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ジロリンタン備忘録211219

 甲子園ボウルを今年もテレビで観戦!

 今年の甲子園ボウルは、西日本代表校の関西(かんせい)学院大学ファイターズと東日本代表校の法政大学オレンジ(かつてのトマホークスがアメリカインディアンに関係するニックネームだったのでオレンジに変えたらしい)。が対戦した。
 先に結果を言うと、47対7で関学が大勝した。大差がついたが、法政は点数を反映するほど弱いチームではない。こんな時勢に関東から関係者を含めて100人以上が来て、慣れない自然芝で試合をしたり、緊張したりで、調子が悪かったのだろう。おれは、高等部でフットボール部にいたから、関学目線で書いている。
 途中、第3クォーターで13対7まで追いつかれたときは、大丈夫かなと思ったが、急に関学が次々と容赦なくタッチダウンを決めて、どんどん点差を開いて行くので、法政が可哀想に思えてきたくらいだ。負けているときは、余計に疲れを感じるものなのだ。
 関学で一番うまかったプレイは、後半でロングパスと見せかけて、敵のラッシャーを引きつけ、スクリメージに残ったバックにショベルパスをアンダースロウしたプレイだな。しかも、これはスクリーンパスになっていて、関学のラインがブロッカーになっていた。こんな見事なスクリーンパスはめったに見られない。
 関学でまずかったプレイは、センターのショットガン・スナップが高すぎることだ。1度はあまりにも高すぎてクウォーターバックがキャッチできなかった。これは2週間前の西日本代表決定戦のときにも感じた。センターはショットガン・スナップをもっと練習すべきである。これは50年前のロングスナッパー専門センターの忠告である。
 とにかく、夏のコロナ感染も克服して、甲子園ボウルに勝って、おめでとう!

 話は変わるけど、西川梧平というピアニストを知ってるかい? 「7本指のピアニスト」とも呼ばれて、今年のパラリンピックの閉会式でピアノ演奏をした人である。15歳でピアノの勉強をして、大阪音楽短期大学に入学して、「たねや」で饅頭を売っていた男がピアノを前座で弾いて、有名ピアニストに見出され、ニューヨークに招かれて、カーネギー・ホール(リサイタル・ホールでないほう)で演奏したのだが、手の神経の病気で指が動かなくなったという不幸に見舞われた人だ。
 これはなんとなく「徹子の部屋」を観ていて、初めて知ったことだ。そのとき、彼の出身が大阪府堺市と聞き、しかも「浜寺」と言ったので、どこの小学校、中学校かと調べたら、大変なことがわかった。いや、おれの親類でも、友人の家族でもないけど、人柄以上に親近感を感じる発見だったのだ。

 ということで、皆様、コロナウイルスの新型オミクロン株が思った以上に厄介なやつで、感染力が強いらしいから、クリスマス・パーティーや忘年会ではくれぐれも注意してくれよな! クリスマス気分もそろそろ終わるのか。
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