的外れが罪
寒行の満行お疲れ様でした◎
「毎日やるのが難しい」というご相談というかお悩みを受けましたが、
水行で身を清めるのは神事の際の前準備のようなものなので必要な時に行えれば良いと思います。
例えば
神日の1日、15日。
神仏の縁日。
祭祀や外での修行などの日の朝や、その数日前から。
重要な神社参拝の日。
など、ここぞという時に取り入れていくのが良いでしょう。
私の場合は御嶽山の登拝前に百日潔斎をするのでそこにあわせての禊であったり、
1月の寒行がここぞという時です。
各々の体調や生活にあった形で行をして頂ければ良いと思います。
他、何か特別な願をかけたりするのであれば今回のように1週間とか100日とか365日とか、最初に神様と約束して始めれば良いです。
◽️なぜ願掛けで水をかぶるのか
なぜ願掛けで水をかぶるのか。
神通力が起こるのか。
これを考える時はむしろ
なぜ願いがかなわないのか、
なぜ神通力が起こらないのか、
こちらの前提から考えてみたほうが良いなと思います。
集合意識と陰陽統合の概念が恐らくいちばんわかりやすいです。
思うとおりにいかないのは「我」があるからです。
というより実際には「自分の思ったとおりに世界が動く」という考え方がそもそもズレてるから、思うとおりにいかないということです。
はじめから「あなたが思うとおりには世界は動いていない」ということなのです。
全体の中の流れで動かされているだけであり、そこから我をもって外れてしまうと「思うとおりにいかない」ことになってしまっているだけ、とも考えられます。
無我の境地や無心も宇宙と渾然一体となっている時であり、そこには良し悪しもなにもありません。
陰陽統合のワークの話をいつかのメルマガにも少し書きました。
「絶対やってやる!」と力みが入っているとできなくて、
「できないかもしれない...」でも当然できません。
「思ったとおりにしかならない」
とできることを前提とする言霊を口にすると
潜在的な力が発揮されるので
ふだんの自分ではできないことが
できてしまいます。
(よく考えてみるとわかるのですが「絶対にやってやる!」という言葉の裏には「出来ないかもしれない」いう意識がすでに潜んでいることに気付きます)
先日も新たにおもしろいワークを体験しました。
過去・未来・現在の時間を統合するワークの別バージョンです。
被験者は両手の拳を自分の前で上と下で重ねて動かないように力を入れます。
別の人がその重ねた拳を力で離すという実験です。
「昨日のこと」を考えると力が入りません。
「明日のこと」を考えても力が入りません。
「いまここがすべて」と念じると、目の前で合わせた拳がビクとも動かなくなります。
ものすごくわかりやすいワークでした。
水行をはじめとした行も、強制的に「現在」に集中せざるを得なくなります。
それなりに必死でないとこなせないからです。
そこに集中するから神がかり的な力をはっきします。
過去を悔やんでいても本来の力は出ないし、
未来を案じたり心配しても本来の力は出ない。
その時に集中することでしか真の力は発揮できません。
これがいわゆるゾーンであり、集合意識の世界です。
こうして書いてみると、
日常の中では自分も否定に入ることが結構まだあるなと改めて気づきました。
拝んでいる時や行の時だけはそれが一切ないので、やはり通じるのでしょうね。
修行の類でいちばん難しいのがやはり
「向上心は不可欠ながら、
求め過ぎてもうまくいかない」部分です。
求めすぎると「絶対やってやる!」という陽の意識だけになってしまうので繋がれないのです。
私は格の違う絶対に追いつけない先輩がいたため、早い段階で「諦めつつ、求める」という境地を自然と獲得しました。
そこからやはり修行の伸び方が早くなったと感じています。
「諦めつつ、求める」のもある意味で陰陽が統合されてます。
◽️罪と"的外れ(まとはずれ)"
ルドルフ・シュタイナーは「幼い頃までは子供はまだ天と繋がっている」と考えました。
人間は生まれ落ちてから徐々に天との繋がりを失い地に足をつけます。
地に足がついてから初めて感情や知識を教えていきます。
この概念は松果体に焦点をあてると腑に落ちる話です。
生まれたばかりの子は頭蓋骨も空いており、大脳も未発達なため、顕な松果体で宇宙からの電磁波を詳細にキャッチして体内の時空時計をあわせています。
しかし天体の位置や磁場をキャッチする松果体も頭蓋骨が閉じ、大脳の発達とともに埋もれていき、弱まっていきます。
これは要するに宇宙との繋がりが薄れていくことを意味するので、科学的な観点でみても人は宇宙=神の世界からズレていくことが必然であるように思えます。
この"ズレ"について、角度がちがいますが面白い話を最近知りました。
人間の罪とはヘブライ語では
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