海外に母子で単身赴任するという選択
はじめまして、現在株式会社JAYID(ジェイード)というブランド・広報のコンサルティング企業を経営している穐吉なな子(あきよしななこ)です。
2014年で約8年勤めたリクルートを卒業。
立ち上げ期のベンチャーに転職し、5歳の息子とともにシンガポールに母子2人で単身赴任を始めました。
・息子の教育
・自分自身のキャリアアップ
が主な理由です。
夫は日本で自分の会社を経営していたので、日本とシンガポールで別々に暮らしながらの生活となりました。
反対されることも覚悟しながらドキドキしてシンガポールへの母子移住を相談しましたが、夫は「頑張れ!絶対応援するから!」と。拍子抜けしちゃうくらいサポーティブでした。
後になって、なぜあんなにすんなり背中を押してくれたのか聞くと、夫がサラリーマンをやめて独立したいと言った時に、「いいんじゃない、あなたなら大丈夫だよ。でももし万が一会社うまくいかなければ私が養うから!」と私が背中を押したのでそのお返しみたいな気持ちだったそうです。
その時から、夫は自分の妻がいつか自分のやりたいことを打ち明けた時に、同じように背中を押そうと思ってくれたそう。(ありがとー!)
そんな感じでトントン拍子に実現したシンガポールへの移住。
ですが、移住してみればそれはもうトラブルの連続でした。
オフィスは常にひとりだし、会社の方針もコロコロ変わる。気候も文化も全然違う中で子どもの教育や、生活に関するほぼすべての決断は基本的に私に委ねられる。
家の中の家電や家具もしょっちゅう壊れるし、仲介業者も怪しいし、住み込みのメイドさんはサボってばかり。大きな目的だったシンガポールローカルスクールへの入学はなんと抽選に外れて実現せず 涙
そして何よりも大きかったのは大好きな母が大病を患いあっという間に他界してしまったこと。
南国の地シンガポールへ夢抱いて旅立ったものの、正直楽しいばかりではない、どちらかというと”辛い”とか”寂しい”などの感情を持っている時間の方が多かったようにも思います。
けれど、シンガポールで数年間を息子と2人で過ごした時間は1ミリも後悔したことはなく、本当にかけがえのない時間でした。
私の周りでも、母子での単身赴任をしたい友人が実は結構いるのですが、皆が口を揃えていうのが「とにかく情報がない」ということ。
「母子の海外単身赴任の情報を探すと、なな子(←私)の取材記事しかヒットしないよ笑」とよく言われます。
ご参考までに、以前日経さんに取材していただいた関連記事はこちら
広がる女性の子連れ海外赴任 「我が子も成長」日経新聞
息子の小学校入学時シンガポール行きを決断した理由(日経DUAL)
母子移住で息子のガラスのハートが強いタワシに(日経DUAL)
小学生の息子とシンガポールへ母子移住 インド系校で得られた学びとは(朝日新聞EduA)
この記事の中に収まりきらなかったたくさんの思いや経験がたくさんあります。なので下記のような切り口で、今後シェアしていきたいと思います。
・キャリア
・幼稚園から小学校にかけてのシンガポールでの教育
・メイドさんとの同居
・日本に住む最愛の母の重い病気
・家族がバラバラの場所で暮らす難しさ
また、日本や海外でインターナショナルスクール探し、転校のための受験などもかなり本格的に経験したので、そうした情報もお伝えしていけたらと思います。
これからよろしくお願いいたします!