逃病小説  #17

2021/03/26(金)

大腸カメラ検査当日。6:30起床。検査自体は11:30に予約していたのだが、今日のスケジュールはすでに始まている。大腸カメラの検査を行ったことがある方はご存じであろうが、「大腸の洗浄液(マグコロール)」というものを2リットル飲まなくてはいけないのである。

私は、大腸カメラは初めてだったので、前日にネットで「マグコロール 味」でネットを検索。甘くないスポーツドリンクの味ということをあらかじめ調べておいた。ものすごくまずい、というわけではなさそうで一安心。

この「マグコロール」という洗浄液。粉末で2リットルの水に溶かして2時間かけて飲み切るのだが、確かに味は「甘くないスポーツドリンク」まずくはないがうまくもない。しかし、2リットル飲み切るというのは流石にきつい。最後は強引に流し込んだ。

そして、早めに11:00かかりつけ医の病院着。以前励まされたベテラン看護師の方に、混んでいるためちょっと時間がかかる旨伝えに来たさいに、わたしがその日着ていたパーカーのフードが上着の中に入っているのを直される。あなたはおかんか。

そして、遅れに遅れ、13:30。ようやく検査室に呼ばれる。

検査着に着替え、別途に横たわり、体をくの字に尻を突き出し体制を整える。そして、カメラ挿入。カメラを腸の中に入れるために空気を送られるのだが、その時に痛みはあったが、胃カメラよりは全然マシ。涙目になることもなく無事検査終了。その後着替え、診察室へ行く。ポリープなどは見当たらず一安心。一応念のため、組織を検査に出し、その結果が4/6以降にわかるので、また受診するようにいわれた。とりあえず、検査から一時間経過したら、普通の食事ができるらしい。

検査後初めて口にしたミルクティーがしみわたった。


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