ゴルフ:Topgolf CallawayによるTopgolfの分離
Topgolf Callaway
久しぶりにゴルフについて。思い起こせば、CallawayがTopgolfの買収を発表したのが2020年10月、合併吸収を完了したのが2021年3月。
「Creating a Global Golf and Entertainment Leader」と華々しく発表され、これからは「モノ(Callawayのゴルフ用品)よりコト(Topgolfのエンタメ)」だと、事業の将来性もTopgolfなのかと思っていました。
合併会社のIRもそのような打ち出しでしたが、合併吸収以降の株価はダラダラと下落を続けており、マーケットの期待には応えられていない様子。
https://www.marketwatch.com/investing/stock/modg
Topgolfの分離
そんな中で発表されたのがTopgolfとCallawayの分離。内容を読む限りでは、Topgolfの分離という表現のほうが正しいでしょうか。
Callawayの「モノ」とTopgolfの「コト」ではビジネスモデルがまったく違うので、さすがに相乗効果が出なかったということでしょうか。これもコングロマリットディスカウントの一種かもしれません。
Toptracerの行方
興味深いことに旧Topgolfが持っていたToptracerの事業は新Topgolfではなく、新Callawayに残るとのこと。Topgolfの肝は、複数のカメラでボールを追いかけるToptracerの技術なのかと思っていたら、そうではないのですね。
Toptracerの元を辿ると、Protracerというスウェーデンの会社をTopgolfが2016年に買収したものでした。ゴルフ中継で打球の軌跡を描く技術が元となっているとのこと。
日本では有明にTopgolfができるという噂がありましたが、結局、実現されないまま。ストイックな日本人にあのようなゴルフエンタメが流行るとも思えませんが、Callawayから切り離されたTopgolfはこれからどうなるのか、新規事業を失ったCallawayはこれからどのような事業拡大を目指すのか、ゴルフウォッチャーとして追いかけていきたいと思います。
追記:Golf Digestの記事
Golf Digestの記事に、ToptracerをCallawayに残すことについて説明している部分がありました。正直、あまりピンとは来ませんが。
さて、TaylorMadeはPopStrokeをどうするのでしょうか。