再度の幼稚園配置条例の廃止案(閉園)の提示
動きのあった2024年6月
2024年5月に1回だけ形だけの佐倉幼稚園の在園保護者からの意見交換会という名の意見交換会を報告書に入れ込むだけに行い、その意見は反映されるどころか話し合いすらされた形跡は無い。
その後、もう1度今度は2週間後に突然閉園方針の説明会になり、説明会を実施。
この間2週間で意見交換会の内容を持ち帰って意見交換をさらにする会と思っていたが、なんと閉園方針の説明会ですという通知が前日に通達される。
【パブリックコメントの実施】
パブリックコメントは下記の内容で、省庁や地方自治体ではほとんどの場所で行われている、市民が直接、市の見解を聞ける制度です。
佐倉幼稚園の閉園問題についてもパブリックコメントが執り行われました。
ただ、このやり方と回答にはだいぶ疑問符が残ります。
疑問点➀
他市では広報誌にパブコメの告知をのせているが佐倉市では一切告知をしていない。告知はHPのトップページに「意見公募ページが更新されました」だけ。よほどのマニアしか来ない…。
疑問点②
政策がほぼ決まっている時点でこのパブリックコメントを取り、かつ、
パブリックコメントの締め切りが7月26日(金)、教育委員会で方針を決定した臨時会が7月31日(水)と、たった2営業日で教育委員会で判断をしている点。このパブリックコメントの回答内に市民の意見はパブコメで聞いてるといっているが、精査期間は2日ってそんなことありますか?
疑問点③
パブコメに対する市の見解が的外れのものが多い。
疑問点④
パブコメの回答はすべて閉園に反対という意見だったが、そこに対しては聞く気がないというような回答が散見された。
同じように幼稚園閉園問題の出ている「流山市」「日野市」でもパブリックコメントを出していが、佐倉市の回答は特によくわからない回答が多い。
パブリックコメントについてはまた別の記事で詳しく話したいと思います。
パブリックコメント 回答リンクhttps://www.city.sakura.lg.jp/section/ikenkobo/200sanka/020result/20240731_3510050000_01_00_.pdf
【佐倉市教育委員会 臨時会】
7月31日に行われ、このパブリックコメントが披露され、質問もされたものの、のらりくらりと質問をかわして、教育委員会でも再度可決して、
市議会に諮るという流れになりました。
★なお傍聴に来ていた方の話では、昨年「1年間を目途に検討を再度する」という案を出された市議さんたちはどなたも出席されていませんでした。自分たちの出した案に対しての結果気にならないのでしょうか…。
実はこの流れ日程も含めてほぼ昨年2023年と変わりません。
違うことは
①昨年だめだといわれた
・市民にアンケートを行った→かなり恣意的な内容
・ニーズ調査をした→1年分だけで、その下の代、現在の未就園児クラスに来ているニーズは聞いていない。
・パブコメ期間が短い→議会で指摘された内容。2週間から1カ月に。
②形だけの在り方検討会を設置した
実はそれ以外は昨年をトレースしたのではないかというぐらい同じ。つまり、市教育委員会は最初から考えるつもりはなく、人数少ないから閉園という昨年からのプランをぶれることなく実施したということになります。
昨年一番言われていたのは市民合意のプロセスに問題があったということですが、一番やらなければいけない子の過程をアンケートを取った、ニーズ調査をした、パブコメの期間を延ばしたで、クリアしたと思ってしまっているのであれば、大きな間違いです。
市民は責任者との対話(教育長や市長)を望んでいます。
あり方検討会に市民を入れるのが普通だと思いますが、これが行われないのであれば双方向での対話をするべく住民説明会をやるというのが、信頼関係を保つためにやるべきことと考えますが、
パブリックコメントでの意見も、「市長には報告しているので説明の場は設けない」と言っています。
本当にパブリックコメントの意味(市民協働)わかっていますか?佐倉市の市長部局、教育委員会の皆さん…。