時間感覚はよくわからないのですが
ドラマ版で描かれたエピソードは中堅篇がほぼカットされてて
原作だと大体106話あたりで終わるようになっている。(全165話)
106話は2023年2月2日。
実写版について赤坂アカ氏はこう語っている。
実写【推しの子】原作者の赤坂アカ&横槍メンゴが最速レビュー! 「信じて託すことができた」「誰よりも私が大満足してます」
赤坂氏は、「みなさんにとても当事者意識を感じました。脚本も、芝居も、自分たちの事としてやっている。『そっちから見たら、そういう感じなんだ』と思うことが割とありました。ある意味答え合わせのような」と感想を明かす。そして、「圧倒的な『現場感』がありました。僕が見てきた様々な現場を、漫画という媒介に落とし込んできましたが、純度100%の現場で繰り広げられる【推しの子】という部分は、作者的には大きな面白さの一つです」とコメントを寄せた。
「僕が見てきた様々な現場」
それは例えば
「かぐや様は告らせたい」のアニメ制作現場とか、実写映画製作現場とかじゃないかと個人的に思ってる。
あとは漫画家同士の付き合いで2.5次元舞台とかも実際に観に行った可能性もゼロではないよね。
今まで掴んできた情報だと
・赤坂アカは雑学王(かぐや様や恋愛代行を読めばわかる)
・どの作品にも必ず 舞台や課題説明が入り、そこからキャラが動き出す
![](https://assets.st-note.com/img/1735016832-lpcEtuU7jZSoiCmbyIOszFPR.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735016637-OfQwX7lNPaFDUjWTgBJCr3ys.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735017220-bKYf948DVMGukCUyagXiTtqc.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735017236-VDb3S0RCtydBhzgPWlj4JTY5.jpg?width=1200)
・特に【推しの子】はファクトチェックに引っ掛かればアウトな情報も普通にあるが、今のところ全くない
・横槍先生と赤坂アカ先生は割とくだけた方の関係
横槍:
アカピーからオファーをいただいたときは正直びっくりしました。当時、ちょうど絵を頑張ろうと思って修行中だったんです。そんなときに、友だちだけど、実力のある作家さんだと思っているアカピーから声をかけてもらえたっていうのは純粋にうれしかったです。
──ちょっと気になったのですが「アカピー」とは?
赤坂:
『タコピーの原罪』が連載されだしたころから僕のことアカピーって呼び始めたよね。
横槍:
タコピーならぬアカピーと(笑)。
映画製作陣ともかなりコンタクト、打ち合わせをしている。
脚本開発をはじめ、様々なタイミングで赤坂先生にはストーリーについてご意見をいただきながら、取り組んできました。
赤坂アカ先生と密にやり取りをさせていただきながら作業を進めていく中で、
赤坂アカ先生は物事を伝えるのがうまい上に、
人と話すのが(少なくとも創作に関して言えば)苦じゃない
つまり
コミュ強。
(※コミュ障から見て)
それから【推しの子】という作品は
最初と最後が決まっているらしくて、その間は割とライブ感で作ってたっぽい。
当初はぽっと出のキャラだったはずなのに、横槍先生が描いたシーンをきっかけに再登場。“まるで主人公のような”熱い姿を見せてくれたり。
これ誰指してるかってって、
鳴嶋メルトですよ……私の(好きな)メルトくんのことなんです……。
まさにアドリブ進行。週刊連載の中、あらかじめ定まった一本道の物語を進むわけでなく、お互いを「友だち」と呼び合うふたりの漫画家による化学反応が『【推しの子】』では起きている。
だから
鏑木勝也の描写の掘り下げ方も納得がいくんだよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1735019547-H48w3jiTmrK5WQatRESBseuk.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735019562-7sYKkz5ld2EAPvcFG1feQhMr.jpg?width=1200)
いけすかねーおっさんだなオイ。
まぁ人間誰しも仕事のモチベの上下ってあるからね。
ちなみに有馬かなのことは東ブレ編で評価を改め、
最終的にこう評価している。
![](https://assets.st-note.com/img/1735020132-SHiJMVhPwls4bT3egFp51Ydt.jpg?width=1200)
そして(恐らく鏑木Pの知らないところで)シマカンが有馬かなにこんな約束をしている。
![](https://assets.st-note.com/img/1735020644-Aq46fI95C3hiSToJpL072aVB.jpg?width=1200)
三人の男+星野アクアによってもたらされた有馬かなの結実は、16巻に載っているので買いましょう。
五反田監督は鏑木をこう評している。
役者や出資者のコネクションを繋ぎ続け
映像制作に関する工程全ての知識を持ち
現場全体のケアと牽引をする
飄々とやってのけるが
簡単な事じゃない
こういう人間が居ないと映画業界は成立しない
口を開けば金の話しかしない人だけど
情熱が無きゃ出来ない仕事ばかりしてる
"創作"という行為に携わってる人なら、創作への姿勢や情熱というのはちょっと質問や雑談するだけでわかったりする。(と思う)
何を目的でしているのか?
何故今ここでしているのか?
とかね わかるよね わかる(勝手に分かった気になってるオタク)
うん、つまり何が言いたいかというと
鏑木Pには間違いなくモデルとなった人物が居る。(恐らく複数名)
じゃないとここまでリアリティが求められ、かつ情緒的な厚みがあるサブキャラクターは作れない。
![](https://assets.st-note.com/img/1735019083-zy4s6RHkl9fWFIv20bugQhtL.jpg)
山積みの資料。レジ袋から出さずに食べられたであろう弁当箱。本。メモだかなんだかのくちゃくちゃの紙。ドリンク。
脚本に貼られた複数の付箋。
アイドルとまた違って、こっちはこっちで本当に好きかつ才能が無いと出来ない仕事だよね。
"コネクション"を大事にするには
・対象の顔を覚え認知する力がいる
・連絡先を管理する能力がいる
・業界内の話題の物に目を通しつづけなければならない
・以上をこなす体力がある
・毎日沢山の人と会う中で鍛えられるであろう人を見極める感覚
……と私は考える。
あと鏑木Pといえばタバコなんだけど、タバコを通じたコミュニケーションをしようとしてる所と、ストレス発散を兼ねてそうなところが生々しくていいよね。
鏑木Pは先程例に出した【推しの子】第1巻の時点でそれらしき人物が描写されている。
でもやっぱり、赤坂アカ先生の観察眼、そして横槍メンゴ先生にも供えられた強いコミュニケーション能力と(恐らく)共感力がないと結果的にこういうキャラクター像にはならなかったんじゃないかなとも思う。
もうちょい鏑木勝也について語りたいけど
資料引っ張り出すだけで疲れた(私あるある)
鏑木勝也を座標にして赤坂アカ先生の創作を考える回でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1735019387-au9R064o3dtlWUNr1CTcgjKz.jpg)