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インターナショナルバカロレアの授業スタイル 教科書が無くてどうやって勉強するの?

インターナショナルバカロレア(IB)は、説明を何度読んでもわかりづらいです。文科省が推進していたりする関係で、一応説明書きなどもありますが、本当にわかりづらい…。
以前「IB(バカロレア)のPYP5を終えた息子 そもそもIBとは何か?」という記事を公開したところ、非常に多くの方に読んでいただきました。

きっと「わかりづらい」と感じているのは私だけではないはず!と勇気をいただいて第2弾も執筆してみました。
私自身、自分の子どもがバカロレアを受けているからと、わかったつもりではいたものの、子どもがPYP(Primary Year Program)から6年生にあがり、MYP(Mid Year Program)に上がったところ、また更にお伝えしたい情報が盛りだくさんです。

ここからはバカロレアの授業スタイルについて主にお伝えしたいと思います。結構有名な話ですが、バカロレアでは教科書がありません。
私も、普通に文科省のカリキュラムに沿った教育をずっと受けてきたひとりとして、最初は「えぇ!?そんなので身に付くの?」と感じたものでした。
ですが、実際に受けてみると、「お見事です…」と思える仕掛けがたくさん。先生の素晴らしさも際立ちます。
ここから先では、実際バカロレアでは先生はどのような授業を行っているのか、教科書無しで、どう学ぶのか…などについてお伝えしたいと思います。



■教科書無しの授業スタイル ならばプリントだらけ?


教科書が無い授業。そう聞いて私が最初に思い浮かべたのは「教科書が無いかわりに、結局プリントで代用するのかな」ということでした。
整理整頓が苦手な息子ですので、正直ちょっと身震いしました。

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