ジャズ・アネクドーツとは
アネクドーツ(anecdotes)とは逸話であったりこぼれ話といった意味の言葉。
敬愛するビル・クロウの著作で、訳は村上春樹、挿絵は和田誠の同名タイトルの小説がすごく好きで拝借している。
「なぜ」書くのか
「ジャズ」
小難しく、敷居が高そうで、でも聴いているとなんだかカッコ良くて、手の届きそうにない憧れの音楽。
いつかはチャレンジしたいけど目を背けてきた日々。
2019年に、40歳を迎えるにあたり、一念発起してフルアコースティックのギターを購入した。
フルアコースティックギターとは箱モノのいわゆるジャズ・ギターという風体のやつ。
で、Youtube見たり教則本を買い漁ったりして、練習に励むも、なかなかモチベーションが維持できず悶々とする日々。
そんな中で、2019年4月にYoutubeで発見した、菅野義孝さんの「目からウロコ流」ジャズギターセミナーに参加してみることに。
ここには、自分と同じようにジャズが大好きで、ジャズギターを演奏したい、と思うも、練習の仕方がわからずに行き詰っている人たちが沢山いた。
藁にもすがる気持ちの人たちが集まるそのセミナーは、小難しい理論から入るのではなくて、まずアドリブからやってみようよ、という内容で、すごくアットホームな雰囲気を感じられる場だった。
おぉ!楽しい。これなら続けていけるかも!という感触を得て、プレイする楽しみを覚え、ずぶずぶとジャズ沼に溺れていくのだが、それと同時に沸々と湧き上がる思いがあった。
自分もジャズの楽しさを広めたいと。そのために何が出来るのか?と。
「何を」書くのか
僕がやりたいテーマは、ジャズの世界で活躍する方々の肉声を読み物として世の中に発信すること。
音楽業界で食っていくこと。さらにジャズという小難しそうで敷居が高そうな世界で活動していくということは、とても狭き門に飛び込む勇気がいることだし、物凄い熱量がないとできないことだと思っている。
いうなれば一流アスリートたちの世界だ。
そんな世界で「仕事」をする方々のお話しは、きっと苦労も努力も挫折も楽しさも夢や目標も、色々なことが詰まっているはずだ。
誰しもが、最初は普通の人で、いまに至るまでの失敗談であったり、嬉しかったこと、どんな思いでいるのか、という等身大の人間の声を聞いてみたい。
ちょっとおちゃらけた人間くさいエピソードも含めて。
そして、そんな熱量の高い話やこぼれ話を読み物として、ジャズ演奏に励んでいる人や、これからやってみたいと思っている人に届けたい。おすそ分けをしたい。
また、いまはジャズに縁遠い人にも、ジャズって楽しいと興味を持ってもらえるきっかけになったら素敵だなと思っている。