2022/02/24の17ライブ進行台本
音楽ライターの富澤えいちが17ライブで配信している番組の進行台本を公開しています。
音楽ライター富澤えいちの「昼ジャズ」
♪ 「昼ジャズ」とは?
音楽ライターの富澤えいちが、お昼休みにジャズを気軽に聴いてもらおうという17ライブの配信です。11時~午後1時ぐらい、ほぼ毎日、17ライブで生配信してます!
リプライズ(再放送、夕方から夜の時間帯)もやってます。
検索はこのID→えいち_jazz
♪ 本日の特集★富澤えいちが選ぶ2021年アルバム・ベスト10〜FUTARI『Underground』
富澤えいち執筆のジャズ専門誌「jazzLife」で取り上げたり関連している音源を紹介します。
富澤えいち担当の「ジャズライフ」誌記事を掲載したブログへのリンクはこちらから↓
FUTARI(フタリ)
神戸在住の藤井郷子 (p, voice)とベルリン在住の齊藤易子(marimba, vib)のデュオ・ユニット。
『UNDERGROUND(アンダーグラウンド)』はこのユニットの2作目。日本ツアーが予定されていたがコロナ禍で中止となり、オンラインでの共同作業による作品が完成した。両者は音源データのやり取りをして、時空を超えたインプロヴィゼーションに挑戦。トラックメイクとは異なるアプローチでの“同時性を意識した音楽”の在り方を提示したエポックメイキングな内容になった。
藤井郷子 ふじい さとこ
4歳からピアノを学び、1980年代後半に米バークリー音楽院に入学。1990年代に再び渡米してニューイングランド音楽院でジャズ、現代音楽、民族音楽などを学ぶ。世界を駆け巡る精力的な活動を続けるインプロヴァイザーのトップランナーのひとり。
齊藤易子 さいとう たいこ
桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ、ベルリン芸術大学ジャズ科修了。
多くの現代音楽作曲家らのプロジェクトに参加、ベルリンを拠点にボーダレスな活動を展開している。
♪ “オタマのジャズスタ道場”
毎週、ジャズ・スタンダード・ナンバーを1曲ずつ取り上げて、譜面を作りながら音源を紹介しつつ、スタンダードについての深掘りをしています。
♪ 今週は「手に一杯の星(A Handful Of Stars)」
見本音源
ア・ハンドフル・オブ・スターズ / 小曽根 真ザ・トリオ / Reborn
A Handful of Stars / ジョニー・マティス / Warm
「ア・ハンドフル・オブ・スターズ」とは?
映画「ハラバルー(Hullabaloo)」(1940年)の挿入歌として作曲されました。この映画はオーソン・ウェルズのラジオドラマ「宇宙戦争」のエピソード(このドラマを聴いていた人々が火星人来襲を信じて全米でパニックが起きたとする逸話、現在ではその事実はなかったとされている)を導入部に使って、3人の子どもの養育費をせがむ元妻とのやり取りをコミカルに描いています。
Handful Of Stars (A) 作品コード:0H0-0115-4
私は物語を思い出す
愛と栄光のあの夜
心にロマンチックな傷跡を残した一夜
私たちは天国のすぐ近くに立っていた
天まで届きそうなほど
そして、一握りの星をあなたに集めました
甘く記憶に残る時間
恋の花が咲き始めた頃
銀玉のような木漏れ日と
月が大きくなるにつれて
君の肩越しに手を伸ばした
一握りの星を集め
あなたの唇に指先を置きました
あなたの瞳に星が降り注ぐ
月光があなたの髪に光輪を作った
突然、あなたは私を見て、夢が湧き上がってきた
語りえぬものたちが 空気を震わせている
二人の心臓は狂ったように鼓動していた
そして、私たちの唇が合わさった
金星が火星に溶けるようだった
そして、私たちが愛撫しながら立っている間
青い天は祝福を送った
一握りの星のシャワーが...!
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