【第9号】ゴミから考える英語の話・その2 (2024/1/12)
その1では、新聞紙を使ってプラスチックごみを出さない日常生活の工夫についてお話しました。
手近にあるものを生かす。リユースする。
この発想は、オーストラリア生まれのジャズルスにも満載です。
そう、これが言いたかった…!!!
ドリップコーヒーの滓、リンゴや果物の種、卵の殻、お茶の葉、古い布きれ、果物を包んだネット、その他諸々ぜーんぶ!!
アルファベットの文字と音を覚えるのに使えます。
学習する文字の名前ではじまる身近なもの、ゴミとして捨てられるもの=廃材を使って工作活動(レターコラージュ)をするのです。
こちらはその一例。アルファベットの “O” に何かを貼り付けています。
なんだと思いますか??
玉ねぎ(onion)の皮です!
斬新すぎる!!大胆すぎる!!面白すぎる!!
(〇十年前の小学校の工作でも使わなかったぞ...!)
こんな体験したら、手触りや匂いといった五感からの刺激も相まって、すごく記憶に残ると思いませんか?
ビジュアルの衝撃もなかなか(笑)
なにより、きっと楽しい時間になりますね♪
このように生活の中にあるもので材料を探すことから、しぜん生活の場に英語を結びつけて考えることにも繋がります。
「これは英語でなんていうんだろう?」「あ、ここに書いてある文字見たことある!」「この形はOだね」etc….
自分が生活している今ここで、自分の興味関心や感性のアンテナにひっかかったものを切り口に、英語が日常にとけ込んでいる体験をするようになるのです。
そして面白いことに、生活や自分に引きつけていく英語は、英語という意識的な枠組みを越えて、そこからどんどん話が、世界が広がっていきます。
それはちょうど、私と子どもの間で、新聞紙ゴミ袋から地球規模のプラスチックごみ問題にまで話が広がったような感覚です。
教室の中にしか、テキストや単語帳、動画の中にしか英語がない、んじゃない。
英語は生活のなかに転がっている。
自分に引きつけるから、楽しくなる。
これも、私がジャズルスから教えてもらったことです。
学生時代、学校や塾、自分の机や電車のなかで、まるで遠いゴール地点を目指して武者修行のように英語を<勉強>してきた自分には、目から鱗どころか、全身から鱗!!のような発想の転換でした。
きっと、自分から遠く離れた<勉強>に苦しみ耐えてきた大人世代は少なくないのではないでしょうか。だからこそ、子どもも大人も区別することなく、皆を包容しながらジャズルスを広げていきたいと願っています。
今年もジャズルスを通じて、より多くの人々と共に発見に満ちた旅ができますように。
Cordially yous,
ジャズルスかあちゃん