第1章 【ドレミ】
音楽の基礎
【ドレミ】
まずは音楽の基本からやっていきましょう。
「こんなの知ってるよ」
という方も復習がてら読んでみて下さい。
音楽の基礎の基礎なのでここを完璧に理解していないと、この先いくら理論を勉強したりギターを練習してもうまくならない可能性があります。
こういう基礎の部分って意外と見落としているところがあるものですよね。
・ドレミは何語?
みなさん、ドレミファソラシドって何語か知っていますか?
答えはイタリア語。
なぜイタリア語が世界中の音楽シーンで使われているかというと、音楽を書いて残す方法として現在の楽譜(5線譜)が生まれたのがイタリアが起源だからと言われています。
でもジャズの生まれはアメリカ。
なので英語でも覚える必要がありますよね。
ジャズではほとんど使う事が無いですが、日本人なので一応日本語での読み方も見てみましょう。
音楽の授業で「ハ長調」とか「イ短調」とか聞いた覚えがありませんか?
あれって英語だと
「Cメジャー」「Aマイナー」と言います。
余談ですが、業界用語で「あの仕事ギャラいくらだった?」
「デーマンゲーセンだったよ」みたいな会話があります。
これはドイツ語の読み方でCDE~の事を言っています。
「デーマンゲーセン」は「D万G千」となりギャラは
「2万5千円」だったと言っています。
ミュージシャンの会話を聞いてギャラを推測してみて下さい(笑)
本題に戻ります。
私の経験からジャズでは英語とイタリア語が混ぜて使われます。
CDE(英語読み)が7割、ドレミ(イタリア語読み)が3割という印象です。
日本語読みで「この曲は変ロ長調お願いします」みたいな会話は一回も聞いた事がありません。
という事で英語とイタリア語の読み方は絶対必要なので瞬時に変換できるようがんばって覚えてましょう!
日本語読みは余裕がある方だけで大丈夫です。
・実践編
普通の理論書だったら説明だけで終わるところですが、本書は「実践的な理論書」です。
覚えた知識はすぐに実践して「使える道具」にしましょう。
まずはドレミの場所をギターで確認。
※画像は拡大出来ます。
まずは何回も弾いて間違えないようになるまで練習してください。
そしたら、それぞれ「ドレミ~」「CDE~」と思い浮かべながら弾いてみて下さい。実際声に出すとより覚えやすいですね。
ちなみにこのドレミファソラシドは
『メジャースケール』と呼びます。
ここでクイズです!
五線譜のドレミ~とタブ譜のドレミ~
よ~くみてみると法則に違いがありませんか?