毒親について思うこと
すごい言葉だなぁ。
「毒親」って。。。
最近知った言葉です。
私の母は、私にとって「毒親」であると思われる。
ちなみに、私52歳、母88歳である。
え、この歳になって、まだ母に縛られてるのかい?と思うが、縛られているの。
52年前から縛られているのであるから、年期が入っている。
一緒に暮らしていた頃は、
一週間口を聞いてくれない、とか、
モノで叩く、とか、
言葉の暴力を浴びせられる、とか、
不細工のくせにスッピンで外に出るな、とか、
今の世ならば虐待ですよね(笑)
最近になって知ったが、私はもう少しで中絶されるところだったらしい。子どもはお兄ちゃんだけでいい、と。お父さんが身を呈して止めたので仕方なく産んであげたんだから、お父さんに感謝しなさい、と言われた。
50過ぎてても結構キビシイ、カミングアウトだったよ。
それでも、母は「こんなに愛情を込めて育てたのに、ちっとも親孝行をしない。面倒を見てくれない」と言う。
実家に行くのに4時間近くかかる所に住んでいる私が、新幹線やら特急やらを乗り継いで月に一度は詣でているのに、まだ足りんのか?と、思う。
だけど私は、この世が楽しいから生まれてきてよかった。命をくれたことに最大限の感謝をしている。
その対価を親には返せないが。
母がかけてくれた「愛情」への対価は、もっといい形で次の世代、つまり子どもたちへの愛情としてたっぷり注いであげる。そうやって、繋いでいくべきものである、と私は考える。
とはいえ、母に今までの恨みつらみをぶつけるつもりは毛頭ない。縛られたままでいいと思っている。
ぶつけるなら、お互いもっと若くてやり直せる時にするべきだ。今さら感が半端ない。
自分で結び目を緩めながら、どちらかが死ぬまで縛られておくつもりです。
きっと、世の中にはもっとひどい毒親と関係が続いている人もたくさんいるでしょう。
どうか、毒親との関係は「適当」にしておいてね。
そして、自分と、今自分が大切にしたい人のことを何より大事にしてください。
あなたの人生は一回きりで、あなただけのもの。
あなたが何よりも大事です。