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2022/02/09の昼ジャズ台本
音楽ライターの富澤えいちが17ライブで配信している番組の台本を公開しています。
♪ 音楽ライター富澤えいちの「昼ジャズ」とは?
音楽ライターの富澤えいちが、お昼休みにジャズを気軽に聴いてもらおうという17ライブの配信です。11時〜午後1時ぐらい、ほぼ毎日、17ライブで生配信してます!
検索はこのID→えいち_jazz
♪ 本日の特集★スウェーデンの宿題その6~ヤコブ・カールソン、クリスティーナ・グスタフソン、エリック・シューデルリンド
富澤えいちの執筆担当記事「冬休みだからスウェーデンのジャズを聴いてみた」(Yahoo!ニュース個人)で紹介した音源の配信です。
ヤコブ・カールソンは1970年生まれ、ヨーロッパ全域にその名を知らしめている独自のスタイルを完成させたピアニスト──というのがヤコブ・カールソンです。あえて例えれば、E.S.T.の継承者にして進化形といったところでしょうか。プログラミングやエレクトロニック・サウンドを幾何学的に重ね合わせて生み出すその世界は幽玄であり、異次元の既視感をもたらすファンタジーと言うべきなのかもしれません。
クリスティーナ・グスタフソンは1970年生まれ、姉のリーグモル・グスタフソンとともにアニタ・オデイ賞に輝くシンガー姉妹の妹。
15歳でクラシック・ギターを習い始め、歌い出したのは16歳。生まれ故郷の農村からストックホルムへ移ると歌手活動を本格化して、瞬く間に頭角を現わしました。1990年代半ばにはニューヨークへ渡ってニュースクール大学に学び、帰国すると実績を重ねて2007年にアルバム・デビュー。
ジャズを専門的に学んだ経歴をもつ彼女ですが、シンガーソングライター的な才能も発揮して、そのポップな歌唱でオリジナリティあふれる活動を続けています。
エリック・シューデルリンドは1981年生まれのギタリスト。6歳でギターを手にし、エリック・クラプトンやB.B.キングらブルースを得意とするギタリストをアイドルとして成長。その過程で出逢ったウェス・モンゴメリー、ジョージ・ベンソン、グラント・グリーンといったジャズ・ジャイアンツにも魅せられていきました。
2015年にスウェーデンのギタリストに贈られる最高賞を授与され、国内のみならず世界的な注目も集める存在になっています。
♪ “オタマのジャズスタ道場”
毎週、ジャズ・スタンダード・ナンバーを1曲ずつ取り上げて、譜面を作りながら音源を紹介しつつ、スタンダードについての深掘りをしています。
♪ 今週は「フォーリング・イン・ラヴ・ウィズ・ラヴ」
「フォーリング・イン・ラヴ・ウィズ・ラヴ」とは?
邦題は「恋に恋して」。1938年初演のブロードウェイ・ミュージカル「The Boys from Syracuse (シラキュースの双子)」の挿入曲です。このミュージカルはシェイクスピアの喜劇をもとに仕立て直され、2組の双子が入り混じるドタバタを描いたものだったそうです。
「フォーリング・イン・ラヴ・ウィズ・ラヴ」はこのミュージカルのなかで、夫に幻滅した妻によって歌われています。
「The Boys from Syracuse」は1940年に映画化もされました。
「恋に恋して」
色鮮やかな糸で織る
他のことに心を奪われないために
だから、女性は、あなたの指を踊らせる
そして、あなたの手をロマンスから遠ざけてください
愛の魔法
縫い目で指をコントロールしよう
糸は切っても、心は丸ごと残せ
メリーメイドは縫って寝ればいい
妻はただ縫い、泣くしかない
恋に恋することは、まやかしに恋すること
恋に恋することは愚か者を演じること
気にしすぎは子どもの気まぐれ
信頼することを学ぶのは、学校の子どもたちだけ
満月の夜、私は恋に落ちた
見る目のない愚かな私
私は永遠の愛に恋をした
しかし、愛は私とともに去ってしまった
見本音源
シーラ・ジョーダン『Portrait of Sheila』
ケニー・ドーハム『Keepnews Collection: Jazz Contrasts』
♪ 本日のニュース付け焼き刃
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