内頚動脈解離#7:脳動脈解離とゴルフ
前書き
2024年5月21日、脳神経外科にて「左内頚動脈解離」と診断され、禁酒、禁煙、禁ゴルフの生活に入りました。自分も予期せぬ通告にかなり狼狽えました。
ググっても、内頚動脈解離に関する情報はさほど多くはなく、これからどうなることやら。同じような道を辿る人もいるかもしれず、自分の経験が何かの足しになればと書き残しておきます。
ただし、医師から口頭で伝えられたことも多く、記憶が定かでないものもありますので、その点は十分にご留意ください。なるべく出典は明示するようにします。
ゴルフはおススメしない
前回の記事に書いたように、世話になっている脳神経外科の医師からは、ゴルフはおススメしないと言われています。首の伸縮運動が内頚動脈解離の患部によろしくないそうで。
私が発症したと推定されているのは、一過性黒内障の症状のあった3月下旬から4月中旬。確かにその頃は近来稀に見るほどドライバーが好調だったころで、ドライバーのヘッドがよく走っていました。一方で、アイアンは悩みに悩んでいた頃で、ずっと違和感を抱えたままでした。はて、どちらかが悪さをしたのでしょうか。
とはいえ、一過性黒内障があったのは、一回目は自宅で動画を見ていたとき、二回目は車を運転していたときで、症状が出る前にゴルフをしていたとしても、24時間以上前のこととなります。特に二回目はゴルフ場に向かう朝の高速道路上に発症しているので、ゴルフをした後どころではなく、ゴルフをする前ですね!
ゴルフと関係する症例
「内頚動脈解離 ゴルフ」でググると、以下のような症例がヒットします。
こちらの症例は左内頚動脈解離で、一過性黒内障や右上下肢の脱力発 作が出る4時間前にゴルフの練習をしていたとのことです。
https://www.jnet-ejournal.org/backnumber/4-1/pdf/4-1-027.pdf
こちらの症例は椎骨動脈解離ですが、ゴルフ練習場でのスウィング後 に項部の筋肉痛のような痛みの後に両肩の脱力感とあります。
https://www.neurology-jp.org/Journal/public_pdf/054020151.pdf
こちらの症例も椎骨動脈解離で、「椎骨動脈解離の原因としてゴルフス ウィングによる外力が考えられた」とストレートに書かれています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jstroke1979/18/1/18_1_70/_pdf/-char/ja
もう20年以上前の記事になりますが、日本救急医学会からこのような報告も出ておりました。
しばらく我慢
昨夜は全米シニアオープンの3日目。2打差で藤田寛之選手がトップを維持。アプローチ練習くらいならとホームコースに飛んでいきたい気持ちでいっぱいですが、ひとまず逸る気持ちを抑えて、もうしばらくは血管の修復を待つことにいたします。