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プロダクトGで活用しているコミュニケーションツールの紹介

フィノバレーAdvent Calendar 2024 2日目の記事です。

こんにちは。株式会社フィノバレーでAndroidアプリ開発兼モバイルアプリチームのリーダーを担当している照井です。

カレンダー1日目はPM渡邉の「フィノバレー Advent Calendar 2024 はじめました」で、なぜアドベントカレンダーを開催するに至ったかの経緯を書いてくれました。
私は正直、絶対に今年やるとは思っていなかったので改めてこのフットワークの軽さ&とりあえずやってみる精神は弊社のとても良いところだなと感じました。

というわけで、フィノバレーアドベントカレンダーの2日目は普段開発チームで利用しているコミュニケーションツールや情報共有ツールの紹介をしていこうと思います。


はじめに

弊社のプロダクトグループ(以下、プロダクトGとします)はPMチーム、モバイルアプリチーム、サーバーチーム、インフラチーム、QAチームで構成されており、さらにアプリのデザインを考案するデザインチーム(親会社のアイリッジに属しているデザインスタジオ)とも協業しています。

プロダクト開発はこれら全チームと連携して進めていきますので、チーム間の情報共有やコミュニケーションが重要になります。
特にリモートワークや複数プロジェクトの並行進行が日常化している中で、効率的な情報共有とタスク管理はプロジェクトの成功に直結します。

本記事ではメインで活用している「Notion」「Wrike」「Miro」の3つのツールに焦点を当てて紹介していきます。

1.Wrike

Wrikeはプロジェクト管理とタスク管理に利用しているツールです。
ガントチャートも利用しやすくチーム内外の連携をスムーズにする役割を担っています。新規機能開発や機能改修は全てwrikeのタスクを作るところから始まります。

Wrikeのアプリチーム朝会タスク

これまでは「slackで依頼を受けてやり取りして完了」ということも多かったのですが、Slack上でやり取りすると情報が流れてしまい検索が困難となります。
類似案件が発生した際に「そういえばどこかで会話した気がするけど、、いつどのチャンネルだっけ?」となってしまったり、そのタスクが現状どうなっているのかよくわからなくなるため、依頼を含めたタスク管理はwrikeで一元化するようルールを整備して浸透させています。

wrikeのタスクに要望や仕様を記載するとともに、wrikeでは表現しきれない内容は各ツールへのリンクを貼ることで、情報のアクセス性を向上させています。
(サーバーチームはDB設計やIF仕様書をスプレッドシートで作成しているため、仕様書のGoogleドライブリンクを貼ってくれています)

モバイルアプリチームやQAチームでは、基本的に日々の朝会や夕会をwrikeのタスクで進めています。マイルストーンやスケジュールの確認に加え、メンバーの休暇日やオフィスへの出社日など細かな連絡事項もWrikeで一元管理することで、チーム全体の連携を円滑にしています。

2.Notion

現在は多くの企業で利用していると耳にするためNotion自体の説明は不要かなと思います。

wrikeではコードスニペットや表(テーブル)を表現するのが難しく機能仕様を記載する上で不便なところがあります。そこでwrikeはあくまでタスクの管理をするのみとし、MoneyEasyの機能仕様やマニュアル、FAQなどのドキュメント系は全てNotionを利用しています。

Notionは柔軟に情報を整理できるため、プロダクトGだけではなくフィノバレー全体でメンバー全員がアクセスしやすく、理解しやすい形で情報を共有することができるので重宝しています。

MoneyeasyのNotionページトップ

また、他のツールとの連携機能も充実しており、後述するMiroのボードもページ内に埋め込むことが可能なので視覚的に情報を整理することができる点も大きなメリットです。

Notionは本当に柔軟性に長けており、まだまだ使いこなしているとは言えない状況です。
余談ですがQAチームのページの使い方がうまかったり、推進グループのページが綺麗だったり、みなさん色々な工夫をしてページを見やすくしており、見習いたい箇所が多くありました。

3.Miro

Miroはオンラインでのブレインストーミングやアイデア共有に特化したツールです。プロジェクト初期のアイデア出し、画面遷移図、フローチャートや思考整理など、視覚的な整理が必要な場面で活用しています。
また、各チームの振り返り会でもMiroを使用しています。

頭の整理に使っていたサンプル

メンバーが同時に視覚的に各自の意見を自由に書き込むことができるため、チーム全体での理解が深められる良いツールだと感じています。

ボードの数ではモバイルアプリチームの画面遷移が多いのですが、プロダクトGだけではなく推進Gのメンバーも活用しています。

使用感と改善点

紹介した各ツールを導入してしばらく経ちましたが、Wrikeのタスク管理機能、Notionのドキュメント管理機能、Miroの視覚化機能がそれぞれの強みを発揮しており、プロダクトGでのチーム間のコミュニケーションや作業が非常にやりやすくなっていると感じています。

とはいえ新規参入者の方からよく指摘を受けるのですが、次のような課題や改善点もあります。

  1. 使ったことがないツールが多く、新規参入者への負担が大きい

  2. WrikeとNotionのどちらに最新仕様が書かれているのかわからないケースがよくある

1つ目の問題については、最近NotionとMiroは多くの企業で使われるようになってきたようでそれほど問題ではなくなりつつあるのかなと感じます。
それぞれの利用・運用ルールもNotionにドキュメント化しているため、一通り読んでもらえれば把握はできると思います。
ただ、やはり慣れるまで時間はかかるのでサポート体制が必要だと感じています。

2つ目の問題については、Notionのドキュメントを更新していないことが原因ですので、根本的にはドキュメントのメンテナンス問題だと考えています。
この問題は特にQAチームが問題提起と指摘を定期的に挙げてくれるので、定期的に模索&実行しています。

まとめ

個人的にはいずれも便利なツールだと感じています。特にMiroが好きなのですが画面遷移図をよく作っているので一番使い慣れているのもあるかと思います。

弊社は「とりあえずやってみる」という精神があるので今後よりマッチしたツールが出てきたら乗り換えるかもしれませんが、今のところこれらのツールを活用しつつチームのニーズに応じた最適な運用方法を模索していきたいと考えています。

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