見出し画像

6600億円超資産を一晩で失ったCEO!インスタやFBの大規模障害で起きた悲劇

10月5日早朝。Facebook、Instagram、そしてWhatsAppにおいて大規模な通信障害が起こった。Facebookが運営する全てのサイト及び関連事業サービスが、およそ6時間もの間“停止”した。

まさに今スマホを手にするあなたに、是非想像してみてほしい。FacebookとInstagramが無くなった世の中を。「大好きなアーティストのVlogはどこで見ればいいの?」「最新のトレンドはどこで探すの?」「仲の良かった友達とどこで交流すればいいの?」今や日常のマストツールとなったソーシャルメディアが、もう一生復旧しなくなってしまうのは、大袈裟ではなく耐え難いと感じる人は多くいるだろう。

大きな混乱を招いた二大SNSの大規模障害も、5日9時ごろには修復されており、どの地域でも通常のシステムに戻ったよう。しかし今回の通信障害の結果、FacebookのCEO マーク・ザッカーバーグ氏が多大なる個人資産損失を免れる事は出来なかった。

世界の経済ニュースを提供するBloombergの報道によると、Facebookの株価は月曜日(米時間)に5%近く下落、9月中旬と比較すると15%の下落となったとのこと。この株価の変動によって、Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOの資産額にも影響が生じ、大規模障害が起きたその数時間のうちに60億ドル(約6,600億円)以上の損失を出したそう。この日のザッカーバーグ氏の資産は1,216億ドル(約13.5兆円)で終了し、Bloombergによる世界億万長者番付(Bloomberg Billionaires Index)において、第5位に陥落した。ちなみにこの億万長者ランキングの第4位は、Microsoft(マイクロソフト)社の共同創業者であるビル・ゲイツ氏で、純資産は1,240億ドル(約13.8兆円)である。

FacebookやInstagramのユーザーが、Facebookが運営するサービス(WhatsAppやInstagramなど)にアクセス出来なくなったのは日本時間の夜中0時40分頃。約6時間あまり世界的な大規模障害は続き、FacebookやInstagramのユーザーの多くが、その他の会社が運営するソーシャルメディア、TwitterやRedditなどに流れ込みました。

SNSコンサルタントのMatt Navarra氏によると、FacebookやInstagramで通信障害が起こっている間、Twitterにはこれまでで最多の1秒あたり約8000万件のアクセスがあったそう。

なぜFacebookやInstagramでこの大規模障害が起こったのかという、はっきりとした原因は未だ明らかになっていない。しかし、インターネット上のアドレスに使われるドメインと、IPアドレスとの対応づけを管理するために使用されているシステム、いわゆるDNSに何らかの不具合が生じ、Facebookのドメインへと繋がるパス(特定のフォルダーの所在を示す住所の様なもの)が“消去”されたことが原因ではないかと考えられているよう。これによりFacebookにつかさどる全てのネットワークにアクセスできなくなり、Facebook内部でも修復に時間がかかってしまったものと思われる。

この記事を最後まで読んで頂いたあなたに、是非もう一度想像してみてもらいたい。たった一晩で、口座残高が12桁も変わってしまうところを。

よろしければサポートよろしくお願いいたします。今後のクリエイターとしての活動の励みにさせていただきます!