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【第18号】 口ずさむことで生まれた変化~その2~ (2024/3/21)

「口ずさむことで生まれた変化~その1~」から続きます。
「~その1~」の記事では、ジャズルスの歌を口ずさむなかで、英語らしい口元の動きを再現できるようになったこと、英語の細かな音まで聴こえるようになったことの2点についてお話しました。
この記事では、最後の3点めについてお伝えします。

3.アウトプットに自信がついた!

いつぞやも書きましたが、私がこれまで経験した英語学習なるものは、例えると武者修行。
英単語も英文も、暗記するまでひたすら読んで書いて、の連続でした。

悲しいかな、ジャズルスのように自分が「楽しい!」「面白い!」「これ好き!」という感覚を大切にする発想は皆無。むしろ自分の感情を無にして、できるようになるまでひたすら耐えて頑張る派でした(こんな経験、きっと私だけではないはず…)。

そうやって頑張った分、学校の成績やテストの点数は高いほうでした。

なのに!!

外的な基準では十分できているはずなのに、まったくと言っていいほど、自分が英語ができるとは思えなかったし、自信が持てませんでした。

今思うと、周囲が認める「正解」や「完璧」を追い求めるあまり、合っているかどうかの不安のほうが大きく、(足りないところや間違いがあったとしても)ありのままで自己表現することができなかったのでしょう。

それが、大人になってジャズルスに出会い、日常のなかで口ずさむようになってから、とても不思議なのですが、英語で表現することに内心感じていた怖気や構えが、いつの間にか消えていました。

考えてみれば、楽しく心地いい気持ちで歌っていることそれ自体が、一種の自己表現といえます。「この歌、すごく良い気持ちで歌っているんだよ」という自分の状態を外に表している。英語の歌だからもちろん英語で。

つまり、【ジャズルスの歌を日常のなかで口ずさむこと】は、即【英語で自己表現することは楽しいということをくり返し体験している】ともいえるのです。

その体験を知らぬ間にたくさん積んでいくから、ほかの場面でも抵抗感なく自然な形で、正解や失敗や間違いといった概念に捉われることなく、英語で自己表現できるようになるのではないでしょうか。

そう考えると、なにかを学ぶにあたって、
まずはその子が楽しむこと、夢中になること。それが出発点なのだなあと思います。

合っているか、間違っているかはその後でいい。

楽しんで繰り返すうちに、どんどん上達していくし、違っていることは後から自分で気づく時がきて、そのときに修正していける。私が何度も口ずさむうちに発音のポイントを修正していったように。

はじめから「これが正解」の枠に嵌めよう、寄せようとしなくていい。
それよりも、大人の側が、なにを出発点にするかを間違えないようにすることが大事。

あらためて、開発者レズリー先生の言葉が思い起こされます。
“Music and singing make children feel happy. 
Stress-free, happy children learn.”

(音楽や歌うことは子どもたちを幸せな気持ちにします。ストレスから自由な、幸せな子どもたちは学びます)

余談ですが、レズリー先生はジャズルスを開発するに至るまで、保育・教育現場にて実に多様な、多くの子どもたちを徹底して【観察】してきました。もちろん膨大な研究も重ねたと聞いていますが、そういった二次的情報、学問理論だけに依ってよしとするのではなかった。
ジャズルスは、レズリー先生の観察に基づく、子どもたちへの深い理解とリスペクトに基づいています。英語教材は数多あれど、この子どもを出発点とした事実に、私は深い信頼を寄せています。

口ずさむことで生まれた変化の3つめは、自身の教育観、そして子どもたちとの向き合い方を根底から揺るがし、大きく変えてくれる気づきでもありました。とっても感謝しています。

この感謝を胸に、ジャズルスを通して一人でもハッピーな人間を増やしていきたいと願っています。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた!

Cordially yours,
ジャズルスかあちゃん



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