![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/28836265/rectangle_large_type_2_2f773abc75670b7e92bdc9bbd08a47b3.png?width=1200)
【クチコミ分析】ステイホーム期間におうちで映画を観るようになったのかを分析してみた
こんにちは〜
ホットリンクのアナリティクス部所属Jayです。
そろそろ外飲みがしたいぞ〜などとそんなことを毎日考えてます。(本note公開時点では既に飲みましたことをご報告致します)
さてさて少し時間は経ってしまいましたが、いわゆる自粛期間であったりステイホームと言われ外出を控えていた間、みなさんはどんなおうちじかんを過ごしましたか?
私はボケーっとしていたのですが周りで多かったのは映画ですね。
サブスクのテレビや動画配信サービスで自宅で映画を観ることが増えた方も多いのではないでしょうか。
オンライン飲み会でも「最近観た映画は?」という話題は頻繁にしたような気がします。
そこで今回はいつもより家で映画をよく見るようになったのでは?という仮説が本当なのか、BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長を使って分析してゆきます。
「映画」トレンド分析
【クチコミ@係長検索条件】
メディア:Twitter(10%サンプリング)
キーワード:映画
分析期間:2019年6月16日(日)~2020年6月6日 (土)
スパムフィルター:有効
グラフはウィークリーのトレンド推移です。ここ最近はややダウントレンドになっております。
映画と一緒にツイートされている頻出語を見てみます。
頻出語は「公開」「映画館」「上映」「舞台挨拶」などがあります。
本来であればこのようなクチコミが出るはずでしたが、
直近はコロナウイルスの影響もあり、映画館の休業、映画の撮影自体ができない、新作映画の発表の延期などなどの外的要因から、上記のような頻出語を含むツイートがされにくい状況のため、クチコミ全体としても減っているようです。
「おうちで映画」トレンド分析
映画全体だと直近ダウントレンド傾向ですが、おうちでの映画鑑賞に絞るとどうなるでしょうか。
過去半年のトレンドを使って調べてみました。
【クチコミ@係長検索条件】
メディア:Twitter(10%サンプリング)
キーワード:映画
or条件:家,自宅,おうち,部屋,おうち時間,ホームシアター,自宅待機
分析期間:2020年12月15日(日)~2020年6月6日 (土)
スパムフィルター:有効
たしかに3月下旬から徐々に言及数が伸び始め、6月に入る頃にはコロナ前の言及数に戻っています。
家で映画をよく観るようになっているのはどうやら私の周りだけの話ではないようです。
直近の「映画」トレンド分析
直近で家で映画をよく見るようになっていることが分かったので、もう少しそこにフォーカスして映画に関するクチコミ分析をしてみます。
【クチコミ@係長検索条件】
メディア:Twitter(10%サンプリング)
キーワード:映画
not条件:キャンペーン,質問,匿名質問,Peing,フォロー
分析期間:2019年3月8日(日)~2020年6月6日 (土)
スパムフィルター:有効
「関連語」から関連性の低そうなワードやキャンペーン系のワードをnot条件に追加するとより正確な分析結果を出すことができます。(下図参照)
もっとも言及数の多かった日は4月17日(金)でした。
4/17だけ切り取ってみます。
夜にぐいっとクチコミが伸びています。
映画と一緒にどんなワードが投稿されていたか頻出語を見て確認すると
金曜ロードSHOW!関連が多いことがわかります。
金曜ロードSHOW!の放送時間は夜9時〜なのでその時間に合わせて言及数が伸びています。
4/17の放送タイトルは『名探偵コナン紺青の拳(フィスト)』でしたので、もちろんコナン関連のクチコミは多いのですが、この日はさらにもう1つ、視聴者リクエスト企画で『天使にラブ・ソングを…』が放送決定というニュースも話題になりました。同じ日でも推移の仕方はもちろん異なります。
(『天使にラブ・ソングを…』ってほんとTwitterウケがいいよね)
そして改めて先ほどのトレンド推移を眺めてみたら・・・
一定の周期でグラフに山があるなと思ったのですが、これらは金曜日だったのです。
金ローおそるべし。
気になったので金曜ロードSHOW!についていくつかの比較軸でクチコミ分析をしてみます。
『金曜ロードSHOW!』のクチコミ分析
さて分析してみるデータは言わずと知れた金曜よる9時の映画枠
金曜ロードSHOW!です。
通年で話題量が多く、度々Twitterでもトレンド入りしています。
・年間トレンド調査
【クチコミ@係長検索条件】
メディア:Twitter(10%サンプリング)
キーワード:金曜ロードSHOW,金曜ロードショー,金ロー
分析期間:2019年6月16日(日)~2020年6月6日 (土)
スパムフィルター:有効
過去1年間の言及数(RT含む)のウィークリー推移です。
金曜ロードSHOW!も映画同様に最近の方が全体的に言及が多いです。
それ以外で特別盛り上げっているのは11/9。
この日の放送作品は『IT』でした。ハァイ、ジョージィ.
直近で伸びているのは4/10放送回からです。
1年前、2年前の同時期とトレンドに変化があるか比較してみます。
・同時期の昨年/一昨年比較
今年は去年に比べると約2.3倍、一昨年に比べると約4.8倍もの言及数がありました。
今年は特別Twitterで話題になっており、例年に比べて関心の高まりや実況ツイートが多くなっていることが分かります。
映画館には行けないけど映画鑑賞したい、新しい作品はできないけど今こそ往年の名作を観たい、という需要を金曜ロードSHOW!がしっかり拾っていたようです。
まとめ
ステイホームやおうち時間と呼ばれ家の中で過ごす時間が多くなり、映画をよく見るようになったのではという仮説をクチコミ分析から検証してみました。
ステイホーム期間で普段より家で映画を見る人は増えていたようです。
ツールの使い方自体は特別難易度こそ高くないですが今回の分析のポイントを2つ挙げます。
①抽象的な事象の分析から具体的な事象の分析へ深掘り
映画という大枠でのトレンド推移をまず把握
↓
「金曜ロードSHOW!」をサンプルとして分析
②複数の比較軸を持つ
通年でのトレンド推移の把握
直近でのトレンド推移の把握
同時期での昨年/一昨年対比との比較
立てた仮説を多角的に見て様々な観点からクチコミ分析を行い、検証して進めていくのが王道です。
いろんな条件を試しながらバンバン検索していきましょう。
どんな検索条件も7秒以下の爆速レスポンスしてくれます。
そう、BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長ならね。
ソーシャルリスニングの興味のある方はこちら
ホットリンクへの問い合わせはこちら
ではでは、鋭意更新していきます〜