お洒落とは無縁な僕の生活(49)
令和五年四月二十七日(木)
台本原稿用紙2枚分書く
新しい台本を書き始めた。まずは1トラック分、いわゆるプロローグ部分を書く。キャラクター設定とプロットは出来ているから、意気揚々と書き始める。1500字くらいを書いて、担当者に提出。きっと上手くいくだろうと思っていたら、予想外にダメ出しされる。しかもメモ書きでこねくり回したところが全て裏目に出ている。こういうことは往々にしてある。時間をかければそれだけ良い設定が出来るというわけではなく、むしろ練った部分こそが、余計なことをしてしまっているというパターン。やっぱり最初の設定のまま、勢いで書いたほうがいいか、と反省。明日はそうする予定にする。
祖母に会う
施設に入っている祖母と面会する。コロナになってからまったくと言っていいほど直接会う機会がなかったのだが、ようやく会えるようになった。とはいえ、部屋に直接入れるわけじゃない。いわゆるエントランスというか、玄関先で面会場所を設けられて、そこで会うだけだ。祖母ももう94歳。いつ何があってもおかしくない。元気なときとそうでないときがあって、今日は元気がない日というか、だんまりが多かった。それでもちゃんと会話はできるし、うん、うんと頷いてもいるので、安心する。このまま長生きしてもらいたい。いつまで会うことができるのか。いま出来る精一杯の孝行をする。
パステル画124枚目
昼間あまりにも眠たかったために昼寝する。遅れて、洗濯物も干した。その後でパステル画を描く。今日は眠気に負けて、ざっくりとした描き方にした。夜、月を見上げて写真を撮っていたことがあったので、それを描く。ラフな描き方でも、もう少し建物を上手く描けるようになりたいものだ。そう考えながらも、オレンジや青の使い方はよかった、と自分を褒める。なかなかいいじゃん。
呪術廻戦20巻まで読む
呪術廻戦の漫画を20巻まで読んだ。読めば読むほどに物語と設定は複雑になり、正直言って、ちゃんと自分が理解できているかどうかはわからない。それでも面白いのは、きっとすばらしい漫画の証拠なんだろうと思ったりする。つまり、深く掘り下げても面白いけど、表面上をなぞっても面白い。ジャンプの想定読者は元々小学生や中学生だから(今は違うのかもしれないけど)、全てを理解しなくとも、絵面をなぞるだけで面白いように洗練されている。長い間蓄積されてきた漫画の文法が、そういうところに活かされていると思うと、漫画の歴史にぞくぞくした。
キャラクターの行く末が色々と不穏で、決して明るい物語ではないけれど、それでも引き込まれてしまう。できればみんな幸せになってほしいけど、きっとこの物語では無理そうだな。作者もその辺はドライにキャラクターを殺してしまいそうだし(実際、名前もあるそれなりにキャラの立った人物たちが次々に死んでいく場面もあった)。それも持ち味だけど、主要人物くらいは残しておいてほしいなーといち読者の願望を抱いてしまうのである。
ゲームさんぽ(名越先生)
一時期見ていたlivedoorNEWSの企画「ゲームさんぽ」の名越康文先生の回をまた観てた。これはゲームの設定な物語をその道のプロと一緒にプレイしながら観ていくというものだ(たとえばギリシャ神話のプロとか、探偵のプロとか)。名越先生以外のプロの登場する回もあるのだけれど、僕は名越先生の心理学の回が好きでよく観ていた。
それを、再度視聴しているのである。面白い動画というものは、何度観ても面白い。名越先生の心理学的、精神科的アプローチでゲームの内容を解釈していくのは、深い視点があって、新しい発見に満ちていて知識欲を刺激される。そうしてずっと観ていてせいで、気づいたら深夜2時を過ぎていた。
これはまずいと今日は寝る。明日も観るかどうかはわからないけど、もし心理学に興味のある人がいたら、ぜひ観てみたらと勧めてみたい動画である。