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お洒落とは無縁な僕の生活(41)

 令和五年四月十九日(水)

 朝起きてからまずはハヤシライスを食べる。先日作ったやつの残りだ。世の中にはカレー屋さんがあって、カレーブームもたびたび起こるけれど、実は僕はハヤシライスが好きである。小さい頃、ファミレスによく連れて行ってもらったとき、決まって注文するのはハヤシライスだった。カレーとどう違うのかは具体的には口にしづらいけれど、たぶん、ケチャップっぽい味とか、トマトの酸味とか、カレーも庶民的だが、ハヤシライスはもっと庶民的で、口に合っているからじゃないだろうか。カレー専門店はあるけど、ハヤシライス専門店はない。それが少し残念である。
 朝食後、親知らずを抜いたあとの抗生物質の薬を飲む。たぶん、ばい菌が入って細菌感染するのを防いでいるんじゃないかと予測している。抜いた日は、少し熱っぽかった。そういう風邪にも似た症状にも効くんだろうか。
 台本を2枚書く。おおよそ2000字。それで満足する。1枚でも書けたら満足だけど、2枚書けたらより満足だ。欲は張らないようにする。無理をすると習慣づけるのが難しくなる。
 日誌を書く。だいたい2000字くらいになった。日誌はとくに文字数の目標は決めていない。500字くらいの短いものになることもあれば、3000字くらいの長いものになることもある。こちらは肩肘の力を入れず、あくまでも気晴らしで、習慣として書いているに過ぎない。とりあえずは100日続けようと目標を立てているから、それまでは続けていく。その後、続けるかどうかは気分次第だ。
 昼もハヤシライスを食べる。お米さえあれば、冷蔵庫のハヤシライスの残りを温めるだけで食べられるので、楽なのだ。健康を考えればあんまり良い食事習慣ではないけど、食べたいと思ったものを我慢するのもどうかなと思ったりする。というわけで、二度目のハヤシライス。美味かった。
 同じく抗生物質の薬を飲んだあとで、構想中の小説のプロットを書く。どうやって書こうか悩んでいたけど、とりあえず筆の走るままに、あらすじのようにざっくり最後まで書いてみることにした。そのあとでシーン分けして、細かく書いたら面白いかもしれない。最近読んでるものの影響を多分に受けてることがよくわかるあらすじになってきているけど、それでいい。影響を受けてるということは、それを自分が面白いと思っているということだ。素直に受け入れよう。自分自身を好きになろう。影響を受け、それを表に出してしまう自分も。
 だいたい900字くらい書いたところで、ふと手が止まったので、やめにする。また明日書こう。時計を見ると、夕方の4時過ぎである。最近はアウトプットは夕方までにしている。夕方から夜にかけてはインプットし、好きなものを摂取する時間である。もちろん、しなければならない、と考えると窮屈だから、好きに過ごしていいよ、と自分自身に言い聞かせてある。
 気になっていた『約束のネバーランド』の1巻を試し読みする。面白い。先が気になる。というわけで、もう完結していることもあり、お安くなっていたので、全巻一括購入した。届くのが楽しみだ。
 パステル画を描く。116枚目である。今回はためしにB5サイズに描いてみた。どうも、しっくりこない。サイズ感が悪いのか、新しいパステルであるシュミンケにまだ慣れていないのか。坂口恭平の言葉を探し、どう描くかより、何を描くかを大事にしているというようなツイートを見つける。何を描くか、か。自分自身に問いかける。まだ答えはない。もしかしたらそれを見つけるために、いろいろ描こうとしているのかもな、とも思う。116枚目をインスタにあげて、今日の日課は終わり。

 母に頼まれて買い出しへ行き、足りない調味料を買ってくる。ついでにお菓子も買う。最近、またお菓子を食べるようになってきた。しばらく前までは、どうもお菓子を食べるという習慣がなくて、心のどこかで我慢していたんじゃないかという気がする。性格傾向を図るエゴグラムの診断で、僕はFC値(自由奔放さ)が低かったので、それを上げてバランスを取りたいと思っている。だから、見たいと思ったもの、欲しいと思ったもの、やりたいと思ったこと、それを素直に実行していきたい。ポテチを食べたいと思ったから、ポテチを買った。しあわせバター味。同じようにしあわせになれたら良いのに。
 夜になって、『スキップとローファー』のアニメ第2話を観る。作画が神がかっているというほどではないが、非常に丁寧な作り。漫画を上手くなぞっている。基本的に漫画以上になることはなさそうだから、観なくても大丈夫かもしれないけど、作品が好きだから、つい観てしまう。たぶん、3話も観る。続きを楽しみにしている。
 深夜にかけて、友人の作った同人ゲームをやっていた。のめり込みすぎて、久しぶりに夜更かしした。気づけば夜の3時。同人ゲームだから短いので、それでクリアした。のめり込んだということは、それだけ面白かったということでもある。また感想を書いて送ろうか、と考えながら、歯を磨いて寝た。

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