お洒落とは無縁な僕の生活(48)
令和五年四月二十六日(水)
台本メモ書き3枚
仕事先に請求書を送ったあとで、台本のメモ書きを進める。だいぶキャラクターの存在感が得られてきた。特に、信念を決めると掴みやすい。キャラクターは信念をもとに目的や行動を考えている。たとえば「おれは絶対に海賊王になる!」というのも信念だし、「ソーセージは焼きより茹でが絶対に良い!」というのも信念だ。もちろん何でもいいから決めりゃ良いってものじゃないから、ずばりコレだな、というものを見つけるのは難しい。でもその分、発見したときはそのキャラクターが生き生きしてくるときだ。今回は上手く発見できた気がする。そう、作る、というより、発見する。人物とともに生きていく上では、この感覚が大事かもしれない。
パステル画123枚目
日誌を2000字ほど書いたあとで、パステル画を描く。今回は久々に海の絵を描いた。水平線と、波打ち際。海を描くと、心が穏やかになる気がする。木々や葉っぱを描いた時の平穏とは、また違う感じ。一人きりで、穏やかな海を眺めて、波が立つ音が聞こえる気がする。音の聞こえる絵。それを僕は求めているのかもしれない。
ハレとアメのメモ書き1枚
構想中の小説「ハレとアメ」のメモ書きを進める。なかなか突破口が開けず、悶々としている。いつもならここで諦めて、別のものに手を出してしまうところだが、今回はねばってみようと思う。
仕事用の台本では、キャラクターは一人か二人考えればいいだけなので、比較的楽だが、小説となると(それも長編だと)、より多くのキャラクターを同時に考えなくてはならない。それがなかなかに大変だ。しかも矛盾なく、自然と彼らを動かしたい。どのようにストーリー展開を持っていくか、頭の中で色んな形で動かしてみるものの、いまだにしっくりくる形が見えてこない。
それでも、主人公の人物像は何となく見えてきて、彼女がこれからどういう生き方をしていくのか、それを見てみたい気持ちになる。それだけでも前進だと思う。まだ生き生きと実感を掴めるまでには至っていないが、欠片や、ぼんやりした輪郭だけは掴みかけている。焦る必要はない。少しずつ、少しずつ。ゆっくりと進めていこう。
呪術廻戦12巻まで読む
ここ最近は呪術廻戦を数巻ずつ読んでいる(※ネタバレ注意)。ただいま渋谷事変の真っ最中。五条悟がついに封印されてしまった。キャラクター人気でトップに入ってくるのもわかるくらい、その活躍っぷりと、かっこよさが際立つ。
呪術は従来のジャンプにしてはかなり血なまぐさい作品だけど、きちんとキャラクターの王道を掴んでいて、友情、努力、勝利も決してないがしろにしていないところが良い。やっぱり王道と個性がしっかり混ざり合うと、傑作になるのだろう。
続きが気になるところだけれど、13巻を読む前に0時が近づいてきたので、この日は寝ることにした。