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20代後半。食の好みの変化

誰かが言っていた。

「25歳越えるとマジで体に変化あるよ!俺なんてもうダメダメでさー」

 さて、自分は今28歳である。あと2ヶ月で29歳になるというなんとも
中途半端な時期に差し迫っている中で、急遽このnoteを書きたくなった。
というのも、先述の誰かさんが言っていた通り、25歳を超えてから体や心というものが自分のものではないように様々な変化を遂げて行ったので、
先述の誰かさん同様に25歳までのしょんべん臭いお子様どもに偉そうに講釈を垂れようと思った次第である。


 誤解のないように言っておくが、年上がエライなんてこれっぽっちも思っていない。どんな馬鹿でも生きてさえいれば歳を重ねられるし、なんなら残尿とお漏らしで本当に小便のにほいが芳しいのはオーバー25のじじいばばあどもなのだ。
 子供っぽい幼稚な人を乳臭いなんて言葉で表現することがあるが、おっさんとおばはんは代わりにワキや股間や足や耳の後ろなんかが刺激臭がするのである。人間の尊厳という意味では若い人の方が上の存在であることは間違いない。
 話を戻そう。俺は25歳以下のシャバゾウ共がいやーな顔をしながら「さすが、知らなかったー、すごい、センスいいですね、そうなんだー」の合コンさ行有効活用を言うしかない、ありがたいうんこみたいな講釈をたれたいのである。

「最近太ってきちゃってさー!マジヤベーヨ!」

これも誰かが言っていた。

 「俺、いくら食べても太れないんですよー」と自虐なのか、自慢なのか分からず、どう反応していいのか分からない事をいうやつは結構いる。
 こういうやつは大抵ガチのテンションで心配すると迷惑そうな困った顔をするので、ウラヤマシーと言っておけばいい。
  しかし、こういうやつも25を越えると腹だけ出てきて、まるで餓鬼の様な悲惨な体型になるので、覚悟をしておいた方がいい。
 なぜ、25を越えると太るのか、それは単純に代謝が落ちるからである。
若い頃と同じ様に食べると、代謝が落ちた分蓄積されていくのである。
わかりやすくいうと、若い頃は食った分がそのままうんこになっていたのが、年を重ねるとうんこにならずに体にためこまれるのである。
牛飲したビールは内臓脂肪に、ばか食いしたカルビやぼんじりが皮下脂肪になって羞恥心を厚く包み込むため、痩せる努力をする事も面倒になる。
 しかし、代謝が落ちて脂肪コレクターとなった体は、持ち主である本人の意図しないところで「ヤベーヨヤべーヨ」と贅肉と脂でギトギトの脳から司令を出す。そう、食の好みが変化するのだ。

食の好みの変化 

 定食屋に行けば豚カツや唐揚げ定食の大盛、焼肉に行けばカルビやロースを食べていたヤングたちは、おっさんおばはんになるにつれ、次第にサバの塩焼き定食やハラミやハツなんかを注文するのである。さらには、「この年になると野菜の方がおいしくってさー」なんて言いながら玉ねぎやエリンギなんかを注文するのである。
 健康ぶりやがってと思うのは甚だお門違いで、決して意図的にやっているわけではないのは注文している本人たちが一番わかっている。
体が脂が受け付けないのだ。昔は火力発電所よろしく、ガンガン脂を燃焼していた胃は、もはや小学校に置かれているガスストーブほどの火力しか持っていないのだから仕方がない。胃もたれするたびに「脂はキチーな・・・」と刷り込みの様に学習していくおっさんおばはん達は自然と脂を避ける様になる。鳥もも肉から鶏胸肉に好みが変化していくのだ。
 飲む酒にも変化が訪れるのは言うまでもない。ビールをパカパカと飲んでいたおっさんおばはん達は自然と二杯目からレモンサワーに切り替える様になる。そして四杯目には梅干サワーや芋のソーダ割りなんかに変わるのである。加齢というものは角も人を変えるのである。

しょんべんくさい若造どもよ、これは誰しもが通る道である。行く先を笑うな。









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