「外国語」自分の単語帳を作るということについて
おはようございます。
今日は、私が長年やってきた外国語の勉強において、単語帳を作る勉強法について、個人的な考え方を述べてみたいと思います。
私はかれこれ20年くらい外国語の勉強をしていて、大学では専攻(日本語/中国語)もしました。私にそれぞれの外国語を教えてくれた先生も多くいました。
今も単語帳を強調する方がいらっしゃるかどうかは、私が教育現場から離れてかなり経つのでわかりませんが、私が大学生だった10数年前には、この「単語帳を作りなさい」という話を先生から何回も言われました。しかも必ず自分の手で書いてという…笑
何で単語帳を作るのか
1.テキストを読んだりしたときに自分でわからなかった単語を整理していつでも出してみれる。
2.市販の単語帳もあるが、既に知っている単語が載ってる場合も多いし、自分で単語帳を作ると自分で見やすいように自己流で整理しておくことができる。
3.市販の単語帳はすごく多くの単語を載せているため、持ち運びには比較的に重かったり、本のサイズが意外と大きかったりして嵩張る。
4.それに比べ自分で作る単語帳は小さいノートとかに簡単に書いていつでもどこでも持ってくことができ、隙間時間などに勉強することができる。
以上が私が今まで聞いてきた外国語を学ぶ人が単語帳を作るべきな理由でした。
私も大学1年生?くらいの時までは単語帳を作りましたし、やってみなかったわけではありませんが、結論から言うと過去の教え子や周りに人にも単語帳はおすすめしません。
ここからはあくまで個人的な見解ですが宜しければご覧ください。
<私が単語帳をおすすめしない理由>
1.作り上げるのに凄く時間がかかる
一から作るのってものすごい労力と時間を要します。単語を調べて、意味を書いて、例文もいくつか書いて…必要に応じてはペンの色を変えたり…これの永遠の繰り返しになります。
私だけかもしれませんが、これだけの時間と労力を注ぎ込んだわりにはそこまで見なくなりますし、個人的にはこれを作るのに時間をあてるくらいでしたら、細かく書き写すより例文を丸ごと覚えた方がもっとタメになると思います。
※例文を丸ごと覚える利点についてはまた機会があれば投稿します。
2.意外と頭に入ってこない
長いこと外国語をやっていて、単語帳(市販でも自作でも)を見て覚えた単語より、実際のテキストや辞書の例文を見て覚えた単語の方が圧倒的に多いです。少なくても私はそうでした。
単語というのは、その場その場で意味が微妙に変わったり、使い方が変わったりします。というわけで、「この単語はこういう意味だ」だけを叩き込むよりも、一つの単語に色んな意味がある中で自分が気になっていた使い方とその例文を覚えた方がもっと実戦的ではないかと思います。
3.文字を書く練習がしたい方にはおすすめ
まだその外国語を勉強し始めた方で、まだ文字が完璧に読めない方にはこういった単語帳が少しはタメになるかもしれません。でも、いわゆる「入門レベル」をクリアした方であれば単語帳を作るよりは別の方法をおすすめします。
多くの場合、一つの単語が色んな意味として使われることが多いです。今パッと思いついたのは、日本語でいう、「どうぞ」とかですかね?
言語や言葉というのは流動的なものなので、その場によって使い分けした方が断然いいですけど、その全ての意味をノートに書き写すのは本当に長い時間と忍耐力を必要としますし、書き写すだけでは中々頭の中に残らないと思います。
なので、単語の意味を調べて、その場に合う意味と例文を2,3ほど覚えた方が効率がいいのではないかなと思います。
これは私が長いこと外国語をやってきて感じたことであり、必ずしも私が言ったことが正解ではないですが、一つの意見として捉えて頂けると幸いです。