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画像生成AIで体の特定部位をアップで描くプロンプトテクニック
画像生成AIを使って体の特定部位をアップで描きたい場合、適切なプロンプトを入力することが重要です。本記事では、効果的なプロンプトの書き方や、部位ごとのテクニックを紹介します。これらのコツを押さえることで、より意図した画像を生成できるようになるでしょう。
基本的なプロンプトの構成
画像生成AIで体の特定部位をアップで描くためのプロンプトは、以下のような構成が効果的です:
描画範囲の指定
対象となる部位
構図や角度の指定
追加の詳細情報
この順序で情報を入力することで、AIがより正確に意図を理解し、目的の画像を生成しやすくなります。
描画範囲の指定方法
特定の部位をアップで描くためには、まず描画範囲を適切に指定する必要があります。以下のような表現を使うことで、描画範囲を制御できます:
close-up:クローズアップ
extreme close-up:超クローズアップ
macro:マクロ(非常に近接した撮影)
例えば、「close-up of eyes」とすることで、目のクローズアップ画像を生成できます。
部位ごとのプロンプト例
それでは、体の各部位をアップで描くためのプロンプト例を見ていきましょう。
顔のパーツ
目:
close-up of eyes, detailed iris, long eyelashes
(目のクローズアップ、詳細な虹彩、長いまつげ)
唇:
extreme close-up of lips, glossy, slightly parted
(唇の超クローズアップ、艶やか、少し開いた状態)
鼻:
macro shot of nose, fine pores visible, soft lighting
(鼻のマクロショット、細かい毛穴が見える、柔らかな照明)
手
close-up of hands, delicate fingers, manicured nails
(手のクローズアップ、繊細な指、マニキュアされた爪)
足
extreme close-up of bare feet, sandy toes, beach background
(裸足の超クローズアップ、砂のついた足指、ビーチの背景)
胸部
upper body shot, focus on chest, detailed clothing texture
(上半身ショット、胸部にフォーカス、詳細な衣服のテクスチャ)
腹部
close-up of toned abdomen, visible muscle definition
(引き締まった腹部のクローズアップ、筋肉の輪郭が見える)
プロンプトの微調整テクニック
重要度の調整:
括弧()を使って重要度を上げたり、[]を使って重要度を下げたりすることができます。例えば:close-up of (eyes), [face]
これにより、目により焦点が当たり、顔全体は控えめに描かれます。
数値による強調:
特定の要素を強調したい場合、コロン:の後に数値を付けることで調整できます。例:close-up of eyes, (detailed iris:1.2)
これにより、虹彩の詳細さがより強調されます。
複数の部位の組み合わせ:
複数の部位を同時に描きたい場合は、カンマで区切って指定します。例:close-up of hands and face, emotional expression
これにより、手と顔のクローズアップが感情表現とともに描かれます。
注意点とコツ
バランスの取れた指示:
過度に詳細な指示を出すと、AIが混乱する可能性があります。重要な要素に絞って指示を出すことが大切です[1]。構図の考慮:
「その部位をイラストで描くことで、イラスト全体の構図がどのようになるか?」をイメージしながらプロンプトを作成すると、より意図した構図を得やすくなります[1]。背景の扱い:
クローズアップショットの場合、背景は必要最小限に抑えるか、省略することで、対象の部位により焦点を当てることができます[5]。照明や質感の指定:
部位の特徴をより際立たせるために、照明(soft lighting, studio light等)や質感(glossy, matte等)を指定するのも効果的です。試行錯誤の重要性:
同じプロンプトでも生成される画像は毎回異なります。理想の画像を得るためには、プロンプトを少しずつ調整しながら、複数回生成を試みることが大切です[2]。
まとめ
体の特定部位をアップで描くためのプロンプトテクニックを紹介しました。基本的な構成を押さえつつ、部位ごとの特徴を考慮したプロンプトを作成することで、より意図に沿った画像を生成できるようになります。また、プロンプトの微調整テクニックを活用することで、さらに細かな表現も可能になります。
画像生成AIの世界は日々進化しています。これらのテクニックを基礎としつつ、自分なりの工夫を加えながら、理想の画像生成を目指してみてください。プロンプトの試行錯誤を楽しみながら、独自の表現を見つけ出す過程そのものが、クリエイティブな体験となるでしょう。
Citations:
[1] https://note.com/akirau338/n/ne6452c9814a9
[2] https://nagi.blog/ai-illustration-prompt/
[3] https://ichi-up.net/2016/132
[4] https://dosparaplus.com/library/details/001492.html
[5] https://aipythonjourney.net/leonardo-ai-size1/
[6] https://oekaki-zukan.com/articles/19289